[ピーターナヴァロ]米中もし戦わば◆宣戦布告なしの戦争『三戦』 | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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☆BLOGの話題は、精神世界とリアルな現実世界の話題です。
巡礼の旅で、危機に瀕する日本を感じました。
未来の孫たちへ、「日本人の霊的遺伝子」を繋げる責務が、今の世代にあります。

昨年の米大統領選で、オバマ後継の北京の犬・ヒラリー女史が大統領になれば、「尖閣南西事変」が高確率で勃発するだろうと考えていました。

幸いトランプ大統領となり、中国共産党は様子見となり、急激な侵攻の気配は引いた。

侵攻スケジュールの調整であろう。

 

購入した本の著者が、トランプ政権の政策参謀(大統領補佐官)に就任したので紹介したい。徹底的に中国共産党の戦略を分析している。

 

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◆トランプ政策顧問が執筆!◆

・経済成長のために必要な原油の中東からの輸送ルートは、太平洋地域の制海権をもつアメリカによって抑えられている。
・空母と同盟国の基地を主体にした米軍に対抗するため、安価な移動式のミサイルで叩くという「非対称兵器」の開発を中国は進めてきた。
・南シナ海や尖閣諸島の海底に巨大な油田が発見された。
・南シナ海や尖閣諸島を囲む第一列島線。その内側の制海権を中国は握りつつある。

・歴史上、既存の大国と台頭する新興国が対峙したとき、戦争に至る確率は70%を超える。


経済、政治、軍の内情……。
最前線の情報をもとに、米中戦争の地政学を鮮やかに読み解く。
トランプの政策顧問による分析で、日本の未来が見えてくる!

解説:飯田将史(防衛省防衛研究所 地域研究部 中国研究室 主任研究官)

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・空母と同盟国の基地を主体にした米軍に対抗するため、安価な移動式のミサイルで叩くという「非対称兵器」の開発を中国は進めてきた。

 

  中国のゴビ砂漠に、大きさも形もほぼ完璧なアメリカ空母を模った標的が設けられ、「第二砲兵部隊(ミサイル部隊)」が、対艦弾道ミサイルの実射訓練をしている。

対艦弾道ミサイルの目的は、米太平洋艦隊を南と東シナ海から駆逐する「ゲームチォンジング」である。

 

  また、四川省西昌衛星発射センターでは、地上発射の地球高軌道ミサイル「動能2号」など一連の対衛星兵器のテストが繰り返されている。やはりゲームチォンジングな兵器はアメリカの人工衛星を叩き落とし、宇宙における米国の戦略優位性を打ち砕くためのものである。

 

  南シナ海の海南島の巨大地下潜水艦基地から、監視衛星に気付かれずに、潜水艦の「巨浪2号」は出撃て゜きる。世界中どこでの都市でも破壊できる核弾頭搭載可能な大陸間弾道ミサイルを格納している。

 

  中国は「地下長城」の掘削を続けている。

地下長城とは全長5000キロに及ぶ、迷路のように入り組んだ地下道である。そこで現在、急速に核弾道ミサイルが保管されている。

核ミサイルが向けられているのはアメリカだけでない。中国と領土問題を抱えているインド、日本、フィリッピン、ベトナムといった国々もその標的にされている。

これは核時代の最も重要な問題・・

 

・南シナ海や尖閣諸島の海底に巨大な油田が発見された。

・南シナ海や尖閣諸島を囲む第一列島線。その内側の制海権を中国は握りつつある。

 

   海洋権益に関する一見明快なルールの確立で、海洋法条約が世界の海に平和と安定をもたらしたのに対して、東シナ海と南シナ海においては、正反対の影響にある。

その主な理由は、中国が、 「航行と上空通過の自由は、排他的経済水域内でも制限される」という従来にない立場を取っていることである。現在、中国はこれを根拠として振りかざし、当地域でアメリカの軍艦及び軍用機に行っている嫌がらせを正当化している。

 

