星馬場杏菜さん (ピアノ) はんなりお姉さんは、休日ピアニスト

 

馬場杏菜(ばんば・あんな)さん

1994年12月、京都市生まれ。滋賀県栗東市育ち。

ノートルダム女学院中学・高等学校卒業→同志社女子大学学芸学部音楽学科演奏専攻鍵盤楽器コース卒業。

 

 2022年現在、ホテル業勤務。休日中心にソロや声楽の伴奏を中心に演奏活動を行っている。

 

              

       

             

    

    

1 京都・滋賀

〇滋賀県栗東市(人口69000) 馬のまちはアスリートの宝庫

 私が育った滋賀県栗東市は、日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターがあることで「馬のまち」🐎・「騎手武豊さん(京都生まれ)の育った町」として有名かと思います。

 騎手以外にも、多くのプロ野球・サッカー選手を輩出しています。

 

             

 

 東洋経済新報社が毎年発表する「住みよさランキング」では、2005年には全国1位になったこともあります!

 

〇京都

 鴨川が大好きで、よく鴨川でのんびり過ごします。

 

   

    

〇音楽環境

 家族に音楽関係者はおりませんが、ピアノを始めると同時にグランドピアノを買ってくれるなど、私の「ピアノをやりたい」という気持ちにとても理解のある家庭でした。

              

                (6歳

 

〇音楽を始めた時期

 5歳のとき、お友達と一緒にYAMAHA音楽教室の体験に行った際、ピアノに一目惚れしたためです(笑)。

 

       

 

 お友達は、ピアノに興味がなかったようですが、私は「1人でも習いたい」と言い切って始めたそうです(笑)。

                 

(年1回来日された際に毎年レッスンを受講していたペーター・アイヒャー氏)

 

        

2 小学生時代

〇部活動

 ダンス部に入っていました。地元のイベントやお祭りに参加して、皆の前で踊るのが楽しかったです🎶

 

    

 

〇音楽活動

 とにかく、コンクールを受けまくっていました。

 ピアノを弾くことより、ただただ(可愛いドレスを着て舞台に上がるのが好き)という感じで、良くも悪くも緊張したことはありませんでした(笑)。

 

 

〇ヴァイオリン

 実は、小学生の頃は、ヴァイオリンも習っていましたが、中学受験を機にやめてしまいました。

 

 社会人になってから、会社の吹奏楽部に所属していたため、忘年会では毎年ヴァイオリンを演奏していました。

                 

 

3 中高一貫校 ノートルダム女学院(京都市左京区鹿ヶ谷桜谷町)

 

  

〇学校紹介

自然豊かで閑静な場所にあり、落ち着いて勉強に励める環境でした!

毎朝、坂を登って登校するのは、とても大変でしたが💦・・。

 

 

 

 学校の裏がすぐ山なので、サルイノシシがよく運動場に現れていました(笑)。

               

 

 今でも学校に遊びに行くと、先生方が覚えて下さっているのも、とても嬉しいです!

 

   

            (2021年。訪問)

 

〇部活動

  特進クラス (毎日7時間授業+土曜日も授業) にいたことと、ピアノにも力を入れていたこともあり、部活には所属せず帰宅部でした。

 

  ですが、学校のコーラスクラブの伴奏オーケストラクラブと共演など、とても貴重な経験をさせて頂きました。 

 

          

 

〇JK時代

 とにかく「マイメロ」(サンリオのキャラクター)が大好き(今でも好きですが)で、身の回りのものは全てマイメロでした(笑)。

 

 ファッションやメイクにとても興味を持っており、友達と関西コレクションや神戸コレクションを見に行ったりしていました!

