失業率は日本より高いフランスでも実は働き手不足。
知り合いの不動産測量技師の事務所では、2年ほど前にベテラン技師が退職してからその後釜が見つからないままで困っています。
事務所経営者の技師曰く、イマドキの若者はお給料よりも生活の質を重視するのでお給料を多少アップしても就職してくれないそうです。
不動産測量技師とは、土地や建物の面積を測ったり、エネルギー消費レベルなどを計算する職業。
私の知り合いの技師は、個人の一軒家やアパルトマンなどを訪問して測量することが多いです。
住んでいる人がいないと家に入って測量することができないので、仕事をするのは正午から午後2時 （ランチを自宅で食べる人もいるから）、または住んでいる人が帰宅する夕方以降というタイミングになります。
先日、22歳の若者を面接しましたが、若者は結局は仕事を断ったそうです。
若者が就職を断った理由は
「正午から午後2時の間は、友達と筋トレするのが日課だからその時間帯に仕事はできない」 。
ちなみにお給料は年収700万円 （いわゆる新卒で！）、会社の車使い放題、燃料費は会社持ち、スマホも同様、住居費援助も勤務時間内の食費援助も有り、フランスなので労働時間は基本週３5時間、超過勤務の場合には手当がつき、有給休暇も年7週間しっかりもらえる、という条件。
友達は確かに大切だけどねぇ…。
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