子宮体がんの
術後化学療法を受けている
ヒト女性型宇宙人たるさんです。
ここまで大病なく生きてきましたが
小学2年までに2人、
ともだちが病気で
亡くなりました。
どちらも亡くなった後に
その事実を知らされただけで
経過の詳細はわかりません。
インターネットもブログもない
子供時代だったので
誰かが語って聞かせてくれるか
テレビか、
本や新聞を読むか。
そんな宇宙人たるさん、
初めて読んだ闘病記は
学校の図書館にあった
「さと子の日記」でした。
窓際のトットちゃんと
同じ頃に読んだかも。
がんを含め、
病気にかかって治すことは
とても個人的な体験。
今はたくさんの方が
SNSやブログで
発信してくださるので
とてもありがたいです。
そんな投稿を読んだり、
誰かのエピソードトークを
聴いたりする他に
宇宙人たるさんが好きなのは
「統計」を見ることです。
ときどき統計を見て、
日本全国、世界中で
「こんなにもたくさんの同士がいる」と知ることが
たるさんには
とても励みになります。
今朝は
女性のがん部位別罹患率を見ました。
日本の女性で多いのは、
年度にもよりますが、
乳がん。そして大腸がん。
たるさんは子宮体がんですが
2017年は膵臓がんがより多い。
知らなかったな。
結腸、直腸はたるさんも
毎年内視鏡検査で
ポリープ取ったりしているので
今後も気をつけよう、
などと考えたり。
そんなこともまた
時間と共にすぐ忘れるから
ときどき、何度も
統計を見て、
自分と照らし合わせたり、
それと闘う誰かと
その家族に思いを馳せたり。
人数分の闘病記のもとになる
事実が世の中には存在する。
記されることがないとしても。
統計データは「1人」の集積で
そこには個性がありません。
同じ命の重さだけが
感じられる気がするのです。
1日24時間ということと、
統計データの「1人」、
この二つってかなり平等だなと
たるさん思ったりします。
お金があろうとなかろうと、
友達がいようといまいと、
若くても歳をとっていても、
1日は24時間って超平等。
(あんま人の時間奪うなよ、人類。)
でもね、例えばがん統計ならば、
がんと診断されるためには
全員が医療にかかっている。
そのアクセスのしやすさには
個人差があり、
ここに加えられるべき「1人」に
入れてもらえない個人も
存在するよね、とか。
ぼんやり考え、そして
この空の下
たくさんの人が暮らしていて
名も無き誰かもまた闘っている、
ひとりじゃないって励まされる。
今朝もそんな時間を持ちました。
部位別がん罹患率(女性)人口10万人対(2017年)
1位 乳房 約140人
2位 大腸 約100人
3位 結腸
4位 肺
5位 胃 約60人
6位 子宮(頸部、体部、その他を含む)
7位 膵臓
8位 直腸
9位 子宮体部 ←宇宙人たるさん
10位 悪性リンパ腫
11位 甲状腺 約20人
12位 卵巣 約20人
13位 肝臓
14位 皮膚
15位 子宮頸部
16位 胆嚢・胆管
17位 腎・尿路(膀胱を除く)
18位 口腔・咽頭
19位 白血病 約10人
20位 膀胱 約10人
21位 食道
22位 多発性骨髄腫
23位 脳・中枢神経系
24位 咽頭
上記のグラフあり。
各部位や全体の統計についてはこちらもどうぞ。