抜苦与楽のカモワン・タロットリーダー。
フィリップ・カモワン・タロット・スクール
認定カモワン・タロットリーダー「手品師」
『法華経・タロット』の
烏庵・タロローグ健です☆
新年明けましておめでとうございます。
タイトルにある
『法華経・タロット』とは、
筆者自身の造語です☆
文頭にある紹介分の、
「抜苦与楽」とは佛教の言葉。
苦を抜き、楽を与える。
この言葉こそ、
筆者の考えるタロットの第一義であり、
タロットをする理由であります。
どうすれば苦しみから解放されるのだろう?
悟るとはどういうことなのか?
若い時分に、そう言う事をよく考えていました。
考え続けた結果、
佛教に縁していく事になり、
「般若心経」や「十句観音経」
「光明真言」「白隠禅師・座禅和讃」を唱えたり、
「ダンマパダ」や「臨済録」
「正法眼蔵」を読んだりしました。
ただ「臨済録」「正法眼蔵」は
難解すぎて、無理でしたが…(笑)
紆余曲折を経て、
最終的には、諸経の王と称される
「サッダルマ・プンダリーカ・スートラ」
に落ち着きました。
一般的には
クマーラジーヴァ(鳩摩羅什)が漢訳した
「妙法蓮華経」として広く知られております。
ここでいう「法華経」も
もちろん鳩摩羅什訳のものです。
その「法華経」を根本にしたのが、
「日蓮佛法」です。
カモワン・タロットとは2002年に出会いました。
元々、カモワン・タロットに興味を持ったのは、
カモワン・タロットの体系が佛教的だったからです。
それから10年以上、研鑽を続ける中で、
先述の「法華経」「日蓮佛法」と出会いました。
もちろん「日蓮佛法」にも
様々な御流派があります。
それぞれの御流派の角度・見方によって、
捉え方に差異があります。
ここより書く事は
筆者個人の解釈も入っており、
「日蓮佛法」全体の捉え方では無い事を
初めにお断りしておきます。
さて、カモワン・タロットを研鑽し、
「法華経」「日蓮佛法」に出会った時、
両者には重なる部分があると感じました。
例えば、カモワン・タロットには
「数の無い愚者」と言うカードがあります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160102/01/tarologue/ed/09/j/t02200400_0289052613529300013.jpg?caw=800)
「数の無い愚者」は、
1~21までの数のあるカードを、
何度も渡り歩く存在です。
法華経、日蓮佛法では
私たちは久遠(くおん)の生命を持った
存在であると説きます。
久遠(くおん)とは、
数で表せない広大な時間の事。
私たちの生命もまた、久遠の存在として、
より良い人生を送る為、何度も、この世を渡り歩きます。
数が無い故、数の制約を受けずに
1~21までの世界を自在に
何度も渡り歩く愚者と、
数で表せない時間の生命を持ち、
何度も、この世を渡り歩く私たち。
表現は違えど、正に2つは
根本では重なっていると感じました。
また『立正安国論』には、
「汝須(すべから)く一身の安堵を思わば
先ず四表(しひょう)の静謐(せいひつ)を
祷(いの)らん者か」
という御文があります。
自分の幸福や平和を思うなら、
先ずは、周りの環境や社会といった
四表(=四方)の安定を祈っていく事の
大切さが説かれています。
私たちは社会と関わりなくして
生きていく事は出来ません。
もし、自分の置かれている環境が、
例えば内戦がよく起きたり、
異国からの脅威にさらされるような
不安定な社会だったら、
自分の平和も何もないのです。
カモワン・タロットの
「21・世界」のカードは、
世界平和や幸福を象徴するカードでもあります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151227/20/tarologue/da/7e/j/t02200373_0307052113523824150.jpg?caw=800)
詳しくは書けませんが、
あるシンボルから、周りの安定あっての
平和であると読み解く事も出来ます。
この事も両者の重なりを感じずにはいられません。
などなど、これらは一例でありますが、
他にも両者の重なりを感じるところは、
多くあります。
このように
「法華経」「日蓮佛法」と
「カモワン・タロット」の重なりを
常日頃感じており、
実際の鑑定では
カモワン流の基本の上に
佛法を重ねてお話する事も多いので、
この度『法華経・タロット』を
名乗らせて頂く事に致しました。
この事をタロットに問うと
「20・審判」「10・運命の輪」「16・神の家」
という3枚正立で出ました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160102/01/tarologue/9e/4e/j/t02200140_0800051013529301028.jpg?caw=800)
これはやるしかない!
そう、確信致しました。
2016年は『法華経・タロット』と共に、
よろしくお願い申し上げます。
有難うございました。
合掌。
タロローグ健