がんの術後化学療法の治療があと1回。
その後は経過観察になりそうです。
ヒト女性型宇宙人たるさん。
子供の頃から栄養がどうも身につかない、
そもそもの体質改善もしたく
漢方の知恵も模索しています。
「自律神経バランスや動脈硬化度を調べる検査、深部体温などの冷え症検査、ストレス度検査」って、現代人として気になりませんか?
世界保健機関(WHO)の伝統医学協力センターの指定を日本で初めて受け、以来、世界に日本の漢方医学の素晴らしさを発信している北里大学東洋医学総合研究所 漢方鍼灸治療センター。自由診療ですが、興味深い。
- 検査は受けられますか。
- 当センターでは、一般的な血液検査のほか、心電図や腹部超音波検査などの検査を受けることができます。また、自律神経バランスや動脈硬化度を調べる検査、深部体温などの冷え症検査、ストレス度検査など漢方薬の効果と関わりの深い検査も行っております。
これらの中には、他の病院では行っていない当センター独自のものも含まれます。詳しくは担当医師にご相談下さい。なお、レントゲン、内視鏡などについては、隣接する北里研究所病院で受けていただくことが可能です。
初診の患者様につきましては、漢方薬の適正使用確認のため、漢方薬服用前の肝機能、腎機能、貧血などの最低限の検査を実施しております。
ただし、他の医療機関での至近の検査結果がある場合には、そのデータをご持参下さい。診療の参考とさせていただきます。
- 「漢方ドック」とはどのようなものですか。
- 漢方ドックでは、脈診・舌診・腹診などの漢方特有の診察方法から「未病」の状態かどうかを「虚実」「寒熱」「気血水」という漢方の概念をものさしとして総合的に診断します。一般的な現代医学的検査では異常がなく、原因がわからないといったような方にもご利用いただいております。
未病とは、まだ病気になっていないが、放っておくと病気になる可能性のある状態のことをいいます。漢方ドックによって未病の状態かどうかを診断することで、生活習慣を見直したり、診断の結果によっては漢方診療、鍼灸治療により、病気を予防することを目的としています。
抗がん剤の副作用で手足のしびれと、点滴から2週間以上経ったこの時期になるとムズムズしたかゆみが出るので、現在も保険適用の漢方薬を服用しています。
がん・悪性疾患【西洋医学的病名:がん・肉腫・悪性腫瘍】
がん治療においては手術・放射線療法・化学療法を基本とする西洋医学的治療を優先すべきです。その上で、全身の免疫力を高めたい場合や、根本的な治療が行えずに緩和ケアの対象となる場合、各種治療の副作用・合併症を予防・軽減する必要がある場合などに漢方薬の出番があります。
保険適応のエキス剤がある漢方薬
十全大補湯
(じゅうぜんたいほとう)免疫力低下など 人参養栄湯
(にんじんようえいとう)免疫力低下、不眠など 補中益気湯
(ほちゅうえっきとう)気力や体力の消耗など 半夏瀉心湯
(はんげしゃしんとう)抗がん剤や放射線療法による口内炎など 牛車腎気丸
(ごしゃじんきがん)抗がん剤や放射線療法によるしびれなど 六君子湯
(りっくんしとう)抗がん剤や放射線療法による食欲不振など
別の病気ではありますが、
今のたるさんの症状と
何となく共通点があるような気がする「むずむず脚」。
何と、現在処方されているお薬3つが共通しています。
むずむず脚【西洋医学的病名:レストレスレッグス症候群・下肢静止不能症候群など】
むずむず脚は、下肢の深部に表現しがたい不快感を生じる疾患で、安静で症状が悪化し、動かすことで軽減するという特徴があります。病態は解明されていないものの、ドパミン神経系や鉄代謝の異常の関与などが示唆されています。女性や高齢者に多く、睡眠が妨げられることで心身に不調を生じやすいことが知られており、包括的な対応が求められます。体質を踏まえた漢方治療により、関連する症状の改善を目指します。
保険適応のエキス剤がある漢方薬
抑肝散
(よくかんさん)不眠、イライラ、症状の日内変動など 芍薬甘草湯
(しゃくやくかんぞうとう)筋肉のけいれん、痛みなど 疎経活血湯
(そけいかっけつとう)腰痛、坐骨神経痛など 牛車腎気丸
(ごしゃじんきがん)耳鳴り、足腰の痛み、下肢の浮腫など 温清飲
(うんせいいん)体のほてり、肌の乾燥、痒みなど
(おまけ)
連日暑い日が続いています。
今日は水族館に行ったつもりで
涼しく過ごしました。
こちらはモントレー湾のシロナガスクジラの調査