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【TPP】交渉参加表明の裏舞台 首相ひそかに党内調整
2013.3.15 11:26 産経
安倍首相は15日、TPPの交渉参加に踏み出す。決断が可能となった背景には、自民党内の農水族ら慎重派議員への説得工作が奏功したことがあるが、そこには首相の柔軟な戦術と2人のキーマンの存在があった。
「慎重派や全国農業協同組合中央会(JA全中)に根回しをしたのは、筋金入りの農水族議員だ」。政府高官のいう議員とは江藤拓農水副大臣。副大臣になる前は党の「TPP参加の即時撤回を求める会」の幹事長代理だった。訪米から帰国した翌日の2月25日、首相は報道陣に悟られないよう、裏口から江藤氏を官邸に招き入れた。
「もう新たな局面に入ったんだ」。首相の一言で江藤氏は趣旨を察した。日米首脳会談で関税撤廃の例外を確認したのだから、例外品目を交渉で勝ち取る条件闘争に局面は移った-。江藤氏は農水族やJAへの根回しという「密命」を受け入れた。
さらに首相は、江藤氏に時間をかけた説得工作を指示した。それは首相の戦術変更も意味していた。実は、訪米にあたり首相は交渉参加表明のタイミングを「帰国直後」「2月28日の施政方針演説」の2通りと想定していた。説得に時間をかけない正面突破の戦術といえる。
だが、米側から議会への説明などに時間が必要なため「発表を待ってほしい」と要請されたことで方針を転換。待っている間に党内の反対論が勢いづく事態を避けるため、丁寧に説得にあたることにしたのだ。
もう1人のキーマンは党TPP対策委員長に起用した西川公也衆院議員だ。小泉純一郎政権下で郵政民営化担当の内閣府副大臣を務め、当時官房長官だった首相とも近い。対策委では慎重論の矢面に立ち、「政府も一丸で交渉にあたる。攻めて攻めて攻めまくる」と防波堤役を果たした。
さらに、3月15日の参加表明という日程も、首相が狙いすましたものだ。12日には農林漁業など8団体の反対集会、17日は自民党大会が予定されており、その間しかないと見定めたうえでの表明となる。
[速報]
首相がTPP交渉参加を正式表明
2013.3.15 18:07 [産経]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130315/plc13031518070012-n1.htm
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[追加]
【TPP交渉参加表明】安倍晋三内閣総理大臣記者会見生中継
環太平洋戦略的経済連携協定(英語: Trans-Pacific Strategic Economic Partnership環太平洋戦略的経済連携協定 Agreement または単に Trans-Pacific Partnership, TPP,環太平洋経済協定、環太平洋連携協定、環太平洋経済連携協定、環太平洋パートナーシップ協定)は、環太平洋地域の国々による経済の自由化を目的とした多角的な (EPA) である。Wikipedia
交渉参加後発国の日本の表明は、「同床異夢」となるでしょう。
日米首脳”戦略”会議では真の取り決めがあるのでしょう。
中国との尖閣事変(宣戦布告なき戦争)にアメリカ軍の支援があるとの”確約”です。
TPPの日本の参加は、中国包囲網の経済、そして軍事力の実力行使の完成。
中国共産党政府首脳(習近平体制)は、日米の”密約”に怯えることになる。
[追記]2013.3.16
日米で中国潰し 経済的、軍事的に牽制 TPP交渉参加
2013.03.16( 産経zakzak)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130316/plt1303161436003-n1.htm