宮中三殿 古代から続く伝統儀式  | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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☆BLOGの話題は、精神世界とリアルな現実世界の話題です。
巡礼の旅で、危機に瀕する日本を感じました。
未来の孫たちへ、「日本人の霊的遺伝子」を繋げる責務が、今の世代にあります。

皇居吹上御苑に在る宮中三殿(賢所、皇霊殿、神殿)では、天皇陛下みずからお祀りいたします。

賢所というのは天照大神の斉鏡、皇霊殿では歴代の天皇御霊、神殿は全国の八百(やおよろず)の神さまを奉斉されています。

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古代、大和朝廷が日本を治めたやり方は世界に稀なる方法だったのです。
外国の王朝は武力でもって国を征服でしょう。
そうすると、そこから宗教から文化まで全部滅ぼすわけです。
それで自分の持っている宗教や文化を押し付けて国を大きくして治めた。

ところが、そういう国は全部滅びているのです。
その土地の文化、伝統、宗教を滅ぼしたものは、どんなに武力が強大になり、どんなに経済力が発達しても、滅びてしまうんです。

ところが大和朝廷のやり方は、世界で稀なるやり方をやったのです。
奈良なら奈良に都を置いて国を治めるために、本当だったら他の部族を滅ぼして、大和朝廷の天皇の宗教を押し付ける筈です。

ところがそれをやらないで、それぞれの氏族の神様を全部朝廷に持ってきた。
それぞれの神様を天皇がお祀りいたしましょう。
こういうやり方をやったわけです。
だからみんな反抗しないで従ったのです。

自分が拝んでいるところの先祖の氏神さまを全部天皇陛下が祀ってくださる。
それが宮中三殿のお社なのです。(神道のこころ 著者:春日大社宮司 葉室頼昭 春秋社)

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20051112紀宮殿下宮中三殿拝礼と朝見の儀



皇族から黒田家に降嫁された紀宮清子殿下 

国史を学ばれ、野鳥の研究者です。
日本舞踊を嗜み、着付けはご自身でなさいます。

4月26日付、伊勢神宮臨時祭主に就任なされました。(20年に一度の式年遷宮の完遂に至る間)