【インタビュー企画】〜麺処 まるは BEYOND Feeeal旭川 編 前編〜 | たるビートのラーメンblog from 旭川

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司会のたるビートです。

@旭川市
たるビート飲食店インタビューを略した企画!『たるインタ』第16回目前編スタートです!


※たるインタとは

セイブザアサヒカワグルメをモットーに、現在の情勢に合わせた『新サービス、メニューの開発』や『あの店あの店主はどんな人?』などのお客さんとお店がより近い関係になれるような情報発信をしております!

たるビートが気になっている方や店主様からご紹介頂いた方との一問一答形式のインタビューとなっております。


第16回目のゲストは今回も旭川市外枠からのゲストです!
旧丸井今井の跡地に出来たFeeeal旭川。
その地下一階にある北海道ラーメン催事場こと『北海道ラーメン紀行』に札幌の人気店が来てます!

ラーメンWalker GP2019年北海道総合部門1位の人気店!
北海道ラーメン紀行には5回目の登場!
店主にはBEYOND、RISE、フィール旭川店について大変詳しく教えて頂きました!
かなりのボリュームとなっており、前編、後編の2部構成となっております!

では前編をご覧ください!

※因みにインタビューはLINEを通して行いました。途中対談の様な、LINE会話の様な表現、絵文字等は店主らしさを残してそのまま反映させて記事にしております。

1.店名、創業年、Feeeal旭川に出店されたきっかけを教えてください


麺処まるはBEYOND 

201312.15

麺処まるはRISE

 2017 5.26

北海道ラーメン紀行の出店のきっかけはオファーが来たからですw

様々な地域の方、より多くのお客様に当店の味を楽しんでいただけたらと思い、道外の物産展や野外イベントにも積極的に出店させて頂いています(^^)

 

2.店主の氏名、経歴、修行先について教えてください

長谷川凌真

高卒、大学中退w

中退後、親父の癌が発覚。

父が経営していた"麺処まるは健松丸"にて1年半程勤務。

 

3.店名の由来は?

BEYOND

(超える、凌ぐ)

親につけてもらった名前、凌真からとりました。

親父の"まるは"を超えるという姿勢、流れていく時代に飲み込まれないように、今の自分自身も常に超えていくという向上心を示しました!

ちなみにが考えましたw

RISE

(昇る、日の出)

父親が朝也(あさなり)といいます。

朝よりも早い時間帯という意味で、日の出を表す""と書いて息子に(あき)と名付けました。

それを変換!

BEYONDオープンから3年ほどたち、RISEをオープンさせ、自分自身も成長していきました。

クオリティの高い店舗として昇っていく決意を表現しました!

ちなみにこれもが考えましたw

 

4.開業のきっかけや創業時の様子や思い出は?

大学に通っていた頃、親父の店が京都の北海道物産展に出店しました。

人手不足だったらしく、手伝いを頼まれ、そこで初めてラーメンを作りました。

京都のラーメン店の店主さんや、独立願望のあるスタッフさんが勉強がてら手伝いにきていて、ラーメンに対する熱い想いを聞き、自分も熱くなり、自分の味を作ってみたいと思いました。

そこで大学中退を決意。


札幌に帰ってから、親父の店以外でオススメの修行先が無いか聞くと、癌だから手伝ってくれと嬉しそうに言われました。

泣きながらラーメン業界に入る事を決意し、馬車馬のように働きましたが、20134月に親父が他界。

それに伴い自分の判断で6月いっぱいで閉店。

やはり継ぐのではなく、自分の味で勝負したいという事から、借金、場所探し、味作りを1からやり遂げました!

創業時は、亡き父のおかげでテレビになまら出ました!笑

そしてなまら忙しかった!

22歳、修行経験1年半でオープンさせたので考えが足りず、すごく大変な思いをしました。

スタッフの確保もしてなかったので、家族やまだ学生だった友達には本当に助けられました。


営業中に仕込みを出来るようなレベルではなかったので毎日店に泊まり込みでスープを炊いていましたし、週に1度の休みも経理関係や銀行に行ったり、足りないものを買いに行ったり、、、笑

大変でしたけど、それがあるから急成長出来ました(^^)

それからはかなり慎重に物事を考えるようにw

 

5.父との思い出や、ラーメンに関するエピソードを教えてください(読者マツ☆さんより)

ラーメン屋になってからの思い出といえば、やはり敬語のやりとりに苦戦しましたね笑っ

店で敬語を使わなくてはいけない事は勿論、間違えて家でも敬語を使って

"家では敬語じゃなくていいんだぞ"

と面白がって何度かイジられました。笑

親父に対してイライラしたりキレたりもしていましたし、まだまだ子供でしたね!

