カモワンタロット・セラピーで人生に奇跡を起こす! ~烏庵ブログ~

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カモワンタロットリーダーある筆者が、
ふと思った事・感じた事を綴っていきます(´▽`)

『タロットは意識のCTスキャン』

カモワンタロットで宇宙意識に眼を開き、

宇宙の数秘で魂中心の生き方を、

真我中心の生き方を紐解く「コズミックセラピスト。」

 

シリウスから来た宇宙創造主

カモワンタロットリーダー

SORAヒプノシス・マスターヒプノセラピストの

烏庵・タロローグ健です☆

 

先日8/25(日)まで

国立西洋美術館で開催されていた

「内藤コレクション写本展」

その感想のおまけ的なお話です。

 

 

実はこの展示を見るまで、聖書の写本が古代や中世の

信仰の土台を支えていたっていう認識は全くなくてですね、

印刷技術が当たり前の時代の人間からすれば、

印刷技術の無い時代には、写しで伝えていくしかないよねって

気付かされたわけです。

 

この写本がどの階層まで普及していたかは分からないんですが、

宗教を伝えていく中で聖書の大事さがよく分かりました。

 

日本で言ったら、宗教は仏教じゃないですか。

古代や奈良、平安の仏教っていわゆる学問で、

触れられる人は限られていました。

 

それが大きく民衆に浸透するのは、

法然上人をはじめとした鎌倉仏教が出てきてから。

 

念仏・題目・公案・座禅など、

様々な形で浸透していきましたが、

民衆の人は根本経典を読むわけではないですよね。

 

なので、聖書を写本して広めたんだというのが、

日本と宗教の在り方が全然違うなって思いましたね。

 

◆僕は今から8年前だったかな?

フランス、マルセイユなどに研修旅行で訪れたんです。

その時、マルセイユタロットの重要な場所や

他に教会等にたくさん行って来ました。

 

当時の僕は「教会飽きた…」とか

エスカルゴを見て「サイゼリアだ!」とか言ってました(笑)

 

教会に行くとステンドグラスがあって、

そこには聖書の内容が描かれていたんです。

文字とか読めない人にステンドグラスで、絵で

大事な教えを伝えていたのです。

 

飽きるほど教会をたくさん見たので、

すると、このステンドグラスの内容、違うとこでも見た!

というのに気付いてきました。

 

教会は大事な教えをこうやって伝えてきたんだ!

と体で理解した瞬間でした。

 

参考までにシャルトル大聖堂のステンドグラスを

少しだけ紹介します。

 

当時は今より全然写真を撮り慣れてないですね。

 

ステンドグラスの説明は無しです。内容が分からないので。

これは口伝で伝える人がいてこそですね。

どれも下から上に向かって話が進んでいきます。

 

・エッサイの樹の窓

 

・十二星座の窓

 

・マグダラのマリアの窓

 

ステンドグラスを一枚一枚見ていくと

色んなバリエーションがあります。

 

これらを教えを知っている人が口伝で、

下から上に向かって内容を読み解いていたんです。

 

絵があるとイメージしやすく教えが分かりやすくなります。

 

◆今回の写本展を見ることで、

教えをステンドグラスで伝えるだけじゃなくて、

写本としても伝えてきたんだ!ということを知りました。

 

ここで少しタロットの話をすると

ステンドグラスは大アルカナで

写本は小アルカナみたいだなって感じたんです。

 

マルセイユタロットの大アルカナはイメージを司ります。

小アルカナは剣や杯、杖・玉といった具体的なもの。

写本が植物の絵などで装飾されているのを見て

これって小アルカナみたいと感じたんです。

小アルカナには植物がたくさん描かれていますし、

具体的な事物・事象を表すので写本そのものでもあります。

 

ステンドグラスによるイメージ(=大アルカナ)と、

写本という具体的なもの(=小アルカナ)という

2つで1つの宗教伝達の仕組み。

 

それが中世ヨーロッパにはあり、

タロットの構造的なものを重ねてしまうのは、

マルセイユタロットも中世の産物だからでしょうか。

 

一つ一つがバラバラではなくて、写本もステンドグラスも

タロットも中世のネットワークでつながっている。

そういった中で、あらゆるものが生まれてきた気がします。

 

その壮大なネットワークを感じることが出来たのは、

写本展を見に行ったからです。

 

とても素晴らしい経験になりました(^O^)/

 

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全ては奇跡。

素晴らしすぎる奇跡に感謝です。

 

有難うございました。

合掌。

 

 

烏庵・タロローグ健