子犬を抱いた少年兵（中央が荒木）毎日新聞社より
前列左より、早川勉伍長、荒木幸雄伍長、千田孝正伍長。
後列左から、高橋要伍長、高橋峯好 伍長
荒木幸雄
佐賀県にある特攻隊員の宿舎だった西往寺で、荒木を中心とする第72振武隊は「ほがらか隊｣と称し、出撃までを過ごす。
当初の出撃予定日だった1945年5月26日、出撃予定時刻の2時間前に記念撮影を行うが、その日は出撃中止となった。
5月27日、第72振武隊・九九式襲撃機の隊員は万世飛行場を出撃後、沖縄本島中部に広がる金武湾の東約50kmの位置で、アメリカ海軍のレーダーピケット駆逐艦「ブレイン」（USS Braine, DD-630）に突入したと推測されている。根拠として、突入直前の第72振武隊の九九式襲撃機の写真が残存しているため、荒木もこの駆逐艦を目標としたと考えられる。ブレインは第72振武隊の突入によって大破・炎上、荒木も戦死した。享年17。
家族に公式に通知されるのは、終戦後の昭和20年11月30日付の死亡告知書で12月半ば過ぎであった。桐生に残された墓には髪と爪だけが残っている。wikipedia
九九式襲撃機
「襲撃機」とは、1938年（昭和13年）1月に参謀本部から陸軍省に提出された「次期飛行機ノ性能等ニ関スル作戦上ノ要望」の中ではじめて明文化された、日本陸軍の軍用機の新カテゴリである。1935年（昭和10年）前後にソビエト労農赤軍の赤色空軍で生まれた、高度100m程度を超低空飛行し森などの陰に隠れ敵地上部隊を急襲する戦法を取る「シュトゥルモヴィーク（直訳は襲撃者）」を、日本陸軍でも機体のコンセプトを含めて採用したものである。wikipedia
荒木幸雄伍長達は、特徴的な「九九式襲撃機」の高低差を利用、最後には、海面すれすれに超低空で突入し、散華されました。
・・米軍の万全な態勢になって、特攻攻撃が困難になった五月の時期に、二機が突入に成功したのです。
歴戦の大人たちに挑んだ少年たちが・・
◆アメリカ海軍のレーダーピケット駆逐艦「ブレイン」
（USS Braine, DD-630）
1945年、
5月16～25日はレーダーピケット艦として沖縄作戦に参加した。
5月27日、ブレインは立て続けに2機の特攻機が直撃した。正面への最初の直撃では艦橋が大破し、艦中央部への2回目の直撃では2本の煙突が吹き飛ばされ艦中央部の上部構造が破壊された。
ブレインは応急修理のため沖縄諸島の慶良間諸島へ退避し、6月19日にそこを離れた後1945年7月19日にアメリカへ帰投した。wikipedia
USS BRAINE (DD-630)
http://www.navsource.org/archives/05/630.htm
Kamikaze 1機目の突入
Close Up Of Damage After 1st Kamikaze, Starboard Side Looking Forward, Note The Splinter Shield has Been Completly Blow Off The Number 2 5" Gun Mount.
Kamikaze 2機目の突入
Close Up Of Damage After 2nd Kamikaze, Midships At The Aft Stack.
USS BRAINE DD-630 Damage sustained by the USS Braine (DD-630) after being attacked on 27 May.
The first two kamikazes hit between mount 52 and the forward face of her bridge, blowing out the mount's gun house and leaving the damage to the two 40 mm mounts just aft seen here. The second kamikaze hit at the base of her second funnel, blowing it overboard. Fires raged at the site of both crashes. It was noon before the fires were contained and she could be towed to safety. Photo National Archives and Records Administration.(写真国立公文書記録管理)
①Japanese Kamikaze Suicide Bomber Attacks US Navy Destroyer WW2 Naval Combat Footage
https://youtu.be/6ZD6s_F3BXw
HistoryFlicks4u
2015/03/06 に公開
Japanese kamikaze hits an unknown American navy destroyer during World War 2 with scenes of the ship's damage.
第二次世界大戦中の日本kamikazeが、艦名不詳の米海軍駆逐艦に命中、
艦艇損傷のシーンである。
＊戦争中なので艦名不詳(UNKOWN)とされているが、「艦影」から米駆逐艦ブレイン・USS BRAINE (DD-630)と思われます。
②USS Braine After Kamikaze Plane Attack 250211-10
Footage Farm
https://youtu.be/atue7T4GJcw
footagefarm
2014/05/13 に公開
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◇呟き
https://blogs.yahoo.co.jp/y294maself/36471371.html
よく特攻を語るときに、最初のフィリピン戦では米軍がビビって戦果は挙げられたけど、沖縄戦では対策が進んで全くダメだったと言われていますが、事実無根の説であり、米国は最後まで特攻に苦しめられたのです。米海軍を徹底的に苦しめた誇るべき、恐るべき武人達であるのです。
＞恐るべき武人達であるのです。
「ほがらか隊｣・・皆が教えてくれます、
これまで見たことの無かった映像が公開されるようになって、心に引っかかっていたことが氷解するようになりました。
＊追加 2019.3.10
◆艦名調査①②動画で比較(突入の瞬間)
①艦名不明 ②艦名USS BRAINE の記載あり、①と②動画は一致しました。
米駆逐艦ブレイン・USS BRAINE (DD-630)と断定
・・戦時中の特攻作戦では、日本の部隊・個人と米艦が特定されることは少ない。
しかし、少年たちが突入する瞬間の動画は残っていた。
壮烈な戦死です。
合掌