幼い頃、森に行くのが楽しみでした。
森の精霊に野鳥たちとの交歓を学んだようです。
世の常識は知らなかった。
鳥たちにも”感情”はあります。
メジロが、手の届く枝の上で踊る様にくるくると廻って観せてくれました。
喜んでいる気持ちが伝わってくる。
それから何年もしない内に、森が土地開発で消えると、
鳥たちは去って行きました。
老いを感じるようになり・・・
巡拝の旅をするようになると、幼い記憶が甦ります。
鳥たちとの楽しい交歓を忘れてはいません。
ずっと気に掛かっていたのです。
ある名跡寺院の森でウグイスに呼びかけて見ると、
反応してくれました。
ずっと帰る路にも飛びながら付いてきます。
森の外れまで見送ってくれました。
友情の復活ですね。
それからは、エナガやヒヨドリに呼びかけると応えてくれます。
余人が居ない時は、幼い頃のように、真近に来てくれるようになりました。
綺麗な声を聴かせてくれます。
現在の鬱蒼とした山の森は、放射能で汚されています。
人間のエゴで穢されたのです。
深い森の奥から人間界を凝視している精霊は、怖い存在でもあるのです。
森の中の生命が失われ始めていると気づいている。
二月からは、精霊の仲間を奪ったセシウム・スギ花粉が飛散し始めます。
今年の三月十一日以後に飛散して騒がれた黄色のスギ花粉と同じものです。
(原子炉に注入した海水中の塩素は、中性子(臨界)に反応して黄色い放射性物質となり花粉に付着)
花粉症対策のマスクで吸引量を低減可能と公表されています。
スギ花粉のセシウム濃度 福島・飯舘村で調査開始
引用元 河北新報 2011年12月02日金曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111202t61027.htm
(シジュウカラ)
花粉症対策のマスクを準備しましょう。
森の生き物にはありませんが・・・。
読んでくれてありがとう。