「 告白 」 以来、湊かなえさんにハマっています
複数視点の群像劇が多く、どの本も各登場人物の話を読ませますね~
今のところ湊さんハズレ無し
一昨日に続き今日もかなえさん作品記事
昨日、これを読み終えました
タイトル 『 贖罪 』 ◎
著者 湊かなえ
出版社 東京創元社・ミステリ・フロンティア 253ページ
ジャンル 小説 サスペンス ミステリー 殺人事件 子供 過去 呪縛 日本で一番空気がきれいな場所 複数視点
※ これより小説の内容を少し載せます。
この本を読む。と決めている方は、ここを読まずにそのまま本をお読みください。
あらすじ
取り柄と言えるのはきれいな空気、夕方六時には「グリーンスリーブス」のメロディ。そんな穏やかな田舎町で起きた、惨たらしい美少女殺害事件。犯人と目される男の顔をどうしても思い出せない四人の少女たちに投げつけられた激情の言葉が、彼女たちの運命を大きく狂わせることになるーこれで約束は、果たせたことになるのか。 まんま解説
ある方への手紙、会話などで回想を含ませながら話は進んでいきます。
この湊さん手法にも慣れてきました。 語り口調なので読みやすいです。
ストーリー的には、しっかりと蜘蛛の糸が張られ巣が出来過ぎているな~・・ とも感じました。 ( 端の方よく見えない糸もありましたが )
田舎チームと都会チーム。 突然訪れるそれぞれの異文化交流の違和感が上手く描かれていますね~。
空気がきれい空気がきれいゆーて、何度も 空気がきれい が出てきます。
私、何冊か湊さんの本を読んで思いました。
かなちゃん ( 湊さん )
おふざけ放り込んでくるな~
と。
一昨日 の ウルトラの彩ママ VS かんしゃく怪獣彩花 のシーンといい、この本の くまの兄妹 の章といい、、、
小説全体がシリアスで凄惨な設定なので流される人もいると思われますが、薄皮1枚2枚めくると ユーモア であふれてるシーンがけっこうあるんですよねー。
晶ちゃんが農作業の道具バーベルで日夜バルクアップに夢中で打ち込んでいるシーンを想像してごらんなさいよ。 ( 114P参照 ) 著者のおふざけ以外の何物でもないでしょ。
125P。 とんでもない一撃を喰らった
久しぶりの来客に浮き足立って、くまとしての自覚が薄れてしまっていたあたしは、活を入れられた気分だった。
この一文を読んだ刹那、あたしは 誰もいない独りぼっちの部屋 で
脳が キャフキャフ とした多幸感でマンパイになったわ
( ・・・そのあと優しい幸司おにぃの終わり方には愕然としたけど、、、 結末変えて欲C。 )
いつか湊さんと話す機会があったら、そのおふざけ部分について聴いてみたいわ
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贖罪 (双葉文庫)
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