健松丸時代は1年間ぶっ通しで"週替わり限定"を提供し続けました。

毎日あのドロドロスープを濾して、大量の仕込みをし、5種類のスープを作り、お客様に商品を提供し、それでも限定の試作をする暇を作らなければならない。

だからどんどんスキルアップしました(^^)

その頃は夢中でやっていて何も感じていませんでしたが、今思えば、そうやって課題を出す事で自分をスキルアップさせてくれたんだと思います!

 

プライベートでいうと、お互い酒好きだったので、よく呑んで潰されていましたw

子供が潰れるまで飲ませるって大人気ないと思いますがw

多くを語らないけど、知的で気さくな面倒見の良い、素晴らしい父親でした(^^)


6.父のラーメンに対する想いをどの様な気持ちで受け継いだのでしょうか?(読者マツ☆より)

正直なところ、思い当たりません。笑

実際に働いていた期間が短すぎることや、健松丸で勤務していた時も

自分は15:00〜3:00勤務

親父は11:00〜15:00勤務

が多かったので。

毎日癌センターから外泊許可を貰い、外泊して11:00〜15:00まで仕事をして、仕事が終われば病院に帰っていく。

そんな親父でしたが俺は絶対に嫌ですしw

ただ、親父の仲良かったラーメン屋さん達に支えられて今の俺があります。それが親父から受け継がれた財産かもしれません!

 

7.ラーメンのコンセプトについて教えてください

BEYOND

毎日でも食べられるラーメンをコンセプトにしています!

インパクトよりも調和

炊いたスープからでる油も固めて捨て、別でとった香味油を用意。

必要な分だけ入れています。

また、商品によってスープの配合、香味油、麺を変えて、全く違った表情になるように作りました!

 

RISE

飲み干す一杯をコンセプトに!

BEYONDで培った技術をもとに、他にはないようなオンリーワンの商品を提供。

こちらも調和が主体ですが、新しい、変わった商品作りを心がけています!

 

「フィール旭川」

5度目の出店なので、店舗でやっている商品ではなく、今作りたいなと思うものを作ってきました!

鶏油の香りを楽しむ商品作りで、それぞれスープも少しずつ変えています!

 

8.スープについて

 BEYOND

・魚出汁

煮干や節を一晩水出汁して旨味を抽出。当日の朝に火をかけて沸騰寸前まで火を入れて使用。

 

・鶏豚清湯

鶏ガラ、豚骨、チャーシュー、香味野菜を時間ごとに足していき、合計8時間ほどで出来上がります。

 

・豚骨白湯

背ガラ、モミジ、豚足等を半日ほど煮込み完成。

 

・限定スープ

その時によります笑

 

RISE

・貝出汁

昆布出汁を一晩かけてとり、アサリ、ムール貝、を入れて当日の朝に炊き上げます。

 

・魚出汁

片口鰯、アジで一晩水出汁です。

 

・豚清湯

豚骨、チャーシュー、香味野菜で炊き上げます。

 

・限定スープ

上に同じです!笑

 

「フィール旭川」

・鶏豚清湯

鶏肉、豚肉香味野菜でスープをとっています。骨を使わない分早く炊き上がり、かなり上品に仕上がります。

 

・和風出汁

昆布、煮干、酒、みりん、水で作っています!

 

・限定スープ

これもその時に、、、てしつこいかw


たるビ

「いえいえ!

ぜんぜんしつこくありません赤裸々にありがとうございます(^^)

フィール旭川でも違ったコンセプトのラーメンですか!

凄すぎます(^^;)

因みにフィール旭川ではフィール店内でスープを仕込んでいるのですか?」

 

店主

「和風出汁はこっちで炊いてますよ!

清湯は、RISEで濃く炊いて冷凍したものを持ってきています!

それに水を足して、鶏肉と臭み消しの野菜を足して仕上げています!」






さぁ!これにて前編は終了です!
この後の後編も若き店主が赤裸々にお話ししてくださっております!
文字数制限により後編に続きます(笑)



一句

実力者
手の内公開
惜しまない

ダイレクト川柳