[武相荘]白洲次郎・正子夫妻が愛した風景◆『復讐の条約』『十一面観音巡礼』 | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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☆BLOGの話題は、精神世界とリアルな現実世界の話題です。
巡礼の旅で、危機に瀕する日本を感じました。
未来の孫たちへ、「日本人の霊的遺伝子」を繋げる責務が、今の世代にあります。

物心ついた頃の多摩の風景が「武相荘」に残されていました。

先日、老妻と久しぶりに訪れました。


東京の深川の家が空襲で焼失して、南多摩郡に越したのは、白洲家と似た歴史です。

旧幕臣の土地柄でした。祖父は、縁を頼りに土地を求めたのです。

 

幕末、明治の多摩の養蚕農家は、豊かでした。

大都市の東京への交通が便利になると、富裕層の別邸もありました。

 

鬱蒼とした精霊の森は、野鳥のさえずる声が懐かしい。

戦後の「暗黒史観」の描く貧しい農家は、ここにはありません。

 

さて・・

𠮷田茂首相のブレーンであった白洲次郎氏は、戦後の「憲法」と「サンフランシスコ平和条約」に深く関与した人物です。

展示されていた白洲次郎の冒頭の草稿文に釘付けになりました。

 

サンフランシスコ平和会議における吉田茂総理大臣の受諾演説

ここに提示された平和条約は、懲罰的な条項や報復的な条項を含まず、わが国民に恒久的な制限を課することもなく、日本に完全な主権と平等と自由とを回復し、日本を自由且つ平等の一員として国際社会へ迎えるものであります。この平和条約は、復讐の条約ではなく、「和解」と「信頼」の文書であります。日本全権はこの公平寛大なる平和条約を欣然受諾致します・・・

 

 

・・正に、「占領憲法」に含まれる「悪意」に対する告発文を日本語で残したのです。

後世の子孫への申し送りでした。

ご自身を田舎紳士(Country gentleman)と称し、高貴なるイギリス紳士の教養と公人としての責任感を生涯もたれた方でした。

 

 

武相荘 旧白洲邸 BUAISOU SHIRASU FORMER RESIDENCE
https://youtu.be/G5ARQa5X1SU
 

Kenta Jufuku
2014/11/30 に公開
武相荘 旧白洲邸 
白洲次郎と正子が、この家に移り住んだのは1943年。
第二次世界大戦の開戦時期と重なる。
東京は食べ物に困るだろうと、考えた末の引っ越しだった。

次郎は畑仕事に精を出し、正子は書をしたためて晩年を過ごした。
武相荘は今、二人の面影をのこし、ひっそりと佇んでいる。


旧白洲邸 武相荘(ぶあいそう)ホームページ
http://www.buaiso.com
以上

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・・・洋風の次郎に連れ添った正子は、和風の夫人であったようです。

能を嗜み、書画骨董に造詣の深い随筆家として高名です。

 

白洲正子の書斎に廻った時・・

遠目でしたが、文机に置かれた『十一面陀羅尼経』の小冊子に気づきました。

 

老生のブログで調べたのが白洲正子『十一面観音巡礼』であったのです。巡礼の旅での不思議な体験からです。

 

 

 

 

滋賀県向源寺の十一面観音(国宝)。観音様の後頭部にある暴悪大笑面

http://kajipon.sakura.ne.jp/kt/butuzou2.htm
 

■■ 【再掲】不思議な嗤う顔 ★アメンバー限定を公開に変更 *追記あり
https://ameblo.jp/tarooza/entry-11599723990.html
2013-08-25 21:51:53
テーマ:巡拝の旅

 

◆観音様が様々な面を見せたのが十一面観音菩薩です。
その姿が変化身(へんげしん)。


仏面(如来)・頭上一面、慈悲・正三面、瞋怒・右三面、笑狗牙上・左三面、
暴悪大笑面(ぼうあくだいしょうめん)邪悪な行いを大爆笑する一面が頭の後ろにあります。


その女性の、頭の後ろの顔を一瞬見せたのかもしれません。
女性が誘導している建物は、某新興宗教のものでした。
他の神社やお寺を排斥する団体です。


お寺の法要に向かう信徒の邪魔(意地悪)をする心根を見せてくれたのでしょう。

迂闊な生きかたはできないと感じた不思議でした。

 

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>白洲次郎『復讐の条約』

>白洲正子『十一面観音巡礼』

 

復讐の条約を暴悪大笑面(ぼうばくだいしょうめん)が呵々大笑していますw

 

「武相荘」の佇まいが失われた時、昔気質の懐かしい顔は忘れ去られるでしょう。

しかし、残そうとする方が居る限り、観音様は慈悲の顔を向けてくださる。

感謝