「対北圧力あらためて強調」家族会・北が困って、被害者全員を返さざるを得ない状況にしないといけない

■【北特別委解体】対北圧力あらためて強調　家族会・飯塚代表、秋田で講演　
2016.2.14 18:59産経ニュース

　北朝鮮による拉致被害者救出運動で秋田県入りしている田口八重子さん（60）=拉致当時（22）=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん（77）は14日、大仙市で開かれた集会で講演し、北が拉致問題に関する特別調査委員会の解体を表明したことについて　「北が困って、被害者全員を返さざるを得ない状況にしないといけない」　と述べ、あらためて北への圧力を強調した。

　飯塚さんは「平成14年に拉致被害者5人が帰国したのは当時の小泉純一郎首相の功績ではない。ブッシュ米大統領による圧力で、北朝鮮が身動きが取れなくなったからだ。北は強い態度で責められないと言うことを聞かないというのが、あらゆる経験で実証されている」と指摘。

　「経済制裁が一番効く。当面は、日本の独自制裁強化に加え、国連安全保障理事会での厳しい対北制裁決議に期待する」と、国際社会による圧力に期待した。

　昭和48年に婚約者とともに峰浜村（現・八峰町）から行方が分からなくなった特定失踪者、薩摩勝博さん（66）=失踪当時（23）=の妹で仙台市在住の品川貴美子さん（60）は「仙台の繁華街で署名活動をしても、足を止めてくれる人が少ない」と話し、世論喚起の必要性を訴えた。

　集会は救う会秋田（松村譲裕代表）と大仙市地域婦人団体連絡協議会（御法川憲子会長）が主催し、約150人が参加した。
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http://www.sankei.com/world/news/160214/wor1602140041-n1.html

『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』荒木和博著（展転社・１８００円＋税）


【書評】批評家・ジャーナリストの西村幸祐が読む『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』荒木和博著
2016.2.14 10:50産経ニュース
 
日本を脅かしている〈現実〉

年明けから1カ月の間に北朝鮮は核実験と、「衛星」と称する長距離弾道ミサイル実験を矢継ぎ早に行った。その事実は報道されるが、緊迫する東アジア情勢の〈リアル〉を日本人が実感しているとはとても思えない。荒木和博氏が毎日配信する「調査会ニュース」の2月8日号にこうある。《新聞を見たら軒並み「北朝鮮ミサイル発射」がトップでした。「何を大騒ぎしているんだろう」》

　彼は、もしミサイルが心配なら、核攻撃に備えた退避施設や避難訓練も必要のはずだが、《そんな雰囲気はまるでありません》と日本の現状を批判する。それは荒木氏が14年前に5人の拉致被害者を日本が救出した後に救う会事務局長を辞し、特定失踪者問題調査会を組織、政府認定の拉致被害者以外の、拉致の疑いのある多数の失踪者の解明と奪還のために〈現実〉と闘ってきたからこそ言える言葉だ。

本書は平成26年5月から27年7月までに配信された「調査会ニュース」の抜粋で、拉致問題の重要な情報と論評が集積されている。2年前の6月に産経新聞が報じた、昭和40年代に北海道で短期間に14～20歳の女性が連続失踪していたという記事も調査会が現地調査で検証した結果の情報である。北朝鮮の対日侵略工作である〈拉致テロ〉の重大な情報が満載されている。

　特定失踪者の山本美保さんについて、身元不明遺体のDNAが一致したとして山梨県警が彼女の拉致の可能性を否定したのは、警察によるDNA偽造だと荒木氏は主張する。日本という国家が、警察発表で880人に及ぶ拉致の疑いのある国民を救出できない構造になっている現実も突きつける。

　そもそも拉致を否定していた政党がいまだに社民党として存在し、14年前に5人の拉致被害者を北へ返せと主張したジャーナリストたちがいまもテレビに登場し、拉致被害に冷淡なニュースキャスターが番組を続けてきた国だ。核とミサイルは拉致と1セットになった〈現実〉として日本を脅かしていることも本書で再確認できる。（展転社・1800円＋税）

　書評・西村幸祐（批評家・ジャーナリスト）

　　http://www.sankei.com/life/news/160214/lif1602140024-n1.html



私見『拉致テロ、靖国爆破テロ、産経記者への言論弾圧テロ』

『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』荒木和博著・・
＞北朝鮮の対日侵略工作である〈拉致テロ〉の重大な情報が満載されている。

「北朝鮮の拉致テロ、韓国人の靖国爆破テロ、朴政府による産経記者への言論弾圧テロ」を、テロとは呼ばせない勢力が存在する・・
のんびりしている国民が、侵略・浸透に気付かない間は通じていたが、現在「売国奴リスト」が作成されているそうです。

るーぴー鳩山元首相の土下座で目覚めた方も多い？