私の若い頃、最寄駅の一つ南の駅で大規模な花火大会が夏に開催されて居た。どうも有る宗教団体の教祖の誕生日らしい。その日は丁度夏休みになり、子供の頃は朝から試し打ちの音が盛んに聞こえてきた。面白い事に犬には恐ろしく感じられるが、猫は此の大きな音でも平然として居る事が印象的だった。
社会人になっても相変わらず続いて居た。同期の友人を誘って観覧したが、不幸にも電車に乗って仕舞い、終着駅迄降りる事が出来なかった。仕事が忙しくなり、花火にも食傷気味になって居たのでその日に早く帰宅する事も無くなった。
だが、教祖の死から長年経ち、影響力も薄れて来たのだろう。コロナ騒動を最後に中止となった。
子供の頃は永遠に続き、益々盛んになると思って居たのに、と、その日が来ると感傷に浸る今日この頃である。
ーーーーーーーーー
花火の騒音、ペットには苦痛 飼い主が配慮を
2023.07.05 Wed posted at 20:40 JST CNN
(CNN) 7月4日の米独立記念日を祝って全米で打ち上げられる盛大な花火。人間は美しいと思うかもしれないが、ペットの繊細な耳には増幅された銃声のような爆音として響く。
花火の騒音は150~175デシベルと、一般的な航空機が離陸する際の騒音(約140デシベル)より大きい。デシベルは音の大きさを表す単位、ヘルツは音の周波数を表す単位として使われる。
人間の耳はわずか85デシベルでダメージを受ける。人間に聞こえる音は約2万ヘルツまでだが、犬には4万5000~6万5000ヘルツの音が聞こえる。
動物保護団体によると、犬は花火の音を怖がったり驚いたりして、フェンスをくぐったり飛び越えたり、綱を切ったり、窓ガラスを破ったりすることがあるという。
逃げた犬が車にひかれたり、他人に連れ去られたり、保護施設に引き取られたりする可能性もある。
統計によると、犬の少なくとも40%は騒音恐怖症で、雷や落ち葉掃除機、電動ドリル、さらにはドライヤーも怖がることがある。ただ、そうした騒音がほぼ日常的に発生しているのに対し、花火は非日常的で予測ができない。
犬だけでなく、猫や野生動物も獲物を捕る自然の習性として、物音に敏感だ。「猫も犬と同じくらい花火恐怖症で苦痛を感じている可能性は大きい」と保護団体の専門家は指摘する。
ウサギやモルモットなどの小動物もストレスに弱く、特に病気のウサギは極端な恐怖のために死ぬこともある。群れで行動する牛や馬は花火の騒音に驚いて群れ全体が動揺するかもしれない。
「爬虫(はちゅう)類や鳥類の花火に対する反応についてはあまり理解されていないかもしれないが、やはりストレス反応があるので、気を配る必要がある」と専門家は話している。