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太郎椎茸のブログ

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 ジャガイモを生産者直売所で販売した。

 

 ジャガイモを掘って、タオルで丁寧に土を落として(洗うと長期保存ができないとのことなので)、穴あきの透明な防曇袋に約500gづつ量(ハカ)って小分けして入れて、シールを貼って出荷。他の出荷者の販売価格を見ると100gあたり40円前後ということで、1袋500g(中くらいの大きさで約5個程度)で350円で販売するつもりでしたが、それでは他の出荷者より高額すぎて売れる見込みが立たないので泣く泣く230円で販売することに。

   この計算だと約100個売れてもで4600円。バイト料で考えれば約半日分で購入できる価格。これじゃあ安過ぎはしませんか? ジャガイモ君も生産者もかわいそうでしょう。我々生産者も自分の作物が売れ残りにしたくないので他の出荷者よりに負けまいと価格下げ競争の泥沼にはまってしまい(消費者の皆さんにとってはスーパーで購入するより安価ですから良いのでしょうが)我々生産者は赤字経営です。

 

 畑を耕して有機堆肥を施し、元肥や土壌改善のための苦土石灰などを施して(トラクターの軽油、耕運機のガソリン等の燃料費や機械の修理や償却費も必要)植えるための畝を作り、そこに種を直播きするかポットで育てた苗を植え、さらには苗の生育状況に応じて除草・土寄せ・追肥を施すなどして、虫がつけば虫取りや殺虫剤散布、病気が出ればその対応等と収穫に至るまでの栽培は費用もかかるが人手も経費(人件費)とすればかなりのものとなります。収穫にも手間がかかり、販売するとなると洗ったり汚れを取ったり、規格にあわないものは選別したり、包装したりとこれまた人手が必要となります。

 

 われわれ零細農家は家内労働で人を雇用せずに人件費はタダと計算していますからわずかに利益を得た気分になっていますが、家内労働を経費に加えれば利益が出るどころか「赤字」経営が実態です。

 

 たとえて言えば、コンビニの1日のバイト料で約200個(約20kg)のジャガイモが購入できるわけですから、1日のバイト料で約1年分を超えるジャガイモが買える理屈で、ジャガイモの低価格ぶりを理解していただけると思います。想像してみてください。200個を収穫するだけでも大変ですよ。1袋5個入りとして200個なら40袋。選別しながら40袋を袋詰めするだけでも大変ですよ。

 

 ジャガイモやサツマイモのみならず、キャベツやほうれん草などの葉物野菜にしろナスやキュウリなどの実野菜にしても同様です。汚れたり枯れたり虫が食べたりしている葉は切り捨て、曲がったりサイズが合わなかったり傷ついたりしている実は出荷できず、泣く泣く廃棄処分せざるを得ないと言った始末。

 

 エアコンの効く内勤と異なり、気候に左右されながらの農作業の収益の不安定さ・少なさを考えてみるとき、農業従事者が激減していくことは致し方ないことが理解いただけると思います。

 

 わが国のような山がちの国で大規模経営が不可能な中山間農地の割合の高い国では、食糧自給率を高めるには大規模経営に頼るには無理があり、家族経営的な小規模農家(兼業)による農業経営を支える国家的な政策の実施以外には食料安全保障を高める道はありません。これ以上耕作放棄地を減らさないどころか耕作放棄地を早期に復活させ、大規模経営化できるところは大規模化を進行させ、中山間地は家族経営による小規模農業を持続させるという両面からの農業振興が喫緊の課題です。それのみがわが国が存続できる唯一の道です。

 

 鳥取県を地元とする石破総理ならそれが可能ではないかと一縷(イチル)の希望を抱いていたのだが………… さあ、どうか?

 

 政局ばっかりで紛糾し、国家・国民の将来を論議できない国政って何だろ? 

 政局ではなく「政治」を議論せよ。政治屋ではなく政治家なんでしょうが、あなたたちは? どこ向いて、何をしようとするの? アホばっかりではないと思うのだが……。自動車をかじって、飢えはしのげませんよ。核兵器で、戦闘機で飢えをしのいでみろよ、できますか?。命をつなぐに最も必要なのは食料でしょうが。食料を生産する農林漁業でしょうが。無策ぶりにはあきれて言葉もない。

 

 野菜の高騰、米の高騰、漁獲高の激減、山林の荒廃………… いつになったら、目をそらさず、具体的な解決策を見いだして対策していくのだろうか?。

 

 繰り返すけれど、第2次産業製品、第3次産業では飢えはしのげないものね。………… 国民が飢え始める前に…………。

……ごきげんよう。