脳にまかせる勉強法は40代でも記憶力日本一になれる
日本記憶力選手権に40代半ばで初挑戦し、「6年連続記憶力日本一」、トニー・ブザン主催の世界記憶力選手権で「日本人初の世界グランドマスター」に輝いた著者、池田義博さんによる勉強法です。
40代半ばで記憶力日本一に輝いた著者のノウハウは、同年代の私にとっても希望となる内容の本でした。
いつからでも脳は鍛えられるという近年の研究結果もあり、勉強することは一生大切な行動です。
本書の中で、紹介されているのは主に2つの方法です。
- 3サイクル反復速習法
- 1分間ライティング
3サイクル反復速習法
同じページを3回勉強しながら進める学習方法です。
1→1→2→1→2→3→2→3→4→3→4→5→4
のような形で、1歩下がって2歩進むような順番で3回同じページを勉強するような方法です。
また、分からないことがあっても答えを見ながら、速度を重視して解いていくのがポイントです。
私の勉強方法もこの方法をベースに最終的には7回繰り返すようにしています。
試してみた結果、私は覚えが悪いので、復習回数は増やしました。
1分間ライティング
前日に学習したことを1分間で何も見ずに思い出して、ひたすら書いていく方法です。
簡単に思えるかもしれませんが、やってみると非常にキツイです。
脳にとって思い出すことは、非常に負荷の高い作業で、自分がどれだけ覚えていないかを痛感しますし、理解の足りなさを実感します。
だからこそ、勉強法として効果的なのだと思います。
別の本の中で、医師の安川康介さんも脳に思い出させることの重要性を書いていました。
まとめ
上記はあくまでも一部の学習方法を抜粋していますが、本書の中では脳にまかせるということをテーマに、記憶術の方法を詳細にまとめています。
脳をだまして記憶力をあげる内容などは、新鮮でした。自分が覚えられない理由を言葉として説明された気持ちです。
復習の方法と1分間ライティングは、
誰でも取り組みやすい内容でありながら、記憶力日本一の著者ならではの説得力がある方法です。
私も実践として取り入れてみた結果、非常に効果的です。
まずは本書を読んで、一度で自分の学習に取り入れてみることをおすすめします。