米国とインドの再構築に、モディ首相「インド太平洋」と安倍首相「セキュリティ・ダイヤモンド」 | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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一部引用(自動翻訳)

◆モディ-トランプの複数の抱擁は、強力な基盤にあるインドと米国のシグナルである。

共同声明は、米国とインドの戦略的収斂を再確認したが、両国が同様に中国の課題に目を向けるかどうかの問題は解決しなかった。

 

まとめると、肯定的なレトリックとこれらの増分的な結果は、関係が安定した軌道に留まっていることを再確認するのに役立った。

 

トランプ大統領と会談したModiの第3の最終的な要請は、特に中国とパキスタンに関するインドの地域挑戦に関する新政権の見方を形作ることだった。 ここでは、サミットの成果はあまり明確ではありません。 北朝鮮に対する中国の支援に非現実的なペッグをかけ、中国に対する米国の政策は微妙なままである。 この政権のチャイナホークは、北京の貿易慣行やアジアの軟弱な拡大主義を批判的に指摘しているが、今後数カ月間の間に優位を獲得する可能性がある。

 

中国は、指導者の公的発言のなかで、何も言わなかった。 共同声明は、北朝鮮に対する共通の懸念を浮き彫りにし、中国のBelt and Road Initiativeの批判を軽視した、米国とインドの戦略的アジア収斂を再確認した。 しかし、中国がアジアの共通の利益にもたらす挑戦の同様の見方にインドと米国が到着するかどうかの長期的な問題は解決されなかった。 その共通の見解がなければ、米国とインドの防衛協力の背後にある制度的なエネルギーは最終的には衰える可能性がある。

 

・・インドはオバマ前政権の対中政策に翻弄された苦い経験から、まだ米国に全幅の信頼感が持てないようです。

 

 

【参考】

第4章インド・モディ新政権の対中政策の新展開 (伊藤融防衛大学校)pdf
http://www2.jiia.or.jp/pdf/resarch/H26_Views_and_Policies_vis-a-vis_China/07-ito.pdf

 

インド-表1 対中観の推移 BBC

 

(2)「インド太平洋」主要国との連携緊密化
これら近隣国(南アジア)に加え、台頭する中国に警戒観を抱く主要国との関係緊密化にも積極的である。日米豪などはシン前政権に対しても、 「2つの海の交わり」、「インド太平洋」、「セキュリティ・ダイヤモンド」などといった概念でもって、民主主義の価値を共有するインドとの連携強化を呼びかけてきたものの、かならずしも期待通りの反応は得られなかった。


 しかしモディ政権は、より大胆にこれら「インド太平洋」主唱国との関係緊密化に乗り出した。
モディ首相が城外主要国との二国間会談のため初訪問国として選んだのは、日本であった。8月末から9月初めの滞在中、モディ首相は安倍総理との親密ぶりをアピールするとともに、経済界向けの演説で、名指しは避けつつもアジアにおける「拡張主義」の動きがあるとしてこれを牽制した。

 

 首脳会談の合意事項としてとくに注目すべきなのは、日印関係を「"特別"戦略的・グローバル・パートナーシップ」(傍点筆者)に引き上げるとした点にある。この「"特別"」という表現は、7月に日豪間で宣言されたものと同一であることに鑑みると、インドを米豪と並ぶ「準同盟国」として位置つけたいとの思惑が日本側にあることはモディ首相もじゅうぶん承知していたと思われる。そのうえでモディ首相はこの表現を盛り込むことに同意したのである。

 

 そのほか、共同声明には、日印外務・防衛次官対話、日米印三か国局長級協議の閣僚級引き上げを検討すること、今後年間で日本側が政府開発援助(ODA) を含め、3兆5千億円規模の投融資を実施するといった目標が盛り込まれた。

 

 

・・インドが英国植民地から独立した時の建国精神は、「非同盟中立」です。

安倍首相が提案した"特別"という表現で、「準同盟国」入りに同意したのでしょう。

民主主義の価値観を共有国として。