目黒女児虐待死事件 元義父に懲役18年を求刑◆チャイルド・デス・レビュー | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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かもみーる

・この内容で期間のある懲役刑では軽すぎます。

・同様の犯罪は減りません。

・終身刑か、死刑にするべきです。

目黒女児虐待死事件 元義父に懲役18年を求刑(19/10/07)

 

【関連】

父親に懲役18年求刑=「怒りで虐待、悪質」-目黒女児死亡・東京地裁-時事019年10月07日11時47分

 東京都目黒区で2018年、船戸結愛ちゃん=当時(5)=が虐待死した事件で、傷害と保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親の雄大被告(34)の裁判員裁判の論告求刑公判が7日、東京地裁(守下実裁判長)であった。検察側は「自己に従わない怒りで虐待し、この上なく悪質」と指弾し、懲役18年を求刑した。弁護側は最終弁論で懲役9年が相当と訴え結審した。判決は15日。

目黒女児虐待死をめぐる経緯

 検察側は論告で、結愛ちゃんは母親優里被告(27)=懲役8年、控訴=の連れ子で、雄大被告は16年11月ごろに暴力を振るい始め、一家が香川県から目黒区に転居した18年1月23日ごろから苛烈な食事制限をしたと主張。「39日間で体重の約25%を失った」とした。
 さらに、優里被告を「説教で共犯者に引き入れ、夫婦で児童相談所の接触も拒否した」と指摘。「2月24~26日には風呂場で10回以上殴打した。27日に『12キロ台はやばい』などと命の危険を感じたのに、病院に連れて行かなかった」とし、「一体子どもを何と思っているのか。結愛ちゃんは逃げることもできず、絶望しかなかった」と厳しく非難した。
 弁護側は2月下旬の暴行を認めつつ、「親であろうという気持ちが根底にあった」と主張。
「被告が命の危険を認識したのは(死亡前日の)3月1日だった」と訴えた。雄大被告は最終意見陳述で、すすり泣きながら「本当に、本当に申し訳ありませんでした」と声を絞り出し、何度も頭を下げた。
 起訴状によると、雄大被告は18年1月下旬から結愛ちゃんを栄養失調に陥らせ、2月下旬には風呂場で顔を殴打。優里被告と共謀して医療措置を受けさせず、3月2日、肺炎を発症させるなどして死亡させたとされる。

 

 

◆殺人罪並みの求刑

 

加害者の船戸夫妻は離婚したようです。元義父と報道されている。

検察は、両親の罪名を虐待による「保護責任者遺棄致死」としたが、「殺人罪並み」の求刑です。

 

 

遺棄致死傷罪
遺棄罪又は保護責任者遺棄罪・不保護罪の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断される刑法219条

死傷の結果が生じた場合、結果的加重犯になり、219条によって処理されるが、結果に故意がある場合は、行為の態様によっては不作為による殺人罪(刑法199条)または傷害罪(刑法204条)が成立することもある。 遺棄致死傷罪-Wikipedia

 

法定刑 殺人罪の法定刑は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役である。2004年の刑法改正により、従来の「3年以上」から刑の下限が引き上げられた。 もちろん、法律上の減軽や酌量減軽により5年未満の刑を宣告することは可能である。 殺人罪 (日本) - Wikipedia

 

 

>「被告が命の危険を認識したのは(死亡前日の)3月1日だった」と訴えた。

 

・・嘘つき

 

◆チャイルド・デス・レビュー

 

 
虐待死を防げ 結愛ちゃん元主治医のメッセージ
「NEWS23」スタッフノート
2019/05/15 03:06

 

虐待で命を落とす
子どもを出さないために、
いま声をあげ始めた
ひとりの女性がいます。
彼女は
悲痛な手紙を残して亡くなった
5歳の少女の
主治医でした。
(NEWS23 2019年5月14日放送)


 
先月、
小児科の医師たちを中心に、
児童虐待の問題を考える
シンポジウムが開かれました。
タイトルは・・・


 

「目黒事件に学ぶ」

去年3月、東京・目黒区で
5歳の船戸結愛ちゃんが
両親の虐待を受けて
死亡した事件。


 

