■[朗報]「見ているのがつらい」猫の腎臓病 ”ノーベル級”新剤に見る治療の可能性-AERA | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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猫にとって、宿命の病とも思われてきた「腎臓病」…。
最近、世界初の猫の腎臓病の特効薬「AIM製剤」が、2020-21年実用化を目指すという報道が。
宮崎徹教授によると、数年後に猫の寿命は倍になる可能性も、とのこと。
猫の腎臓病 
”ノーベル級”新剤に見る治療の可能性

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「見ているのがつらい」猫の腎臓病”ノーベル級”新剤に見る治療の可能性
渡辺 豪2019.4.13 09:00 AERA #ねこ

 高齢猫の「宿命」のように受け止められてきた腎臓病。初期療法食による対症療法の充実や、夢の治療薬の開発も進み、様相は一変しつつある。AERA増刊「NyAERA (ニャエラ) ネコの病気と老い」から腎臓病の治療法を紹介する。

【表で見る】AIMを投与し、尿が流れるようになるまでの流れ

*  *  *
 症状悪化を抑制するのが限界だった腎臓病との向き合い方が、「治療」へと根本的に変わる可能性も見えている。

 世界初の腎臓病の特効薬として早期実用化の期待がかかるAIM製剤だ。

 東京大学大学院医学系研究科の宮崎徹教授(56)は、血液中の「AIM」という約350個のアミノ酸からなるたんぱく質が、人間や猫の腎機能改善に大きく寄与していることを立証。2016年に研究論文を発表した。

 先天的に活性化しないAIMしか保持していない猫に対し、人為的に大量生産したAIMたんぱく質を投与すれば、腎不全の治療効果が得られる――。この画期的な発見は獣医療界だけでなく、将来的な人への応用も視野に大きな注目を集めている。

 AIM製剤は、今夏にも第1号の試験原薬が製造される見通しで、20~21年春の実用化を目指している。まさに「あと一歩」の段階にあるのだ。

 宮崎教授は言う。

「大量生産できる態勢を整え、できるだけ多くの飼い主に届けたい。日本で薬事申請をパスした後は欧米でも治験を始め、世界中の猫を助けたいと考えています」

 AIM製剤は、腎不全の前段階である泌尿器疾患全般の予防薬としても効果が期待されている。宮崎教授のもとには、猫の腎臓病に悩む飼い主から早期実用化を期待する数百件のメッセージが届いているという。

「腎臓病を患っている猫を見ているのがつらい、一日も早く治療薬を提供してもらいたいという切実な声ばかりです。海外からも問い合わせがあり、期待値の高さを実感しています」(宮崎教授)

■半年でみるみる元気に

 AIM投与の治療効果は、臨床研究に協力した飼い主からも届いている。

 腎臓病の診断を受けた飼い猫「ジルダ」に2年前、AIMたんぱく質を投与した、飼い主で東京都狛江市に住む伊藤恒子さんはこう打ち明ける。


「半年ぐらい投与を続けると、食欲も出て、みるみる元気になり、効果を実感しました。実用化後はもう一度、投与をお願いしたいと思っています」

 AIM製剤の可能性を見据え、サポート役を買って出たのが公益財団法人動物臨床医学研究所の山根義久理事長(75)だ。

「AIMたんぱく質の治療効果は人の腎臓病にも応用できます。宮崎先生の説明を聞いて、『これはノーベル賞級だ』とたたえました。生涯をかけて応援しようと思っています」(山根理事長)

 同研究所は、今春にもスタートするAIM製剤の薬事申請に必要な臨床試験に全面協力する。山根理事長は言う。

「われわれに臨床試験データを提供してくれる獣医師は全国にいます。これまで何十年も臨床試験を請け負ってきたノウハウの蓄積もあります。猫のためにも人のためにも、一日も早く実用化できるようバックアップします」

(文/渡辺 豪)

※AERA増刊「NyAERA (ニャエラ) ネコの病気と老い」から 


*元記事➡ https://dot.asahi.com/aera/2019041200073.html

 

 

猫の怖い病気、腎不全!その病態と腎不全に見られる症状を知ろう - Japan Pets
https://youtu.be/NYUUMFQZdJ0

Japan Pets
2017/10/21 に公開
猫が腎不全にかかると体のあらゆる面での不調が見られます。慢性的になってしまうと更に重篤な症状が出てしまい、命の危険にさらされる事になります。なので、腎不全に陥りやすい生活習慣を知り、予防すると共に腎不全に見られる症状を学んでいきましょう。 

 

猫が腎臓病になる原因は?

—猫は他の動物よりも腎臓病になりやすいと聞いたのですが、事実でしょうか?

 確かに腎臓病にかかる猫は犬よりも多く、7歳以上のシニア猫のうち3~4割は腎臓病を患っていると言われています。

—なぜ、猫は腎臓病にかかりやすいのでしょうか?

 その原因は、よくわかっていないんです。
 人間であれば、腎臓病の原因として塩分の取り過ぎや糖尿病などがありますが、猫の場合は規則正しい食事をしていても、腎臓病になることがあります。

 いくら飼い主さんが気をつけて、良質な総合栄養食のみを適量与えていても、腎臓病になってしまう猫がいるのです。


 一説には、猫は元々砂漠の動物であったため、水分を有効に使うために尿を濃縮して排泄しています。それが原因で、犬よりも腎臓に負担がかかりやすいのでは、と言われていますが、実際のところはよくわかりません。
https://www.axa-direct.co.jp/pet/pet-ms/detail/5924/

 

 

人間の寿命が延びて、愛猫を病気で失うのはつらいもの。

腎臓病の特効薬「AIM製剤」の開発は、朗報です。

 

また、人間の腎臓病治療薬となる可能性を秘めているそうです。

高齢化で透析患者が増えました。

透析の苦痛から解放される希望がでてきましたね。