エドワードグリーンのドーヴァーは、もっとも有名な本格革靴だろうと思います。(勝手に)
僕がこの靴を買った当時、どちらかというとロングノーズのイタリア靴がトレンドで、僕も例にもれずイタリア靴を中心に好んで履いていました。
もともとエドワードグリーンのドーヴァーは黒のドーヴァーⅠをこれより前にある方に譲っていただいてたのですが、あまり本格革靴のサイジングを理解していなかったせいで、そのドーヴァーは僕の足には若干小さいんじゃないかと思っていました。ちなみにその黒ドーヴァーのサイズはラスト32で5Eなのですが、今となってはこの5Eでも若干大き目だ思います。
当時は沈み込みであったり、イギリス靴のちょうどいいフィッティングがわかっていなかったんでしょう。自分の足に合うドーヴァーを買いたいと思い、購入したのがこの32ラスト5ハーフEのスウェードドーヴァーです。
よく御存じの方はわかると思いますが、まずグッドイヤーウェルテッドの靴(に限りませんが)はソールの中材にコルクを詰めています。特にエドワードグリーンに関しては、練コルクを使っていますので、インソールがかなり沈み込んでしまします。
さらに、スウェードという素材は、結構伸びるようで、購入当初はそこそこ羽根が開いていたはずなのに、2年も履けばぴったりと閉じてしまいました。
結果、今はハーフインソールを入れて履いています。
さて、このスウェードドーヴァー。サイズは若干大きいのですが、僕のエース靴です。
購入してから今までの10年以上に亘って、オールソール交換をしている時期以外は、ほぼ週1回ペースでローテーションを守ってくれています。
なんといっても守備範囲が広く、オン・オフかっこよく見せてくれます。
本格靴を愛する方には怒られてしまうかもしれませんが、若干大きいおかげで、締め付けが少なくまったく疲れません。履き心地はまるでスニーカーのようです。(誇張してます)
特に最近はスーツを着る機会も少なく、ほとんど毎日ジャケット+パンツで過ごしていますので、そういった装いには本当によく合います。
僕は色違いや素材違いであったとしても、あまり同じ靴を何足も持とうとは思わないのですが、ドーヴァーに関してだけは他の素材や色を欲しいと思っているほどです。
しかし、最近のエドワードグリーンは随分作りも変わり、価格も上がってしまいました。
まず一番わかりやすい部分として、エドワードグリーンの特徴の一つであったコバの張り出しを抑えられているデザインが、最近のドーヴァーでは見られなくなってしまいました。カントリーシューズを出自とするモデルなので、コバは張り出していた方が本来の姿だといえるのかもしれませんが、やはりエドワードグリーンのドーヴァーはグッドイヤーウェルテッドでハーフミッドソールを挟みながらも、技術の高さを持ってコバの張り出しを極限にまで少なくするという工夫を続けてほしかった。
そのほか、細かいところはたくさんありますが、今のエドワードグリーンのドーヴァーは、随分変わってしまったようです。
もちろん、今のドーヴァーも秀逸なのでしょうが、今年の2月1日からその価格が17万円弱となるということで、やや購入意欲を削がれてしまいますね。
ドーヴァーはライトアングルモカのステッチが切れやすいなど、剛性の部分で難を唱える方が少なくないようですが、僕の持っている個体についてはそういった心配はなさそうです。
このドーヴァーはこれからもいろんな場面で活躍してくれることだろうと思います。
スウェードはエイジングがわかりにくいというご意見も聞かれますが、10年以上履いてきたこのドーヴァーは立派なエイジングを見せてくれていると思います。
これからも修理をしながら大切に、かつ、しっかりと履きこんでいきたいですね。
この冬購入したミケランジェロのスポルベリーノとメトリコのデニムスラックス
ダノリスのシャツ、フランクリンミルズのタイ、アスコットのポケットスクエア
フェリージ別注メローラのグローブ
9年目に突入したイタルスタイルのスミズーラジャケットとゴヤールのトート
いつ買ったか思い出せないジョンストンズカシミアの藤色のマフラー
僕の仕事でのコーデはこういう雰囲気です。


