雲一つない9月の始まりの日に、
おばあちゃんの訃報が届きました。
ずっと小学校の先生だったおばあちゃんは、
9月の最初の月曜日を選んで、
もう夏休みは終わったから寝てはいられないと言いながら、旅立ったような気さえします。
おばあちゃんは高山に住んでいたので、子供の時は夏休みの時に遊びに行くのが楽しみでした。
朝起きると、信じられないほど具がたくさん入ったお味噌汁が用意されていて、そこに卵を入れたいかどうか聞かれるのがお決まり。
時々届く宅急便には、みっっっしりと畑でとれた野菜が詰め込まれていて、綺麗な字で書かれたお手紙(お説教)とお小遣いが入っていました。
ちょっと頑固なところもあったので、
私が1人で遊びに行って帰る時に、
「野菜もっと持って帰る?」と聞かれ、
「もう鞄に入らないから要らないよ」と言ったのに、
バスに乗って鞄を開けると、中から椎茸やらピーマンがコロコロ出てきたのは、面白い思い出です。
おばあちゃんは、質素な暮らしを好んでいましたが、
私が私立の高校に通うと言ったときも、
バレエのレッスン代が嵩んだときも、
みんなで助けてやろうよ、と言って、
唯一、助けたくれた人でした。
いつも、私の目をまっすぐに見て、
「頑張りなよ」
って言ってくれたパワーが、今でも私の中に生きています。
晩年は認知症を患って、介護施設で過ごしていたおばあちゃん。
でも実はその前にちゃんと自分のお葬式の準備をして、みんなが困らないようにしていたと聞きました。
「だから遺影は少し若かったけど、しっかりテキパキした1番うちらの中で印象があるばあちゃんの写真やし、うちはとてもいいと思う」
By 芋うと
こんな時に、マママや家族の側にいられなかったのが悲しかったけど、
芋うとが、こまめにみんなの状況を教えてくれて、本当に有り難かったです。
Jは「今からでも帰ったら?」としきりに言って、$2,500のフライトを見せて来たりしました
Labor dayで更に高かった
もうお葬式に間に合わなくなっても言ってた
おばあちゃんには、もうずっと前にお別れを言ったような気持ちでいたのに、本当に亡くなってしまったと聞くと、
思っていたよりも、心にポッカリと穴が空いた気持ちになりました。
これけらも見守っていてね
そんな始まりの今週ですが、
7月に代理で教えていたバレエのクラスが、正式に私のクラスになることになって今日が初日でした
今までは代理だったので、そつなく教えていたのですが、
みんなが私の生徒だと思った瞬間に、
はこれは絶対言わないといけない
はこれは絶対に直さないといけない
はこれも出来るようになってもらわないと困る
と思う事が多すぎて、いつもより口うるさいクラスになったので、来週もみんなが来てくれるか心配です
それから教えてる子の中に、もっとバレエを頑張ってコンクールとかにも出たいと言ってくれる子がいて、セミプライベートクラスも開くことになりました
このクラスは最初から利益が出ないことが確定してるクラスですが、
バレエを頑張りたいと思ってくれる気持ちが嬉しかったので、バレエに対する恩返しだと思って、私も頑張ることにした次第です
おばあちゃんも学校の先生だったから、
私もバレエの先生になったんだよって言ったら、応援してくれたかな
年末に向けてまた忙しくなるけど頑張ろう