上古より、宮を守護する守宮神(すくじん)の宿る「棒石」が、古い神社には存在しています。全国に残っている。
石の神籬(ひもろぎ)神が降臨する場所 NET画像
鎮まった杜の奥には、小さな祠(守宮神)が古木の側にあると気づくでしょう。
現代人は、その原始神道の古層に在る意味をあまり理解していない。
そこは長い縄文時代、シャーマンが神憑りとなって祭祀の儀式を行った場所なのです。
神々の世界と現界を区切る境であり、その棒石と石皿で男女一対を現している。
また、棒石に宿る塞(さい)の神が、邪霊・疫神、邪神を祓う神と信じられていた。
縄文の人々は、無から赤子を生みだす生殖(まぐあい)の神秘に、神々と繋がる生命を感じていたようです。赤子は、神々からの預かり物として大切にしたのです。
その場所に、古神道の神社が設けられた。
神々が宿る棒石の側にある古木(懸木)から精霊が降りてきます。
神々と精霊の聖域なのです。
神社に参拝のため入ると、シャーマン体質の方は、すぐにその場所を感じるでしょう。
神威が感じられるパワースポットです。
現在、伝承を忘れて、守宮神を打ち棄てた一部の神社は、やがて廃墟となるでしょう
神霊と精霊の気配」が、感じられないからです。
私は、早々に立ち去ることにしています。