『0〜9歳 男の子のママへ まじめなオチンチンの話』(カンゼン,2011年)

著者:矢島暎夫(泌尿器科医,医学博士)

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☆男の子の悩みのナンバーワン・包茎

 思春期を迎えた男の子の悩みのナンバーワンは包茎。お母さんの関心が最も高いのも包茎。
 包茎の話になると、
「剥(む)いて洗うといいんだって」
「剥くなんて、痛そう」
「剥こうとしたけど、剥けない」
「うちはなーんにもしてないけど、いいのかしら?」
「イギリスの名家では産まれたらすぐ手術するそうよ」
「恐怖心も恥ずかしさもない小さいうちに手術したほうがいいらしい」
「小さいうちに手術すると、オチンチンがヘンだっていじめられるみたいよ」
「病気じゃないのに手術なんておかしい」と、諸説紛々。
 そこに、「そんなもん、ほっとけばいいよ」というお父さんの声が混じって、お母さんとしては迷うばかりです。