機械式
新京極に行くと、未だに立ち止まらずには居られない
所謂『カステラ饅頭』
旨さは勿論、店頭ガラス越しに、次々とロンドン焼きが作られるこの機械を見るのが好き
熱盤の上を2周する間に焼き上がる。
70年以上稼働し続けるこの機械の素晴らしさは、直動、円運動、タイミングベルト、チェーン、カム等全ての動作が一つのモーターから動力が分岐され成立している事。
特にこの時は営業運転開始直前で、職人さんが微調整を繰り返してたのを見れた
機械屋の端くれとしては、毎回違う発見があって、だいたい30分以上は眺めてしまう
現代に同様の機械を作るとなると、大量の電子機器に頼る事になる。
大袈裟ではなく、電子機器に頼らずこの機械をイチから新作するのは、現代では相当難しいと思う。
『機械的な整合性』
つまり・・・
『出汁、命』