アーサー・フィンドレイ・カレッジ(A.F.C) 霊能力を身につける英大学の心霊コース | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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■神のお告げは? 霊能力を身につける英大学の心霊コース
By MATTHEW DALTON  原文(英語)
2015 年 3 月 6 日 JThe Wall Street Journal 

【スタンステッド(英イングランド)】荘厳なビクトリア風の屋敷の中で、ジュリー・グリスト氏(66)は生身の人間が死者と話して明日のお告げを聞く方法を教えている。


 数十年にわたり死者と交信してきたと語るグリスト氏は、欧州やアジア、北米からやってきたばかりの十数人の生徒に心霊を読み取る「リーディング」の目的を説明した。同氏は心霊研究について、不吉な予兆を示して人々を落胆させたり怖がらせたりしてはならないと話す。 「リーダー(読み取る者)としての義務は人々の感情を高揚させることだ」


 グリスト氏はアーサー・フィンドレイ・カレッジでインストラクターを務めている。このカレッジには50年前から占い師や霊媒師の訓練を行うコースが設けられている。初心者クラスに加え、カレッジには生きている、あるいは死んだペットと高度なコミュニケーションを求める人向けのクラスがあり、さらに上級になると「心霊体とは何か」というより技術的な質問に答えるコースも用意されている。


 かつては「お化け屋敷」として地元住民に知られていたアーサー・フィンドレイ・カレッジは、ロンドンから約64キロメートル離れた、だだっ広い敷地にある。ここの教師らは、心霊能力が単なる神からの授かり物ではないと信じている。


 カレッジのインストラクターで広報担当のスティーブン・アプトン氏は「霊能力は他の多くの技術と同様に身につけられる技術だ」と話す。アプトン氏によると、同校ではここ数年、プロの霊能者がクラスで教える機会が多くなっている。これらプロの霊能者は死者の前で話すのを恐れるといったストレスに対処する手助けをしているという。


 インストラクターらは生徒に対し、霊が語りかけてきても身構える必要はないと話す。「生前に悪い忠告をしていたジムおじさんなら、死んだ後も悪い忠告を言い続けるだろう」。


 アーサー・フィンドレイ・カレッジは1年に最大5000人の学生を受け入れる。学費は1週間で570ポンド(約10万円)だが、これには部屋代と食事代が含まれる。屋敷にはダイニングルームがあり、図書館には「超感覚的知覚の働かせ方」といった本が所蔵されている。


 カレッジの陽気な雰囲気は、霊媒という行為が古代ギリシャの「デルフォイの神託」からいかに変化してきたかを物語っている。デルフォイの神託では巫女(みこ)が不健全な場所で神がかり(トランス)状態に陥り、オイディプスに「お前は父を殺し,母と結婚するであろう」という驚くべき神託が与えられる。


 現在は居心地良いリビングでインターネットを通じて心霊や霊媒について語ることができる。


 動物とのコミュニケーションについての授業に出席するためウェールズから来た霊媒師のジーナ・マリーさんは、「スカイプを通じてリーディングするのには驚いた」と話した。同氏はスカイプで霊を見ることができると述べ、「完全に驚いた。予想していなかった」と語った。


 霊媒師によると、既存の宗教や心理カウンセリングに飽き足らない人々が霊媒への需要を高めてしている。


 テレビの心霊番組を担当し、オンラインネットワークを運営する人物は「心理学者などは、最終的にアドバイスを与えるより聞く側に回る方が多くなる」と述べ、「多くの人がそれに飽き飽きしている」と語った。


 インターネットが心霊研究を解放する一方で、今は国家がこれに規制を加えている。英国では、霊媒師が「お告げの内容は娯楽の域を超えません」といったただし書きをつけずに未来を予想できると主張すれば、消費者保護法に引っかかる。


 アーサー・フィンドレイ・カレッジは同校のインストラクターについて、個人の自由意志で責任を持って超常現象を信じており、また英国の全ての規制に従っていると述べた。


 グリスト氏は授業で「未来は一連の可能性だ」と述べ、忠告が神のお告げに抵抗しようともがいていたオイディプスに何らかの安心感を与えた可能性があると指摘した。


 グリスト氏は「精神世界から『彼らにそれをする必要があると述べろ』というお告げを感じ取っても、私はそうは言わない」とし、「『彼らがあなたを支持しているのを、あなたは知っているはずだ。あなたが何をしようと決めても、彼らは味方になるだろう』という言い回しに変える」と語った。

http://jp.wsj.com/articles/SB11167655035836774773204580500860532125080?mod=WSJ_article_EditorsPicks

スティーブン・アプトン 
スタンステッド(AFC)

【私見】

感受性が、ある閾値(しきいち)超えると、「精神世界」をフロー体験することになります。
「精神世界」の現象を体験した人たちが、学ぶためスタンステッドに訪れるのでしょう。


「リーダー(読み取る者)としての義務は人々の感情を高揚させることだ」・・
「個人の潜在意識」の読み取りの心構えですね。
しかしながら「集合無意識」の読み取りは、「人々の感情を高揚させること」ではありません。


「霊能力は他の多くの技術と同様に身につけられる技術だ」・・
「エンパス(共感覚)」や「HSP(とても繊細な人)」など本来持っている感覚を鋭く磨けば身に付くのでしょう。


「心理学者などは、最終的にアドバイスを与えるより聞く側に回る方が多くなる」と述べ、「多くの人がそれに飽き飽きしている」・・
懐疑論の初期段階は、とうに過ぎた学びの人たちです。
「精神世界」について、一般的な心理学では解決できないと気づいているのでしょう。


「未来は一連の可能性だ」・・
人間は120歳までには、全て死ぬ「宿命」で生まれてきました。
「選択と運」・・「運命」で寿命が定まります。
運命の岐路の選択が寿命を延ばします。運に委ねると、大概死神の餌食です。


『彼らにそれをする必要があると述べろ』というお告げを感じ取っても、私はそうは言わない」・・
「選択」は、個人の潜在意識による意思が尊重されます。
「集合無意識」による働き掛けの場合は、強い言葉で発しています。
但し、受け止められる層に向けているつもりです。


日本では、「精神世界」の講座を持っている大学は存在しません。
スピ系問題が、世間を騒がせているに学者の怠慢ですねwww