 

           

 

 足が細くなるようにと、授業中に厚い資料集を太ももに挟んで60分耐えるびっくりゲームをしてたことがあります (苦笑)。

 

           

 

4 同志社女子大学 学芸学部音楽学科演奏専攻鍵盤楽器コース

〇進学理由

 実は高校時代、コンクールでの結果を求めることに疲れてガーンしまい、ピアノとは少し距離を置き、高3の春まで音楽学部以外の受験を考えていました。

                      

 ですが、最終的に「何を一番勉強したいか」と真剣に考えた時、「もう一度音楽を学び直したい」と思い、周囲からも音楽の道へ進むことを勧められたことで、音楽学部をめざすことにしました。

 

 受験まであまり時間がなく、とても大変でしたが・・・。

 

 

 芸大・音大の受験も勧められましたが、私の中では総合大学進学というこだわりがあったので、同志社女子大学の音楽学部を選びました。

 

              

 総合大学だと、音楽以外の一般教養で受講できる授業の選択肢が広がると考えたからです。

 実際、社会学部の授業や薬学部の授業をたくさん取り、大学では満足のいく勉強ができました!

 

                       

 

〇大学紹介

 同志社女子大学は、京都市内にもキャンパスがありますが、私が通ったのは、京田辺市キャンパスです。

 校舎がとてもきれいで、ホールや練習室などの設備も整っています。

 

                 

 

 おしゃれドレスな子、可愛い子ラブラブもとても多く、華やかな雰囲気です。

 先生方もフレンドリーで、親身になって下さる方がとても多かったです。

 

                

    
                 

〇音楽活動

 大学ではコンクールのためにピアノを弾くのではなく、「もう一度ピアノと向き合い直したい」という思いで入学しました。

 

 なので、コンクールなどは受けず、心から純粋に音楽と向き合えた4年間だったのではないかと思いますし、またピアノが好きになった4年間でもありました。

 

    

〇エピソード

  4回生の時の学内リサイタルで、師事している中野慶理先生と、わたしが特に大好きなシューマンのピアノコンツェルトを演奏できたことです♪

 

 

   

           (ハワイのバーガーは大きい)

5 ピアノトーク

〇ピアノの魅力

 多彩な音色。一台でオーケストラを表現出来ることです。

 

    

 

〇愛用のブランド

 自宅にあるのはYAMAHAですが、「スタインウェイ」と「ファツィオリ」が大好きです!

 

    

                 (ハリウッド)

 

〇好きな演目

 基本的にロマン派音楽が好きで、よく演奏します♪

 

   

◎ショパン:

 繊細さ、美しさ、哀れさが魅力です。

 ショパンの甘いメロディーには、美しすぎてため息が出てしまうほどです。

 「舟歌」「ソナタ3番3楽章」がとても好きです。

 

  :

 

◎リスト

 勝ち気な性格が、自分と合う気がします(笑)。

 煌びやかで華やかで、「魅せてなんぼ!」というところが好きですし、相性がいいです。

 「ラカンパネラ」「スペイン狂詩曲」「オーベルマンの谷」が好きです。

   
◎シューマン:

 シューマン独特のポリフォニーに、病みつきになってしまいます。

 フモレスケの冒頭の和声なんかは、「あぁ・・・シューマン、好きラブラブってなります、、、

 「交響的練習曲終曲」「謝肉祭終曲」「ピアノコンツェルト3楽章」など、とにかく異常に明るい時のシューマンがとても好きです。

 

                 (ケアンズで)

 

〇心掛けていること

 自分の感性は大切にしつつ、楽譜を忠実に分析し、作曲者のメッセージを汲み取るようにすること。

 また、それをどのように表現するのか、一つ一つ意味のある打鍵をするようにすることです。

 

 

〇難しいこと

 身長152センチと小柄で、手も小さいため、オクターブの連続や和音で重厚感を出していくタイプの曲にはいつも苦戦しています。

 ベートーヴェン、ブラームス、ラフマニノフなどは、とても苦手です。

 

 体型的な問題もあり、深い音をどのように出すか (身体の使い方など) 、フォルテの表現の仕方など、課題は山積みです。

 

    

〇受賞歴

2006年ヤマハヤングピアニストコンサート滋賀本選会金賞。

第19回〜第24回JPTAピアノオーディション奨励賞。

第9回大阪国際音楽コンクール入賞。

第27回滋賀県ピアノコンクール中学校部門第1位など

 

   

 

 印象深いコンクールは、第27回滋賀県ピアノコンクールです。

 地元のコンクールということもありますが、毎年受けていたことや、一位を頂けたこともあり、とても思い出に残るコンクールとなっています。

 

