化学療法6回予定のうち5回を終え

10日後の血液・尿検査で

概ね標準値だった

ヒト女性型宇宙人たるさんUFOです。

 

今のつらいところは、

しびれと筋肉痛。

 

指先の第一関節までと

足裏ぺラ〜ンと薄皮1枚分がうっすら麻痺?鈍くて

「背中・胸・腹」の筋肉と

「両腕肘から先」の点滴箇所の血管周辺だけ

たまにうっすら痛く感じます。

あまり気に留めないようにしています。

 

昨日は好物のざるそばを自宅で食べ放題できるほど

胃腸は回復。今朝も快腸キラキラ

5回目にして一番好調です。

 

その理由を1つだけ挙げるなら

睡眠だなと思っています。

 

これまでにもこのブログで散々睡眠のことを書いて来ました。

もちろん「睡眠・運動・食事」および

メンタルケアなど複合的なものではありますが、

今日はあえて睡眠を第一と言っておきます。

 

入眠テクニックは後回しで手術や抗がん剤治療中ならなおさら睡眠薬(眠剤)の力を借りてもいい

たるさんUFO

癌の開腹手術を受けるだいぶ以前に

適応障害を何度か経験し

その際に睡眠薬や向精神剤を飲んだことがありますが、

残念ながら合わなかった記憶があります。

 

そのため、癌治療に入ってからも

うんと進化した眠剤があるにも関わらず

飲むことをかなりためらっていました。

 

開腹手術の入院をした時、

代わる代わる担当する看護師さんのお話や、

大部屋同室の患者さん・手術を受けた先輩たちと

看護師さんのやりとりを耳にし、

改めて睡眠薬について

ネットや本で調べた上で

「入院しているうちに試してみたい」と申し出るに至りました。

 

いろんな種類があり、

それぞれに合ったものがありますので、

主治医に相談して欲しいと思います。

 

たるさんUFO

「非ベンゾジアゼピン系
超短時間型:マイスリ―・アモバン・ルネスタ」

  • アモバン(一般名:ゾピクロン):1989年発売
  • マイスリ―(一般名:ゾルピデム):2000年発売
  • ルネスタ(一般名:エスゾピクロン):2012年発売

これらのうちのルネスタ(一般名:エスゾピクロン)が処方され、

現在もこれを必要な時に服用しています。

 

「脳の活動を抑えることで眠りやすくし、睡眠障害などを改善する薬」との説明があり、

服用した感じとしては、

 

手術後や抗がん剤の副作用の痛みや

気になること、明日の心配・未来の心配などが

すーっと少し遠ざかって(手放せて

自然に眠っている感じです。

 

まるで

メガネかけたまま

うたた寝した人のメガネを

家族がそっと外して

手の届く卓上に置いてくれるような

優しいイメージです照れ

 

0時前に服用して、トイレに3時頃目覚めることもありました。朝起きて残っている感じは全くありません。

 

最近は、抗がん剤の点滴当日から10日間くらい

毎晩服用しています。

それより早く服用終了することもあります。

 

抗がん剤3回目までは飲む日と飲まない日を

よく比べてみました。

 

毎週の血液検査等の結果も見て、

肝臓や腎臓にも影響がないかも含め、

自分は飲んでも大きな害が全くないことを

確認し納得できました。

 

抗がん剤4回目から、我慢せずに

眠剤の力を借りるようになったら、

睡眠が充実して回復力が高まりましたニコニコ

 

必要な時にお薬の力を借りておいて

飲まない日にも眠れるとなお一層

自分の睡眠に自信がつきます。

 

 

がんでも生きるには筋肉量が大事眠っている間に筋肉もつくられる遠回りでも睡眠が第一

 

闘病生活半年を超え、散々色々調べて来ましたが、

現在の人類の知恵と技術では

 

・がんで必ず死ぬことも出来ないし

・絶対がんで死なない人生にも出来ない

 

つまり、0でも100でもない間を

全人類は右往左往するしかありません。

 

そしてがんとの勝負は

まるでオセロゲームで

たった一手でガラリと

勝ちに転じたりすることもあります。

 

しかも、筋肉量を増やすことで

オセロ盤の枠、あの緑のフェルトの

マスの数を増やすことが出来ます。

 

「筋肉量を維持あるいは増やすことが

がん治療を成功に導く、あるいは

がんと共存して長生きするためのポイント」と

佐藤先生(後に掲載する動画リンク参照)も仰せです。

 

ところが、

筋肉が減ってしまうがん患者に共通する特徴があり、

その筆頭が「睡眠障害がある」だそうです。

 

元々全般的に筋肉量の少ない日本人。

確かに大事なことなのですが、

つい「体を動かす」「高タンパク」に

先に気が行きがちです。

 

実は世界的に「睡眠時間も」少ない日本人。

がん闘病中の人も、そうでない人もみんな

睡眠に目を向け「あなたの睡眠」を高めてほしいお願い

 

 

がんが見つかるのは

一人が巻き込まれる災害みたいなもの。

みんな巻き込まれる災害だって

いつ起こるかわからない。

 

毎日が人生の貴重な1日。

なんでもない日には

よく眠れた朝を一つでも多く

一人でも多くの方々が重ねていくことを願っています。

 

外科医・がん専門医「佐藤典宏(さとう のりひろ)」のYouTubeチャンネル

 「がん」の予防・診断・治療・セルフケアについて、幅広く発信します。