   誤解の余地を残さないために言っておくと、中国の立場を裏付ける文言は現行の条約の中には一切ない。このアジアにおける中国流モンロー主義に等しいEEZ作戦は、中国が新たに仕掛けてきたきわめて革新的な「三戦」、つまり軍事力によってではなく、非軍事的手段で支配領域を拡大しょうとする試みの一手である。

 

 

   仮に中国の「閉鎖海」主義が東シナ海と南シナ海でまかり通れば、この現状変更主義的ルールによって中国は事実上、世界で最も豊かな通商路二つを支配下に収めることになる。

同時に、このような閉鎖海ルールが適用されれば、アメリカの軍艦は事実上、アジアの海域の大部分から締め出されるだけでなく、 世界の海洋の、およそ三分一 (現在、世界の海洋に占めるEEZの割合)」で自由な航行ができなくなる。

 

 アメリカが国際法のこのような変更に猛反対しているのは、こうした経済的・安全保障上の理由からである。

 

・歴史上、既存の大国と台頭する新興国が対峙したとき、戦争に至る確率は70%を超える。
 

   一世紀以上にわたって七つの海と世界を支配してきた大英帝国の覇権に、皇帝ヴィルヘルム統治下のドイツ帝国が挑んだ。新興勢力と既存の大国とのこの衝突は第一次世界大戦へと発展し、何百万もの兵士や一般市民が犠牲になるという恐ろしい結果につながった。

 

  世界史を概観すると、一五〇〇年以降、中国のような新興勢力がアメリカのような既存の大国に対峙した一五例のうち一一例において、(すなわち七〇%以上の確率で) 戦争が起きている。この事実だけを考えても、懸命な投機家なら、「今後数十年間、中国は平和的に台頭する」に大金を投じようと思わないだろう。

 

①駆逐艦、戦闘機、 弾道ミサイルなどの「殺傷兵器(キネティック)」

②心理戦、メディア戦、法律戦といった「殺傷兵器(ノンキネティック)」・三戦

 

  「ペンは剣より強し」 というが、文字どおり「三種類の戦い方」を意味する中国の「三戦」も、弾道・巡航ミサイルや空母艦隊などのどんな兵器よりも、中国の領土的野望の実現にずっと効果的だと判明するかもしれない。「三戦」は実際に非常に効果的だし、しかも今後エスカレートしていく可能性が非常に高いため、これについてもっと深く理解しておくことはわれわれの推理作業にとって重要である。

 

三戦の実像がありありと見えてくる。

中国の競合国はまだそれと気づいていないが、これは新しいタイプの戦争なのである。

以前なら軍事力の行使によってしか達成できなかった、領土拡大、現状変更という目標達成を、三戦は明らかに目指している。

 

 中国の行動をこのように解釈することが本当に正しいとすれば、われわれが取り組んでいる「米中戦争は起きるか」という問題にある意味はっきりとした答えが出たことになる。つまり、中国はアメリカとその同盟諸国を相手に、ノンキネティックを新しい戦場ですでに戦っている。

中国のサイバー戦士たちが宣戦布告なしの戦争をサイバー空間で遂行しているのとまったく同じように。

 

 この現実を考えれば、ペンタゴンやアジア各国の防衛省はその任務範囲を拡大し、三戦に直接対抗する戦略を取るべきだろう。今からでは遅すぎるかもしれないが。

 

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◆宣戦布告なしの戦争『三戦』

 

心理戦、メディア戦、法律戦といった「三戦」を、中国は仕掛けてきている。

すでに「戦争状態」との指摘に、まだ大半の日本人は気付いていない。

 

石原伸晃総裁選候補「攻めて来ませんよー 誰も住んでないんだから」w

 

2012年の段階で、日本国の首相候補の認識が、これですからね、。空恐ろしい。

今まで隠されていた政治家の知的能力が、ネットのおかげで暴露される時代となりましたw

 

日本再生は、国民の奮起に掛かっているようです。

天気晴朗ナレドモ波高シ