〇「真説・薩長同盟」第7章
坂本龍馬と黒田了介⑤
「黒田了介は、西郷の指示ではなく自分の意志で来た」
この2001年の私の見解（『真説・薩長同盟』）を、どこかの教授は、しれっと自分の発見のように、書くわけですよ。
〇町田明広論文（2016）
黒田清隆の長州藩への派遣（慶応元年十二月）について、これまでは主として、西郷吉之助の指示により、薩長同盟の締結のため、木戸孝允を京都に誘引することが目的とされてきた。
薩長同盟締結に向け、事実上の画期となった黒田派遣について、そこに至る経緯については、派遣の沙汰書を始めとして、それに言及した書簡・日記等といった一次史料は管見の限り見当たらず、実際には不分明である。
筆者は黒田派遣について、薩摩藩の藩命として、または西郷の個人的指示によって実行されたとする通説には疑問を禁じ得ない。
いや、ワシが2001年に言うとるやないか！
遅い！遅すぎるわ！
