産経新聞 2月7日(月)3時2分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110207-00000503-san-bus_all
酒どころの灘、伊丹(兵庫県)と、伏見(京都府)の
老舗酒造メーカー11社が共同で、日本酒の需要拡大を図る横断組織
「『日本酒がうまい!』推進委員会」を発足した記事です。
需要低迷にあえぐ業界内からは、
「大きな動きになってほしい」との声があがります。
しかし、老舗のライバル同士の“呉越同舟”に、
「足並みがそろうのか」と、早くも不安の声も上がっています。
1月26日に発足した同推進委によると、参加したのは、
白鶴酒造、日本盛、宝酒造、辰馬本家酒造、大関、月桂冠、剣菱酒造、
小西酒造、沢の鶴、菊正宗酒造、黄桜の11社。
国内の日本酒メーカーが約1800社に上ることを考えれば、1%にも
届きませんが、生産量では11社合計で、平成21年度の国内日本酒生産量の
48・5%と、ほぼ半数を占める日本酒メジャーの大連合です。
推進委結成の背景にあるのは、若者をはじめとする深刻な日本酒離れです。
平成21年度の日本酒消費量は約61万キロリットルで、ピークだった
昭和50年の約167万キロリットルから3分の1近くにまで減少しました。
菊正宗酒造の小池真一・営業企画部長は、
「この10年、フルーティーな吟醸酒や日本酒カクテルなど、
新たな楽しみ方を提案してきたが、大きな回復にはつながらなかった」と
顔をしかめます。
決して努力を怠ったわけではありませんが、右肩下がりが続く市場動向に、
歯止めがかからない状況だです。
推進委は、第1弾企画として飲料店向けにおいしい燗酒作りの手順を
紹介するDVDを作成しました。
今年11月には「燗酒キックオフ(仮称)」というイベントも検討しています。
これに対し、参加していない京都の老舗日本酒メーカー幹部は、
「大手が音頭を取って盛り上げてくれるのはありがたい」と、
表向きは歓迎しています。
しかしその一方で、ビールやウイスキー業界の盛り上がりの背景には
トップメーカー主導で、各ジャンルを牽引する取り組みがあったと指摘。
「落ち込んだときこそ業界全体での取り組みが必要だが、
日本酒業界は“船頭”が多すぎて動きが鈍くなるかもしれない」との懸念も。
同様の声は、別の飲食店関係者からもあがります。
「次の(燗酒)イベントは9カ月後というが、まだ寒いんだから、
今すぐやればいいのに」と、きわめてまっとうな意見です。
大阪市内の飲食店経営者は、
「日本酒メーカーは腰が重いし、営業が不十分」と指摘します。
その上で、
「ビール会社は商品紹介から美味しい注ぎ方、ビアサーバーの点検、
掃除の仕方まで説明し、おいしいビールを提供しようという思いを感じる。
日本酒メーカーの営業にはほとんど会ったことがない。
日本酒の知識や燗酒用の機械のメンテナンスは、ほぼ自習です」と苦笑い。
こうした日本酒業界の体質が、市場縮小につながったといっても、
過言ではないようです。
「若い世代でも、日本酒愛好者は少なくない。
適切な商品知識や飲み方を広め、おいしい日本酒を提供できれば、
ほかの酒類とも競えるはず。営業努力や商品強化はもちろん、
わかりやすい表記の統一などにも取り組んでほしい」と訴える
飲食店経営者の声を、日本酒メーカーはどう受け止めるのでしょうか。
菊正宗酒造の小池部長は、
「営業面で各社が競い合うため、足並みが揃いにくいという側面はある。
ウイスキーにおけるハイボールのように気軽に飲める取り組みも重要だ。
その下地のためにも、推進委員会では日本酒本来の良さを見つめ直し、
需要回復の基礎としたい」と意気込んでします。
ただ、老舗の大連合だけにスピード感は期待できそうもありません。
このままでは、左党ならずとも“辛口”の評価となりそうです。
たしかに、気軽に飲みたいという世代に向けてのアピール度は
少ないように感じます。
俺が俺がではなく、きちっとした船頭さんが必要ですね( ̄_ ̄ i)
外部委員会といきますか( ̄▽+ ̄*)