地震で草津に足止めされた丸一日は
ゆったりした時間になりましたが

どこかでピリピリした緊張感は
感じていました

更なる余震や本震への不安があり
この夜はほとんど眠れませんでした


何かの予感、恐れが心に生まれて
しまうとそれが止まらず

遂に起きだして夜中のコンビニへ
水と携帯の充電地を買いに行こうと
しましたが

ホテルの外に出た途端
夜の闇と空気の緊張感がすごくて
出られませんでした

そこからは浅い眠りを得て
ウトウト

無事に朝が来た時は
本当に嬉しかったな、、

そして出発
かなり覚悟が必要でした

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復旧したローカル線は
遅延と混雑
何度も立往生して全然進まないのに

トイレに行きたくなったり
(隣の人に荷物を見てもらって
先頭車両までいった)

過呼吸で具合が悪くなる
女の子がいたり

15分で着くはずの京都駅まで
1時間
ここが辛かった、、、

京都駅からは新幹線で岡山へ


ここからは
もう何の問題もなく
ものすごくほっとしました



倉敷に着いて
美観地区を散歩する余裕すら
ありました



振り返ると
この日は

不安を煽る情報や

コンサート自粛の雰囲気も

ちらほら感じ


テレビのニュースでは

一括りに被災地のような扱い


なんだか

3.11の震災後と似たような

空気感すら感じました


こういう時


それでも演奏しに行くのか

という命題が


自分に

突き付けられます


常々、音楽で限界までいきたい

世界の果てまで行きたいと

言っている僕ですが


やはり心底ビビったり

不安になったりします


でもやはり

今も行く道を選んで

しまうのでした


旅は続きます