●結愛ちゃんが残した手紙
もうパパとママに
いわれなくても
しっかりと
じぶんから

きょうできないことも
あしたはできるようにするから

もうおねがい

ゆるして

ゆるしてください


2度も一時保護されていながら
命を救うことができず、
結愛ちゃんが書き残した
悲痛な手紙の内容は
社会に大きな衝撃を与えました。


この日、
強い思いを持って登壇した、
ひとりの小児科医がいました。

 
 
木下あゆみさん。

結愛ちゃん一家が
東京に引っ越す前、
まだ香川県にいた時、
一時保護をきっかけに
結愛ちゃんを
定期的に診察してきた

「主治医」です。

 

事件をめぐって
国の検証報告書は
児相のリスク判断が
不十分だったなどと
指摘しましたが、

木下さんは
自分が抱いていた危機感を
他の関係機関と共有する難しさを
語りました。


 

●木下あゆみ医師
「私自身は
 すごく危機感をもって
 緊張感を持って
 関わっていたんですけども
 それがちゃんと関係機関に
 伝わっていたのか」

「伝わっていたと
 思い込んでいるのは、
 私だけだったんじゃないか」


私はすごく心配で 転居先の児童相談所に連絡もしたが、
もっとちゃんと かみ砕いて説明すべきでは なかったのかなと


「私の伝え方が
 悪かったのではないかと
 今でも自分に問い続けています」


木下さんが勤める
香川県内の病院。

 
ここでは、
育児相談に使う部屋のそばに
子どもが遊べるスペースが
作られていて
スタッフが
見守るようにしています。


 
子どもや親の様子で
気づいたことを
病院の職員なら誰でも

記入できる「気になるシート」。

 

 

病院全体で、
子どもや親を見守ることを
呼びかけています。

木下さんは
虐待を防ぐ体制作りに
20年近く関わり、
警察や児相、市町村などと
顔が見える連携も
進めてきました。


 
なぜ関係機関に
伝わらなかったのか?


木下さんは
「アザがある」
という言葉ひとつでも
関係機関によって
実は受け止め方が違うと
感じるようになったと言います。


 

あざの位置や不自然さが
虐待の危険度を推し量る上で
重要な目印になるのです。


 

木下さんは
事件をきっかけに立ち上がった
児童虐待問題の
与野党勉強会に招かれ、
結愛ちゃんの
主治医であることを
初めて公にしました。

そして、

児相などに医師を配置し、
子どもを直接診察した
医師の危機感が
確実に共有される仕組みや

全国どこに引っ越しても、
変わらずに
親子を支える体制の
必要性を訴えました。


 

国会で審議が始まった
児童福祉法改正案では
児童相談所への
医師と保健師の配置も
義務づけられています。

 
 
 
結愛ちゃん事件から1年3か月。


大きな一歩を踏み出すために
木下さんは
声を上げ続けようと
考えています。




【雨宮キャスター】
木下さんが
取り組んでいる活動として

「チャイルド・デス・レビュー」
というのがあります。

アメリカで40年ほど前に始まり
子どもの死亡事例を
幅広く検証することで
再発防止につなげるという
取り組みなんですね。


 
【駒田キャスター】
虐待のニュースを取材したときに
自治体・児童相談所・学校の連携に
問題があると感じたのですが、
それにプラスして、
医師の存在もとても大切なんですね。

【星キャスター】
お医者さんも含めて虐待を防ぐ
いまの体制でできることも多いですが、
もう一方で、
児童相談所の人員を増やすなど
国や自治体が人とお金を
投入しないといけない分野が
まだまだある。
今度の児童福祉法改正は
ほんのひとつのステップに過ぎないので、
たくさん残されている
課題に取り組むのが大人の責任だと思いますね。

 

 

>「チャイルド・デス・レビュー」

 

>「私はすごく心配で 転居先の児童相談所に連絡もしたが、
 もっとちゃんと かみ砕いて説明すべきでは なかったのかなと

 

・・危機意識の共有は、明示的なガイドラインで通知する必要があります。

今まで、専門家によるガイドラインが存在していない?

連携体制が脆弱なのか?

 

個人の力量に頼る段階は過ぎています。

児童の犠牲者が、後を絶たない。

・・助けてください。

 

【参考】気象庁 「特別警報」のガイドライン