2ヶ月ぶりにともんちに来た。

ライオンズマンション101号。


インターフォンで呼び出して

オートロックを通って

さっと部屋に忍び込む。

懐かしい行動だ。


玄関ですぐに抱き合いながらキスをした。

グロスか口紅かよくわからないけど甘かった。


小さい胸を鷲掴みで揉みくちゃにする。

ともは胸を触られただけで

かなり感じてしまうタイプだ。


久々なのに懐かしいと思わなかった。

今日はなぜか「いらっ」としてしまう。

グロスか口紅かとにかく甘ったるい。


性欲に満ち溢れていないのか?

なんとなくこの場に来たことに後悔してしまう。


寝室に閉じ込められているダックスフンドがうるさい。

日常的な1日とはあきらかに違うことがわかるのだろう。


ともがキッチンへ向かう。

僕は後ろからおっぱいを揉みながら

ひっつきもっつきでくっついて歩く。

かなり歩き辛い。変な歩き方だ。

相変わらず部屋は綺麗だった。

南向きなので日当たりも良い。


デニムのミニスカートに性衝動はおきないが

服を着たままするのには都合が良い。


ともが僕のち○こを舐め始める。

鼻息が荒く涎までたらしてくれている。

この光景は幸せを感じる。


立ちバックで激しくついた。

激しく突くと髪の毛を鷲掴みでひっぱりたくなる。

振り乱した髪がエッチに揺れる。

人妻が髪を乱すことってかなりエロい。

乱れた髪の似合う女性に憧れる。


何度も何度も腰を突き上げる。

「今日は中に出していいよ」

安全な日にはいつもこういう。


激しく逝った。

汗と愛液と精子がぐちゃぐちゃになったち○こを

ともが愛おしそうに喘ぎながら舐められる。


「犬、絶対びっくりしてるでしょ?」

余韻に浸るまもなく

わけのわからない会話をしながら

僕ひとり服をぬいでシャワーをあびる。


さっとバスタオルをおいてくれる影がみえた。

とても自然だ。安心する。


来てよかったと思った。


なんとなく終わりの予感がする。





時々、僕の人生を振り返ってみたいと思う。

セックス依存症になってしまった兆候が

どこにあったかなど確認していきたい。


分析というカッコいい言葉を使えば

過去の人生の響きが心地よい。

なんとなく自分に言い聞かせてみる。


僕は広島市で生まれた。

幼いころは可愛かったらしい。

かなりのアメリカかぶれだったので

大学はアメリカの学校に行った。


22歳のころ、少し鬱になって

大学を休学して

パンクバンドなどして遊んで過ごした。


カリフォルニアの砂漠は鬱に最適の場所のように思う。

チャールズ・マンソンが砂漠でバス生活していたことに

まったく違和感は感じない。


パンク仲間はみんなそれぞれにおいて哲学者だ。

愛読書はサルトル、カフカなどなど

今はそれ以上思い出したくない。


僕も実存主義の世界に迷い込んでしまい

LSDで脳みその細胞が爆発的に破壊され続け

自分の人生について真剣に考えた最初の時期だった。


2年間、大学に行ってないのに

強制送還にはならなかった。

たぶん僕のような学生も何人かいたのだろう。

自分が存在する理由を探し続けるためだけに存在した。


カリフォルニアの最高に贅沢な太陽の下で

アパートの中に閉じこもってずっと仲間たちと

現実と幻想の間をうろついた。


息をすることで

僕の体に流れている血液が味わえた。

喉奥深くに血液の味がわかるポイントがある。

僕が存在していることを確認したかった。


窓から青い空を見上げると

雲が異様に早く流れている。

僕も映画を作れるかもしれない。

でも、鏡だけは見たくない。

目や顔のパーツが動きだす。

嫌悪感が湧いてくる。


自虐的な曲から満たされることのない満足感を得ながら

実存主義的な思想の本を読み漁った。

僕の存在(Being)が誰か他人に認識されたことを

自分で認識できて始めて自分が存在していることがわかる。


自分が自分を認識するのは難しすぎる。


22歳の僕はそんなことを思いながら生きていた。

昔のセフレからメールが来た。


「おかげさまで○○に可愛がってもらってます」


○○は僕の友達で

このセフレにあきた僕が紹介した男だ。


セックスにも飽きて

刺激もなくなってたので

最初は3Pとかして遊ぼうと思って紹介したのに

勝手に真剣に付き合い始めてしまってた。

可愛がってた社員に裏切られた社長の気分だ。


僕は表にはださないけどショックだった。

失ってはじめてその子を失ったことがわかった。


元セフレのよしみで

何度か誘ったが無理だった。


男の友情は崩したくない。

名誉にもかかわる。


僕からはメールしない。

来たときだけ返信する。

いまのところ進展する気配はないが

誇り高き挑戦者であることが

時々嬉しく感じる。