店長さまから第2段が来ましたね。
今回は→
だ、大輔さん、かなり受けてたようだけど かわいいよ~~
でも店長殿、ガッツ石松って・・・でも、赤ちゃんは両方に嫌われないように顔が
変わるって話は知りませんでした。むむむ、大輔さん侮れませんぜっ
なんの話だ、見えないって方は店長さんのもうひとつのブログを覘いてね。
※こちらは店長さん自身のアメ限定ブログなのでURLは控えます。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:
大輔さんのインタビューもやっときましたね。
キャノンワールドフィギュアスケートウェブ
http://web.canon.jp/event/skating/interview/int_takahashi3.htm
もうたくさんのブロガーさまが紹介していたので、載せなくてもいいかなあと思ったのだけど、
自分用に保存したいなので、全文載せちゃいます。
「世界選手権は後悔はしてない」
——世界選手権は残念でしたね。ピーキング(調整)の失敗でしょうか?
ピーキングに関しては、カナダへの出発前はかなり練習で追い込んでいましたし、会場に入ったらまあ上がるだろうと思っていたんです。でも4回転ジャンプだけなぜか降りられなくて、他のジャンプは調子悪くなかったのに4回転にメンタルを持っていかれて、自分から調子を崩してしまった感じでした。
——今季は4回転に3本挑戦する所まで上がっていたのに、難しいものですね。
(世界選手権以外の)試合の公式練習では、何本か決まる所までいきました。でも世界選手権では1本だけ・・・。今になって思えば、全体の練習量はすごくやっていたけれど、プログラム前半に4回転2本入れる練習が足りなかったのかも。後半の体力が無くなる部分の練習は詰めていたけど。もちろん練習していた時はベストだと思っていて、今思えばの話ですよ。
——四大陸選手権後の練習量がかなり凄かったと聞きましたが、疲れが出たとか?
量的に密度の濃い感じの練習でした。でも全然疲れてなくて、気持ちも身体も“Ready”で、練習していたから自分でもどこまで出来るか楽しみと思ってたくらいでした。
——技術よりも精神の問題だったのでしょうね。
4回転を跳べる時って、跳べる気がするんですよ。でも今回の(ミスの)原因が物理的なのか精神的なのか、ゆっくり考えたいです。ビデオを見返してフォームを確認するのも必要かもしれない。自分でも分からないうちにタイミングが狂っていることもありますからね。練習やりすぎて、自分の中でハマって抜け出せなくなる。
——たしかに練習しすぎて迷路に入る時もありますよね。
そう。でも練習せずに試合に臨んだわけではないので後悔はしてないです。自分に歯がゆいだけ。もうオレはダメだ、というヘコみではなくて、やってきた事を出せなかった事実にヘコんでいます。
——どちらかというと本番で奇跡を起こすタイプですもんね。
フリーの方は集中するのが早過ぎて疲れた面がありました。ウォーミングアップした後、本番の集中に持っていくタイミングがちょっとだけ早かったんです。そしたら本番で、いつもより注意散漫になって落ち着いていない自分に、自分で気づいてしまって。身体の仕上がりは良いのに、頭が疲れている感じでした。本番の持って行き方は、慣れないもんですね。
自分に期待をしてしまった」シーズン
——勝敗とかも考えてしまうとダメですか?
欲が出ちゃうとダメですね。今季は、知らないうちに勝敗を気にしていました。世界選手権の場合は枠がかかっていたから特に(ショートの4位から)もう落ちれないって考えてしまった。そこかな。メダルは厳しいかも、というのが僕の中にあったので、4位からとにかく下がらないようにって思っていました。
——無我夢中だった昨シーズンとは違いますね。
確かに昨シーズンは、どこまで行けるか分からなくて、技術的には自分はまだボロボロな中で世界選手権で4回転ジャンプが1本決まった、という感じ。でも今シーズンは自分への期待がありましたね。
——今回は1本決まっても不完全燃焼なんですから、それだけ欲があったということ?
そうですね。自分に期待するスタートのレベルが上がっていて、そこからの勝負をしているから、昨シーズンとちょっと違う気持ちでした。去年は自分にそこまで期待していなかったのが、今は自分自身で期待している。いつのまにか、あれも出来る、これも、と出来て当たり前のことが増えていました。でも五輪シーズンになったら、もっと欲が出てくるから、こういう気持ちを経験しておかないといけなかったんです。
——その上り調子の中で、今回の世界選手権は膿出しになったのかも?
そういう形になってしまうのかな。でも次のシーズンが良ければ膿出しだけど、次が悪かったら、膿でも何でもないですよね。だから次のシーズン次第!
——来季への意欲になりました?
もともとソチ五輪を目標に3年期間でやっているので、いい喝が入った感じです。来季、自分がどこに気持ちを持っていって、どういうスタンスでやればいいのかを、もう一回考え直して、再スタートしたいです。
来季は最後、勝負プログラムの行方は!?
