【完成】Nützliche Brüder ~プロトタイプコン~ | Tarot_G3のブログ

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◆38D戦車8㎝低圧砲PAW600 / 計駆逐戦車"ルットシャー" アミュージングホビー

 

ホビーショップアンディ主催のコンテスト、プロトタイプコンに出品しました。

 

プロトタイプ"(試作型) をテーマ(イメージ)にした作品である事☆   
  <例>  試作機、試作戦車、試作ロボット他 ペーパープランもOK!!
        艦船であれば、1番艦竣工時、計画艦他
       車であれば、プロトタイプ・スポーツカー、コンセプトカー等
      想像して創造(改造)されてもOKです♪
       量産型はNG。
      ~↑あくまでも例ですのでひねって頂いてもOKです!
 
と、レギュレーションはありますが、拡大解釈・ひねりOKの楽しいコンテストです。
とはいっても、こちらに出品される方はハイレベルな方たちが多数いらっしゃるので、かなりの見ごたえが期待できますよ。
 
38D戦車、クルップ社で計画されたとするペーパープラン戦車。38t戦車の車体に、Ⅳ号戦車の砲塔には、8㎝低圧砲PAW600を装備。
構造が簡単、軽量であるが、対戦車砲としては遅い初速に低い命中精度、有効射程が750メートルと短く、使えない物でした。
ルットシャーは、BMW社でモックアップまで完成していた2人乗りの計駆逐戦車で、こちらも8㎝低圧砲PAW600を2門装備していました。
 
当初は38D戦車だけで進めていましたが、あまりに地味な戦車なので、ルットシャーも組み合わせることにしました。2両使うので何か変わった展示方法がないか模索して、今回の2階建て展示にしてみました。
38Dは、砲塔をタミヤのⅣ号J型の物に変え、シュルツェンも付けて、実戦配備されたらこうなっただろうという仕様にしてみました。
試作の途中で急遽戦場に駆り出されたという設定で、ダークイエローと錆止め塗装の部品の組み合わせとしてみました。地味な戦車なのであまりきれいな状態だとつまらないので、そこそこ戦闘を重ねたようにウエザリングしました。ピンウオッシュ的にAMMOのオイルブラッシャーやストレイキングブッラッシャーを使用しました。泥汚れはクレオスのウエザリングカラーです。
フィギュアはアルパインのⅣ号戦車用。SSの帽子をかぶっているのですが、迷彩アノラックが陸軍タイプになって、末期の混迷した様子を再現してみました…本当はSSだと気づかづに服から塗ってしまったことは秘密です…
ルットシャーは、迷彩で遊んでみました。葡萄の房迷彩の応用で、グリーンスタッフの葉っぱパンチでマスキングを抜いて行いました。比較的新しい状態としてウエザリングは軽めにしています。
 
ベースの石橋はすべてスタイロフォームです。切り取る角度を変則的にしてみました。
石橋の壁部分の石は大き目でベージュ系で塗装、ランダムに濃淡をつけて変化を付けています。
下の石畳と橋の路面は、ブルーグレー系の小さめの石で表現しました。
ところどころに雑草が生えたようにして、緑で色どりを添えてみました。
ネットから探したプロパガンダポスターを石橋に貼ってみました。よく見ると時代にそぐわない物が見えるのは気のせいでしょう。
タイトルは「役立たず兄弟」使えない8㎝低圧砲砲を持つ兄弟戦車 と言うほどの意味のつもりです。
それをドイツ語でかっこつけようと、グーグル翻訳で「役立たず兄弟」と入れたら
Nützliche Brüder と出ました。そのまんま印刷してプレート作っていざ出品となった時に、どんな読みだったかを、もう一度確認するために調べたら、意味は真逆な役立つ兄弟となっていることに気づきました。
Nutzlos Brüder が正解なようです。