 昨年(2021)、第39回大会で招待演奏者として出演させて頂けたことは、

とても光栄に思っております。

 

                  (招待演奏)

 

〇印象深いコンサート

 琵琶湖汽船様の「ビアンカ号」にて、GWランチタイムコンサートをさせて頂いたことです。

 琵琶湖の上で弾くピアノは、特別感がありました♪

 

 

〇海外留学

 留学経験はありませんが、今年(2022)の夏、ポーランドの音楽フェスに参加させて頂けるお話を頂いていたのですが、コロナ禍のため、なくなってしまいましたのは残念でした・・・。

 

                (シンガポールで)

 

〇尊敬する音楽家

 2005年の第15回ショパン国際ピアノコンクールで優勝した、ラファウ・ブレハッチ(1985- ポーランド)の大ファンです。

 また、クリスチャン・ツィメルマン(1956- ポーランド)も大好きです。

 

    

6 プライベートトーク

〇特技

 どこでもすぐに眠れること(笑)です。

 

   

               (シンガポールで)

〇趣味

 カフェ巡りが大好きです。

 昔ながらの喫茶店から、最近の韓国カフェまで幅広く足を運んでます。

 


 

 

 写真のカフェは、インクカフェさんでのもので、2Dカフェと言われており、まるで絵本の中にいるような写真がたくさん撮れることで人気です!

 

 またスタバも大好きで、新作フラペは毎回絶対に飲みます(笑)。

 

       

〇好きな食べ物・お酒

 フルーツ、スイーツ全般に好きです♫

 お酒はあまり得意ではないのですが、果実酒を好んで飲みます。

 

   

                (シンガポールで)

 

〇ファッション

 ステージ衣装のドレスは、小学校6年生の時から「本番はピンク!」と決めていて、ほぼピンクばかり着ています(笑)。

 デザイン違いでたくさん持っています!

 

 

 

 私服ではピンクはあまり着ず、白黒の組み合わせが好きです。

 お友達とよくテーマを揃えてコーデを組んだりしています♪

 黒ベースが多いですね!

 

    

     

 カジュアル〜清楚系まで、TPOに合わせて服を選んでいます。

 

    

 

 ドレスも好きですが、お着物もとても大好きです。

 

    

 

 今は、「レトロ着物」というものがトレンドだそうで、レースやパールをつけたり、髪の毛にもお花をつけるなど、現代風アレンジで可愛らしいのが特徴です。

    

    

             (後ろ姿もカワイイピンクハート

〇メディア

 ホテルの紹介で、フロントスタッフとして「びわ湖放送」に出演させて頂いたことがあります(笑)

 

 

〇スポーツ

 サッカー観戦です!

 大学時代は、サッカーサークルのマネージャーをしていました。

うっちーこと内田篤人選手の大ファンでした!

 FCバルセロナをずっと応援してます⚽️✨いつか本場で試合を観るのが夢です!

 

 

〇カラオケ

 学生時代はよく行きましたが、社会人になってからは機会が減りました。

 ピアノを習っていると歌が上手いと思われがちですが、私は下手です(笑)。

 

   

〇アルバイト

大学時代に、塾講師とアパレル店員をしていました。

 

  

〇海外

 海外旅行は大好きなので、コロナ以前は毎年行っていました!

 ロサンゼルスの雰囲気がとても好きでした!

 アカデミー賞の時期に行ったので、特に街中が賑わっていて印象に残っています。

 

                 (ロサンゼルスで)

 

     

                  (ケアンズで)

 

      

                    (ハワイで)    


          
               (ケアンズで)    

 〇国内旅行

 昨年(2021)の夏、はじめて東北地方を巡りました!

 自然豊かで、関西では見かけないような木々もあり、とても新鮮でした。

特に青森の奥入瀬渓流がお気に入りで、また行きたいなと思っています。

 この旅行中も、スタバ巡りしました(笑)。

 

〇テーマパーク

 ディズニーランドが大好きで、幼い時から、1年に1度は必ず行っています。

 

 

 世界のディズニーランドを制覇することが目標です。

 まだ日本とロサンゼルスの2カ所しか制覇出来ていませんが、コロナが収束にむかえば、パリとフロリダに行く予定です!

