巨額な資金が投じられるのですから当然かもしれませんね。
クリストファー・ノーラン映画監督の「インセプション」をテレビで堪能いたしました。
10年越しの構想だったとのこと。
ネットゲーム世代が、”仮想と現実”の境界を越えた映画に共感してヒットしたのかもしれませんね。ゲーム中は”仮想世界”を現実感覚で捉えられる新世代です。
ロートル世代は、”仮想と現実”を無意識に峻別してしまい映画に没頭できません。
映画のストーリー展開は面白いのですが、とても分かりにくい映画ですね。
ラストシーンの隠された謎解きに振り回される老観客には、夢の知識が試されているようです。（笑）
すでに他で解説されているので、ここでは触れません。
敢えて詳しい説明のない、謎の「夢共有装置」（パッシヴ・デバイス）を考えてみることにしましょう。
(夢の共有装置NET画像)＊パッシブ(passive)とはアクティブ（能動的）の反対語で、「受動的、従順な」という意味です。
女子学生のアリアドネ（エレン・ペイジ）は「夢のデザイナー」としてメンバーに参加する。
彼女の夢にパッシブ・ターゲットを引き入れる為の「夢共有装置」と、簡単な説明しかありません。
「夢共有装置」が存在するとの前提で物語は進行しています。
写真では、睡眠薬を注入して、夢を見る時間をコントロールする構造みたいですね。
しかし夢の中で、夢と自覚してコントロールするのは「覚醒夢」と云われますが、それ自体困難なことです。
現実には、夢のデザイナー能力者を見つけ出すだけで難儀でしょう。映画ですからｏｋ！ （笑）
(夢共有装置につながって浮遊する場面 NET画像)
さて・・・
睡眠薬を注入しただけでは、同じ夢を共有することはないと思います。
各人が夢を見たとしても、別々の夢でしょう。
潜在意識の深さは、個人の資質と体験によるからです。
それを、夢のデザイナーと同じに統一するのには、別の仕掛けがいるでしょう。
アクティブ・デザイナーの”脳波に同調”させて、夢を強制的に見させるのは如何が？
すなわち、脳波の波形整形です。（将来可能になるでしょう）
あくまでも”心の夢”のコントロールの話です。
(魂の伴侶 モルとコブ NET画像)過去から伝承されている話し・・・
親が病院で亡くなり、夢の中で逢いに来たなどの体験者は多い。
”魂の夢”ならば、静謐な夢の中で、お互いを強く認識するでしょう。
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