何も食べない奇妙な生物…新エネルギーのヒント? | みんなの事は知らないが、俺はこう思う。

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 余りにも興味深い現象ですので、全文掲載致します。



 石川県能登町の九十九湾だけで見られるマシコヒゲムシは、温泉街のにおいの源にもなる硫化水素を栄養にして生きる奇妙な生き物だ。

 「口もなければ肛門もない。消化器系がまったくない。だから何も食べない」

 金沢大学・臨海実験施設の主任技術職員、小木曽正造さんはその特徴をこう話す。

 かわりに利用しているのが、海底にたまる魚やプランクトンの死骸などが腐ったときに出る硫化水素だ。

 世の中には、普通の生物にとって毒にしかならない硫化水素を食べてエネルギーに変えられる特殊な細菌が存在する。マシコヒゲムシは、その細菌を体内にすまわせてエネルギーを作らせ、おこぼれをもらっているらしい。硫化水素は体の表面などから取り入れて細菌に渡しているとみられるが、わからないことは多い。

 マシコヒゲムシのように消化器系を持たないヒゲムシ類は世界で多数の種類が知られている。だが、数千メートルの深海にすむものがほとんどで、水深が研究の障害となってきた。

 小木曽さんは「九十九湾のマシコヒゲムシは世界で最も浅い海に暮らすヒゲムシ類だ。世界中の研究者に格好の研究環境を提供できる」と話し、観察技術の改良に力を入れている。

 地上の生物の常識からかけ離れたマシコヒゲムシの生態の究明が進めば、人類にとって新しいエネルギー源の探求などで発想のヒントがあるかもしれない。(能登支局 石黒穣)

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 此の様に本来深海に住み、観察が非常に困難な生物が浅瀬で見つかったのは非常に幸運な事だと思う。此の様に、人間が「嫌」、「苦手」とする物を代謝する生物は屹度他にも居るだろう。だから、自然は楽しく、面白い。