■長崎原爆の日 黄金のアデーレ ◆『戦時復仇』 | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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【#長崎原爆の日】
75年前の1945年8月9日。長崎に原爆が投下され、約7万人の尊い命が奪われました。

何が起きたのか、どんな日だったのか、写真や記録を振り返ります。

 

 

映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」予告編

https://youtu.be/EaxVVOoompY

映画予告動画ちゃんねる•2015/11/16

映画は2015年11月27日公開
アメリカ在住の82歳のマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)は、グスタフ・クリムトが描いた伯母の肖像画で第2次世界大戦中ナチスに奪われた名画が、オーストリアにあることを知る。彼女は新米弁護士ランディ(ライアン・レイノルズ)の助けを借り、オーストリア政府に絵画の返還を求めて訴訟を起こす。法廷闘争の一方、マリアは自身の半生を振り返り……。

 

映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」
*字幕から引用
マリア・アルトマンのユダヤ家族の物語

1998 波乱を共にした姉ルーズの死 ナチスが強奪した絵はウイーンのオーストリアの「美術品返還法」が改定され、昔の訴えが再審理されることになった。

マリアは、姉の遺志を継いでグスタフ・クリムトが描いた叔母のアデーレせ取り返す決意でした。友人の息子の弁護士・ランディに依頼する。
「ナチが私たちの家の壁から外してウィーンのベルベデーレ美術館の所蔵に・」

アデーレの死は1925年43歳で髄膜炎・・
叔父は悲嘆に暮れた。
アデーレが遺言を書いたのは死の2年前の1923年。
「私の肖像画と他の絵画は"夫の死後"ベルベデーレ美術館に寄贈します」
と、条件付きで。
「寄贈するのは夫のフェルディナントの"死亡後に"」と。
だが、寡夫となって相続した叔父も遺言書を書いていた。
「自分が残す物は、全て姉妹(ルーズとマリア)に譲る」と。

すなわちマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)は、正当な相続人です。
そして弁護士・ランディから決定的な証拠を示した。
「絵の代金を支払ったのは叔父上だ。法的な絵の所有者は叔父上です」
・・アデーレに譲渡の権利は無い。
弁護士「法的には"遺言"でなく彼の女の単なる"願望"です」

審問会は遺言状を盾に返還を拒否、クリムトの作品はベルベデーレ美術館に留めおきます。
マリア「叔母が国の未来を知ってたらあれを書いたと?」
「家財が略奪され人々が殺される未来をね」
文化大臣「ご不満なら残る道は裁判です」

・・オーストリアでの裁判費用として180万ドル(絵の評価額で算定)という預託金が必要であり一旦は諦めたが、米国でオーストラリア政府を訴える。

米国地方裁判所の審理
オーストリア側弁護士
「外国主権免責法」が成立したのは1976年で、この事件の38年も後です。時代を遡っての適用はあり得ません。(遡及法)
外国主権免責法が1976年の成立から遡って適用されないというのは間違いです。
ランディ「証拠の事例が少ないですが、その内の3件です」

オーストリア側弁護士 「これはオーストリア国内の事件への外国からの干渉です。オーストリアの法的機関を通さず米国の法廷と米国民の税金を使うのですか?」
ランディ「オーストリアでの裁判は莫大な費用が必要で全く不可能です。他の選択肢がないからこの訴えを米国で起こしたのです」  


裁判官「免責法が過去にも適用されることは証明されました。
また費用の点からオーストリアでの提訴は不適当と考えます。
被告側の訴えは却下します」

・・ランディ弁護士が調停を申し入れたがオーストリア側は最高裁を希望。

米国最高裁判所の審理
オーストリア側弁護士「これはオーストリアの事件で米国法廷とは無関係です。

米国政府の代弁「時代を遡って適用されると多くの国に同様の訴訟が提起され、国際関係が更に複雑化します。
最高裁判事「例えば?」
 
米国政府の代理弁護士「現に対日本、対フランスの事例があります。」
最高裁判事「つまり原告が絵の返還を求めると、日本との関係が悪化すると?。」

米国政府の代弁「そういうことがあり得ます。」
 

最高裁判事「アルトマン夫人、これ以上裁判を推し進めると、世界の外交が破綻をきたし、あなたの責任になるそうです。」
最高裁判事「シェーンベルク君」

ランディ弁護士「"免責法"は"過去に遡る"だけのものでしょうか?」
最高裁判事「"過去にも"遡れるという言い方もできる。"どういう場合に司法権を行使できるか"が問題なのかな?」
ランディ弁護士「・・・質問の意味が分かりません?」
最高裁判事「私にも分からん。(陪席の裁判官)分かるものは?」w


ランディ弁護士の最終陳述「政府の懸念は、よくわかります。"虫の入った缶を開けるとその始末が大変"。しかしオーストリアと米国は協定国で、協定法も整備されている。缶を開けて虫を一匹つまみ出して、すばやくフタを閉めればいいんです。被告側は我々を牽制しょうと、国際紛争の危機まで持ち出した。
冷静に考えてください。
これは自分の物の返還を求める一人の女性の訴えです。
安らぎを求めてこの国に来た女性です。正義を与えてください」

・・米国政府もオーストリア側の訴訟却下を支持し、米最高裁もマリアの味方に付きました。
マリア側は「和解案」オーストリア側に提示するも決裂。
ウイーンの仲裁裁判所に調停を申し立てた

調停委員会「我々調停員は双方の視点からこの複雑な事件を検証しました。
関連資料を偏見のない目で綿密に調べ、最終評決に到達しました。すなわちアデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像画とその他のクリムトの作品はアデーレの姪に返還します。マリア・アルトマンに」


・・ナチに奪われてから六十八年後に絵はマリアの手に戻された。
現在アデーレの肖像画はニュヨークのノイエ・ギャラリーに展示されている。
ローダーの購入額は1億3500万ドル
ランディは事件の報酬で美術品返還を専門とする法律事務所を設立
ロスアンゼルスのホロコースト博物館の資金も提供した。

マリアは同じ家に住み、店の経営を続けた。
絵画から得たお金は親族や慈善事業、ロサンゼルス・オペラの資金に。
そして2011年94歳で世を去った。

ナチが略奪した10万点を超える美術品は、いまだに正当な持ち主の手に戻されてしないという。

 

 

◆『戦時復仇』

>最高裁判事「つまり原告が絵の返還を求めると、日本との関係が悪化すると?。」

>最高裁判事「"過去にも"遡れるという言い方もできる。"どういう場合に司法権を行使できるか"が問題なのかな?」

 

 

米最高裁判所での不思議な議論です・・・

現在では、法律家が語らない暗黙の背景がある。

表にしない暗黙の「戦時復仇(戦時の犯罪には時効がない)」です。

 

広島、長崎、東京大空襲、引き揚げ者虐殺など「戦時復仇」は、戦後処理の「サンフランシスコ条約」をも超越する事項。

捏造の「南京虐殺」や捏造「慰安婦、徴用工」で、日本人に自虐史観を植え付けて「戦時復仇」を言い出させない。ナチス以上の犯罪者にしたいのでしょうw

 

「過去からの聲」が、長崎の鐘に乗って響いています。

合掌