北京遊学記 後期授業 「フランス人 对duìくん」 | たろの中国滞在記 備忘録 taroszcn

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何かと物忘れの激しい年齢となりました。
日本を離れ中国で生活していた頃の思い出を忘れないうちに綴ります。

北京遊学記 後期授業 「フランス人 duìくん」

 

以前の「北京遊学記 後期 初授業で。。。。」で書いたのちの授業。

 

我ら3班の先生 李老师。

25歳で可愛くて私の初めてのクラス編成テストで面接官をしてくれて

 私のセクハラ紛いの解答に度肝を抜かれた担任)

 

自己紹介も全員が終わり、後期初の授業が開始した。

 

教科書を出し、

 

李先生が「开始上课 授業を始めます」と言うと

私の右斜め後ろのフランス人男子が「对对 はい」と言っている。

先生「请打开课本 教科書を開いてください」

先生「我先读 读完以后 请被指名的人读

   私(先生)が先に読みます。読み終えたら、指名された人が読んで下さい。 

 

先生が喋ると右後方のフランス男子は

对对对对对对对对对 まさに、はいはい、そうそう、」と呟いているのだ。

多分、彼は この『对 duì』一文字

はい、はいはい。理解してますよ。解ってますから。

そうですね。その通りですね。」という雰囲気を醸し出し

 

 

中国語の授業を乗り切ろうとするツワモノw そう直感した。

 

 

 

 

先生は2行程の文を読み終えると 

 

有ろう事かフランス男子の「对duìくん指名したのだ。

指名された「对」くん指名された事すら よく解っていなかった

「对」くん真直ぐ先生を見ながら「对对、对对对对、对对对

と繰り返す。

 

先生はゆっくり聞き取り易いように再度

 

我 先 读  读 完 以 后  请 你 读

 私が先に読み、読み終わったら、あなたが読んで下さい。

 

「对」くんまた真直ぐ先生を見ながら「对对、对对对对、对对对」

と繰り返した。

 

先生は先ほどの文をゆっくりと読み終えて、

「对」くんを手の平で指名した。

 

私は右斜め後方を向いて「对」くんに 

Read after the teacher   Read after the teacher 

と言うと 漸く彼は意味が理解できた。 が 全然読めなかった

 

流れで私が読まされた。

 

そして、後期が始まり2,3日後には李先生の「黄金のローテーション」が

完成する。

 

先生も授業を進めなくてはならない筈だ。

 

欧米の人の中にも頑張っている人がいる。それでも相対的に見ると

日本人には漢字のアドバンテージがある。

 

先生はある時から授業中の問題などは

先ず大多数の「欧米系生徒」を指す。

答えられなければ「出来るであろう欧米系」か

日本人以外の「韓国人か謎のマレーシア人」を指名

処理しきれないと「私か葵」を指名した。

 

それでも授業遅れてくると3回に1回私か葵が答えてセンテンスを

進めるのであった。