——今季はシーズン中に曲変更しましたが、髙橋選手としては珍しいですね。
試合だと乗りにくいな、というのがあったんです。試合だと(ステップでレベルを上げるために)エッジの細かさや上半身の動きを考えながらやるので(乗りの良い曲なのに)飛ばして行けなくて。(長光)歌子先生からも、変える選択肢もあるとアドバイスがあり、自分も『そうかも』って思ってしまった。迷いが一回出てしまうと、その考えが逃げ場になってしまうから、変えるという結論になりました。でも、点数の評価を気にし過ぎている自分もいたと思います。
——シーズン中に曲を変えるというのはどんな感触でした?
滑り込み不足なのは不安ですよね。普通は、シーズンを通して歪みを修正するのですが、それを短い時間でやらないといけない。でも五輪シーズンは直前で曲を変える可能性もあるだろう、という気持ちがあったので、やはり今季のうちに(曲変更を)やってみました。(同じモロゾフコーチに師事していた)荒川さんも美姫も変えていましたから。
——荒川さんがトューランドットに戻したように、過去の曲で勝負するなら何がいいですか?
振付はそのままでは無いですが、曲としては『オペラ座の怪人』ですね。すごく好きな曲。名曲すぎてショートじゃもったいないから、フリーで!
——じゃあショートの方は、去年の不思議な世界観だった『イン・ザ・ガーデン・オブ・ソウルズ』が名プログラムだったのでは?
あれは、もともと自分が一番好きなジャンル、世界観ですからね。ああいう中近東の雰囲気みたいのは。デイビッド・ウィルソンが振付が上手いだろうと思って頼んで、良いものが出来たんです。
——では、来季のプログラム案はありますか?
まだ考えたくないですねえ。プログラム決めは毎年大変で、誰に振付けてもらうか、どんな曲にするか、とにかく悩む。オリジナルダンスみたいに、ショートは課題のジャンルを決めて欲しいです。そしたら選手ごとの表現の差も出てきますしね。それでフリーは自由に曲を選べるっていうルール。それ、提案!
——確かに振付師を毎年変えているし、決めるのが大変ですね。
今季初めにあと2シーズンだったからチョイスが(ショート、フリーを2季で)4つしかなかった。もう来年は2個しか選べない。自分ではもうチョイス出来ないって気持ちです。
——現役最後ですからね。
そう、悩む。だって最後のシーズンだから。想い出になる曲がいいです。
三度目の五輪へ、変化してきた自分
——いよいよ来季は五輪。いままで2回の五輪前とは違う心境ですか。
トリノ五輪は、2005年の世界選手権が終わってから五輪に行きたいなって思って、気持ちの準備を始めたのが五輪シーズンになってからでした。バンクーバー五輪は前年に怪我して休んでいましたから、準備は五輪シーズンだけ。だから今回は、3年前から気持ちとしては準備していることが大分違います。
——やはり五輪って、特別ですか?
やっぱり五輪は違います。空気感が違います。選手もジャッジもみんないつもと一緒の人なんだけど、でもあの空気感はぜんぜん違いますね。
——トリノ五輪はどんな感じでした?
もう訳が分からなくて、何か背負っているという気持ちは薄かったです。五輪に出れる喜びでワーってなって終わってしまいました。
——バンクーバー五輪は?
あの時は怪我から復帰して時間がなくて一気に準備して、勢いもあって五輪を楽しもうと思っていました。正直なところメダル自体は、行けるかな、いや厳しいなと思っていましたから。でも今回の方がもっとメダルは厳しい気がしてます。
——バンクーバーでは4回転を成功しなくて銅メダルだったんですから、今の状態ならさらに上を狙えるのでは?
あのシーズンは4回転を一度も降りませんでしたが、でも皆もやらなかったから。今みたいに4回転3本が当たり前なのとは状況が違います。
——そういえばカナダでのインタビューで『来年が最後になると思うので』と微妙なニュアンスの話をしていましたが、引退しない可能性も出てきた?
来年が絶対に最後、と明確には言ってないんです。最後と思ってやる、と話したのですが・・・(苦笑)。そこまでと期限を決めて、もう十分と思えるようにやってる。だから来年終わって、ああもう出来ないって思えば辞めます。たぶん来年以降はもうやらないけど、人生何が起こるかわからないから。
——そうでしたか、つい期待しちゃいました。五輪ではどんな演技を?
出場することが叶ったら、自分自身が感動できる演技ができれば良いなと思います。もう全部出し尽くしました、というものを。ミスがある無しではなく、何とも言えない、会場が一つになった、みたいな空気感を感じられたらいいなって。何とも言えない繋がっているような空気感です。
——今度の五輪は、どんな五輪になりそうですか?
出場はまだ決まっていませんが、今度挑む五輪への道は、自分の人生の次のスタートになるものです。引退後にどういうスタートを切れるかが、五輪にかかっている。だから最後だけど最初みたいなものだと思う。僕が、僕のやりたいことを始めるためのスタートなんです。
(2013年3月19日、世界選手権の帰国日に取材)
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