*舞台劇の[小品]風であり、登場人物の語りや背景、時期は混ざっています。
十何年以上も前のことです。
普段は乗らなかったのですが、息子の自転車を借りて、買い物に行きました。
不意に大型の乗用車が私を跳ね飛ばしました。
パッとフラッシュライトを浴びたと思った瞬間、ブラックアウトして周囲が視えなくなりました。
不思議な感覚です。
道路に投げ出されたが、多くの人の温かい手に身体を支えられているように感じた。
頭を守ってくれたので、ショックを感じませんでした。
意識が覚醒すると、自転車のサドルが折れ、備品類は粉々です。身代わりのような惨状。
運転していた方は、青ざめて口も利けません。中年の男性でした。
何とも言えぬその眼が、一瞬サタンに見えた、獲物を逃して嗤っているように。
守護天使に感謝。
菩提寺の鬼子母神に、亡き母は祈ってくれていた。私は狼の子です。
・・守護されていないと、呆気なくサタンの餌食になるそうです。そう、簡単にねw
立ち上がると、無傷です。
Loreena McKennitt - Mummer's Dance (Dance of wolves)
http://youtu.be/2uq0QKjXlso