私とガングリオンさんとカナダの医療事情 | Tarryもそういう感じはどう? in Toronto

Tarryもそういう感じはどう? in Toronto

トロントでの毎日の様子をご紹介

京都企業での社長秘書→ニューヨーカー→カナダ•トロントで国際結婚。
バレエ歴29年。リスが大好き

今日は、私のガングリオン問題について書きたいと思います真顔


ガングリオンというのは、


いわゆる身体の関節などの潤滑油的なものが、溜まって、ゼリー状になって、かたまって、コブと化す。


という、

つまりは、手足にできやすいコブです。




私が最初にガングリオンさんと出会ったのは、


中学生の時にバレエの公演で、奇妙な創作バレエを練習し、

いきなり掌を上に向けるような振付が連発して、


その頃に手首にコブを発見しました目



特に痛くはなかったけど、変な腫瘍だったりすると困るので、マママが整形外科に連れて行ってくれて、


そしてこれはガングリオンだと教えてもらい、


今思うと、全く意味のない塗り薬を渡されました。



それから、元々特に痛くはなかったので、

気にしないでいたら、凹んできて、



しかし、ある時バレエで転んで手首を床に打ち付けたときに、またガングリオンさんが顔を出しました。


しかし、その時も別に痛くなかったので、

放っておいたら凹んできて、



次にガングリオンさんが顔を出したのは、

大学生の時にサーティーワンアイスクリームでバイトをした時です。



私のガングリオンさんは利き手にあるので、

固いアイスをほじくるような仕事でガングリオンさんが顔を出すのは、

不思議ではありません。



その時は、アイスをほじくりたくない時、

休みがほしい時に、

ガングリオンを見せつけて、

手が痛いと主張して、信じてもらえました。



それからまぁ凹むでもなく、

大きくなるでもなく、

まぁ何かあるなぁという感じで付き合ってきたのですが、


先月、チェリーの種を取り除く作業をし、

手首に強い力を加えた事で、

またガングリオンさんが顔を出しました。



しかも今回は大きい。


確実に成長している。



種の除去作業をして1週間くらいガングリオン周辺が痛み、まぁそのうち治るだろうと放っておいたのですが、


1ヶ月経った今も痛いのです。



しかもどんどん痛くなってきてるような気もするし、ずっとガングリオンさんのことを頭の片隅で考えてるような気もする。




そういうわけで、

私は長年付き合ってきたガングリオンさんに、別れを告げたいと思ったのです。



そこで、整形外科に行って、

注射器でチューっと吸い出してもらえばそれで終わりなんですが、


そんなにシンプルな話ではないのです真顔



まず整形外科に行くには、

紹介状が必要で、

紹介状を書いてもらうには、ファミリードクター(かかりつけ医)に診てもらう


という流れになるようなのですが、


私はまだファミリードクターたる人がいない。(なんせ健康保険証が最近手に入ったので)



で、まずはファミリードクター探しから始まって、近所のクリニックで女医さんのところ、10件ほどに電話をしたのですが、


「今は新患は受け付けてない」と言われる無気力



誰も私のことを受け入れてくれなくて、

心が砕ける。



しかたないので、ファミリードクターは一旦諦めて、ウォークイン(予約なしでいけるクリニック)に行ったのですが、


一件目

10時〜14時の間しかウォークインは受け付けてない

(一応その時間は仕事してるし無理)


二件目

ウォークインでも予約が必要

(しかもそれでも一週間後になるらしい)


三件目

待ち時間3時間

(待合室にはコロナっぽい人がわんさか)



というわけで、


心が完全に砕けて帰ってきました無気力



私、手首が痛くて普通にお医者さんに診てもらいたいだけなのに、そんなことも出来ない国に来てしまったの…


って絶望して泣いていたら←


Jがドラマチックすぎると言ってきたので、


私が、Jが日本にいたらもっと病院探しとか電話するのとか手伝ってあげるのに、

誰も何も助けてくれない


と叫いたら←



Jも他のウォークインに三件電話をして、

どこも待ち時間が3時間以上と言われ、


そして、


オンライン診療というものを発見しました目



試しにやってみると、

まず無料の会員登録をして、

Virtual Visitを選択すると、

「今あなたの前に何人待ってます」というのが表示される。


少しするとチャットボックスが開いて、

レセプションの人が、今日はどうしたのですか?

とか、健康保険証のナンバーを聞いてきたりするので、それにチャットで答えると、


ドクターに繋ぎます

と言って、しばらく待ち画面


そのまま待っていると、ドクターとのビデオ通話に切り替わったので、


私はカメラの前に手首を見せつけて、

ほらここが出てるでしょ!

これはガングリオンと以前に診断してもらったのですが、それが痛いのです!

と画面越しにドクターに訴えました。



ドクターは、手首を固定して様子を見るように言ってきたのですが、


私はガングリオンさんとは長らくお付き合いしてるし、大きくなってきてるし、痛くなってきてるし、リムーブしたいと訴え、


ドクターは、紹介状を書いてくれると言いましたお願い



全部でかかった時間はたったの10分で、

今まで病院に出向いて何時間も待ってたのは何だったの?!という感じです。


カナダにお住まいの方にオススメ。

MCI Connectというサービスです。



処方薬のリフィルもしてもらえます。



しかし、その肝心の紹介状が届かないので、

今日オンラインクリニックに連絡してみたら、紹介状の控えを送ってくれたのですが、

どこの病院に紹介されたのかが書かれていない…うーん



そこで、自分で整形外科に予約して、この紙を持って行ったらいいってことかな?と解釈して、

整形外科に電話してみたら、


どうやら紹介状はドクターから専門医に直接送られ、紹介状を受け取った専門医のクリニックが私にいつ予約をしたいか、という電話がかかってくるというシステムらしい。

その電話の人は丁寧に教えてくれて優しかった赤ちゃん泣き


それにしてもめんどくさい凝視



なので、私は再びオンラインクリニックに、

紹介状の控えは受け取りましたけど、

一体どちらのクリックに紹介してくれたんですか?


と連絡して、返信を待っているところです無気力



何でカナダの医療システムってこんなに複雑なんですかぼけー



日本だったら

「ガングリオン 何科」って調べて、

その科に行くだけ、ただそれだけなのに…



私の祖母なんて、くも膜下出血を起こしたときに、


「脳神経外科に行きたい真顔」と自己申告して、


「頭痛いなら内科でいいんじゃないの?」というおばさんに、


「脳が痛いから、脳神経外科に行くんだがね」

と言って連れて行ってもらい、


歩き方を見ただけでお医者さんは異常が分かったらしく、

「病院を出たら救急車が待ってたんだがね」で、


90歳以上で、くも膜下出血から一命を取り留めたのです拍手



しかし、ここカナダでそんなことが起きたらどうしたらいいんでしょうか真顔



私のガングリオンが除去される日は来るのでしょうか。



そんな不安でいっぱいになる今日この頃です。


つづく🌀