三輪あずさ さん （エレクトーン奏者） ヤマハ一筋、西京で煌めく
山口県山口市出身。山口芸術短期大学音楽学科卒業。
ヤマハ音楽教育システム講師。エレクトーン演奏グレード2級。
ヤマハ音楽教室に4歳から16歳まで通い、エレクトーン・作曲・編曲等を学ぶ。
エレクトーンを始めたのは、姉たちがヤマハでエレクトーンを習っていて、小さい頃から慣れ親しんでいたからです。
ヤマハでは、音色に対する感覚を身に付けたり、メロディー・ハーモニー・リズムなどの音楽の要素を立体的に捉えるため、生徒用の楽器としてエレクトーンを使用しています。
なので、ヤマハ生にとってエレクトーンは身近な楽器なのです。
〇第44回 〜第51回山口県学生音楽コンクール 電子オルガンの部金賞。
〇第52回 同コンクール 電子オルガンの部 コンクール大賞。
〇2000年、2002年、2003年、2004年ヤマハジュニアエレクトーンコンクール全日本大会出場。
※「エレクトーン」は、ヤマハの商品名のため、通常のコンクールでは電子オルガンという。
コンクールで実績を重ねたが、大都市圏の音楽大学に進学することは、「考えませんでした」ときっぱり。
「最短距離でヤマハの講師になろうと思っていたので、音楽学科がある地元の短大に通いました」
と、ヤマハ愛を語る。
〇2009年、全日本電子楽器教育研究会主催新人演奏会に大学代表で出演。
〇第34回 中四国新人演奏会に大学代表で出演。
〇2013年 ヤマハエレクトーンコンクール第3位入賞。
〇2014年 ヤマハエレクトーンコンクールウィナーズコンサート出演。
〇エレクトーンの魅力
1台で、様々な音楽を奏でられる所です。
クラシック、ジャズ、世界中の音楽へアプローチできる多彩な音色やリズムはもちろん、指先の細やかなタッチまで表現できるので、演奏者の想いがストレートに伝わります。
エレクトーンには管楽器や弦楽器だけでなく、民族楽器やコーラスサウンドなど、1,000以上もの多彩な音色が内蔵されています。
それらを組み合わせて音色を作ったり、実際にサンプリングされたドラムやパーカッションサウンドを打ち込んでリズムを作ったり、よりリアルな音楽に近付けるようなデータ作りに励んでいます。
〇技術
打鍵する強さで、音量だけでなく音色の表情まで変えることができる鍵盤なので、指先・手首・腕・足・体重移動など、全身の力を上手くコントロールできるよう気を付けています。
〇愛用
「ELS-02C。上下鍵盤には世界で唯一のホリゾンタルタッチが可能なカスタム（FSV）鍵盤を搭載されています」
〇（得意なジャンル・好きな曲）
小さい頃から主にクラシックや現代曲を演奏してきましたが、最近では吹奏楽・ジャズ・ビッグバンドなど様々なジャンルを演奏します。
好きな曲は、セルゲイ・ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番第1楽章」です。
小学生の時に初めて聴いて、あまりの音楽の深さに涙が出ました。
ゲーム音楽も、よく聴いています。プロの作曲家が作る壮大な音楽が多く、とても勉強になります。
PlayStaasion4の「人喰いの大鷲トリコ」(2016)が最近のお気に入りの曲です。物騒なタイトルですが(笑)」
〇（尊敬する音楽人）
「セルゲイ・ラフマニノフ（1873-1943）、モーリス・ラヴェル（1875-1937）、ミシェル・カミロ（1954-）など 」
※ミシェル・カミロは、ドミニカ出身のジャズ・ピアニスト
〇現在の活動
ヤマハの先生というお仕事をしていますので、コンスタントな演奏活動は行っていませんが、ゲスト演奏や作編曲のお仕事の依頼があると、お引き受けしています。
懇親会や結婚式でのゲスト演奏をさせていただいたり、絵本にオリジナル曲をつけたり。『楽しみながら』がモットーです。
また、たまにYouTubeに演奏動画をupしています。
〇（心がけていること）
「ゲスト演奏をさせていただくときは、お客様の年代やリクエストをしっかりとお聞きして、全体の構成やMCを考え、どうやったら決められた時間のステージでエレクトーンの魅力を伝えられるか、楽しい時間を過ごしていただけるかを考えながら、プログラム作りをしています」
〇（記憶に残るコンサート）
2015年10月2日、山口県教育会館大ホールで行われた『三輪あずさ エレクトーンガラコンサート2015』
です。
ヤマハエレクトーンコンクール2013(国際大会)で第3位を受賞したことと、県内初の「エレクトーン演奏グレード2級」取得を記念して開催したリサイタルです。500人ものお客様にご来場いただきました。
コンクールやグレード試験で披露したクラシック・ジャズ・自作曲を演奏したり、その場で曲を創る音列即興もしました。
ステージ上の光景や感動は、今でも覚えています」
〇（得意なこと）
耳コピが得意です。ジャズやビッグバンドや演歌などを、音源から楽譜を起こしたり、エレクトーンの音色データやリズムを音源とそっくりに作ることができます。
歌が録音された音源から楽譜を起こし、エレクトーンアレンジをする、というご依頼も多数ありました。
また、気になる曲やCMで流れている曲に即興で伴奏をつけて弾けます。
〇（海外）
「ハワイ・韓国・香港に家族旅行で。国内なら、毎年エネルギーをもらいに、ディズニーに行きます」
〇今後の活動
「これからも変わらず、ヤマハの講師を続けながら、作編曲や演奏活動を続けていきたいです」
山口県民は中央志向が強く、大学入学時に県外に流出し帰ってこないことが多く、少子高齢化が深刻な県ですが、三輪あずささんはいささかの動揺もなく、山口県を選ばれました。これからも、山口に根を下ろし、ご活躍されていくことでしょう。
ヤマハの講師らしく、丁寧にかつ理論的にお答えいただきました。
小柄でキュートな三輪あずさ先生、西京（山口）を音楽の街にしてください。期待いたしております。
仕事の連絡先 electone.azusa@gmail.com
YouTubeアカウント azusan829