 

 

〇これまでに会ったすごい人

 中学3年生の時に、京都大学ips研究室にて、山中伸弥教授の研究を見学させて頂きました!貴重な経験、思い出です。

 

   

 

〇ペット

動物は大好きなのですが、現在は残念ながら飼っておりません。

代わりに、家中に動物のぬいぐるみ置いています🧸私の癒しです🧸

 

    

〇日本史

 高校の時の担任が日本史オタクの先生だったので、私も日本史は大好きです。日本史Bまで取得しております。

 

 京都は歴史の宝庫。歴史や文化は好きなので、社会人になってからは京都検定も受験しております。

 

   

                 (ケアンズで)

 

7 大学卒業後の足跡と現在の音楽活動

〇ホテル勤務と演奏活動

 2017年3月に大学卒業後、ホテル業界に就職いたしました。

 業務内容が多岐に渡り、色々なことを学べるのもこの仕事の魅力だなと思います。

 最高のおもてなしを追求し、ゲストの方から頂く「ありがとう」「また来るね」のお言葉、笑顔にやりがいを感じます。

 

 

 卒業直後は、新人演奏会に出演したり、コンサートを開催したりと音楽活動にも力を入れておりましたが、やはり本業との両立はハードで、社会人2、3年目は、伴奏のみ引き受ける形で音楽活動を続けておりました。

 

 そのような状況ではありましたが、色々な方から嬉しいお声掛けを頂き、演奏する機会をたくさん頂戴し、ピアノを続けてきました。

 

    

                   (ハワイで)

〇「Baigneuses a Sakira」(バニュルス・ア・サキラ)のメンバー

 2018年から、「栗東芸術文化会館さきら」が主催する「さきらで1人ピアノリサイタル」で出会ったメンバーで結成された7人のピアノ集団「Baigneuses a Sakira」のメンバーとしても活動しています。

 

 メンバーは年齢も職業も経歴も本当にバラバラで、共通点は「さきら」で出会ったということと、音楽を心から愛しているというところですかね(笑)。

 

グループ名の由来は、デオダ・ド・セヴラック(フランスの作曲家 1872-1921)の研究をしているリーダーの方が、セヴラックの名作、「日向で水浴びする女たち(バニュルス=シュル=メルの思い出) / Baigneuses au soleil(Souvenir de Banyuls-sur-Mer)」から、インスピレーションを受けて、決められたそうです。

 メンバーは男性もおりますので、ちょっと「あれ?」ですが(笑)。

 

 2018年7月から毎年1回、「さきら」でコンサートを開催の他、「森田ピアノ工房」様(京都市山科区)でエラールピアノコンサートを開催したりしております。

   

      (森田ピアノ工房様にて、エラールでのコンサート)

         

  (鴨川で水遊び。リアル「日向で水浴びする女」 笑)

 

〇今後 ピアノは切れない縁

 高校時代にピアノから離れたにも関わらず、大学でピアノの世界に戻り、一般就職したにも関わらず、たくさんの方から演奏機会を頂き・・・と、私はピアノと切っても切れない縁があると強く感じております。

 

 元々、ピアノを本職にするつもりはなく、今もその考えは変わっていませんので、これからもホテルマンでありながら休日ピアニストというのが、私のスタンスであり個性なのではないと考えています。

 

      

 

 私の演奏を好きと言って下さり、応援してくださる方が1人でもいる(ありがたいことです)かぎり、これからもピアノを弾き続けていきたいと思っております♪

 

    

                (シンガポールで)

〇SNS

Instagram→I.am.annchan_

(Passをかけている為、お手数ではございますが申請をお願い致します)

 


 

 

(取材を終えて)

 とにかく華やかな方。

 惜しみなく、たくさんのお写真を提供いただき、ファッション誌みたいに、写真を眺めるだけでも楽しい内容になりました。

 

 本業のお仕事とピアノの両立は大変だと思いますが、小柄ながらパワフルな方ですので、これからもご活躍されることでしょう。