前回のつづき。
大学は月数千円の寮生活ではじめましたが、社会人生活は都内で家賃2万6千円の風呂無し四畳半で始めた宇宙人。
今回からは人類の女性型の宇宙人たるさん、と呼ぶことにします。自分やけど。
当時は歩いて5分以内の銭湯が2つ3つあり、回数券を買って通い、
入浴中にコインランドリーで洗濯、帰って小さな窓で干す、という
神田川せっけんカタカタ生活でした。待ち合わせは洗濯物。
そして、当然あの日がやって参ります。湯船に浸からないまでも、
ポタポタたらしながら脱衣所から浴室へ行くわけにいきません。
「タンポン使ったら。友達の〇〇ちゃん、中学の体操部の時から使ってる言うてたで。」
またしても母のアドバイス。
そして後日、女子だけになった職場休憩室でサバサバ系女性の先輩に
唐突に「あの教えて欲しいんですけど。タンポンてどないして使いますのん?」と聞いたら、「こうやってな」と、
注射器できゅっと押す仕草をしてコツを伝授。息を止めずに吐きながらが良いとか。ほほう。
薬局でタンポンを購入すると詳しい説明書も入っていて、納得。
結論から言うと、取り出す時のヒモさえちゃんと外に見えていれば大丈夫。
個人的な使用感としては、タンポン使う方が、お腹に無意識に入る力が
なんとなく緩和されて生理痛みたいなものがなくなりました。
ただし、一部の方はアレルギーというか、アナフィラキシーショックなどもあるので慎重に使ってね。
使えると慣れてしまえば多い日も快適。毎回使っていました。あの日までは
それは多忙な師走のことだった・・・
タンポンでびゅーから10年以上経ったある日のこと。シゴトがめちゃくちゃ忙しい中、
有給を年内にもう1日取らなきゃならなくて(何それ)、お休みを取ってお出かけしました。
いつも使っていない駅で工事中。トイレだけ先にできててとても綺麗なトイレだったんです
さて、タンポンとナプキン交換しましょう、と見てみたら、🈚️ない!!ひもがない!!何?!
ふだんの判断力だったら、ナプキンだけ替えて一旦帰宅するなどしたと思います。
その時の私はあろうことか「タンポン使い忘れた」と誤認。追加してしまったのです。
外出中は何も問題なし。
でも、夜になってなんか変、翌日もなんか変、翌々日土曜日。ネットで見つけたレディーズクリニックに行きました。
(この2行の行間の心のジェットコースターはえぐいです。筆舌に尽くせません
)
ネットでは何日も経ってから受診した例などもあったけど
もしも同じようなことになったら、正しくはすぐ当日に婦人科へGOだよ!!
選んだのは、職場の最寄駅。かなりの数のクリニックがあるから、というのが理由。
競合が多ければ感じ良くやっているはず。公式ホームページも綺麗。充実。
行ってみたら、比較的新しい小さめのオフィスビルの中にあり、エレベーターが開いたら広い待合室。
大きくておしゃれなリスマスツリーがドーンとあり、
診療開始から間もないのに若い女性が2、30人いました。
絶対に宇宙人たるさんが最高齢でした。でもそれより
「こんなにたくさんの女性が婦人科を利用するのか」と感心しました。
人生2度目の婦人科の受付を済ませた宇宙人たるさん。なかなか診察室に呼ばれません。
何が起きたのか。続きは次回