昨日からなぜか『おもいで河』の……「おもいで河へと身を投げて もう私は何処(ドコ)へも流れない」……のメロディと歌詞がグルグルと頭の中を巡っていた。心許なくなるようで、なぜか懐かしいようでもあり、切ないようでもあり……… 外は雪の寒さのせいか、無性に中島みゆきさんの曲が聴きたくなって手当たり次第に思いつくままに聞いていった。
『地上の星』・『空と君のあいだに』・『糸』・『ファイト』・『旅人のうた』・『時代』・『銀の竜の背に乗って』・『ヘッドライト・テールライト』・『浅い眠り』・『麦の歌』・『宙船』等々、どれも甲乙つけがたい名曲。彼女でなければ生み出せないメロデイーと歌詞と歌声。
それだけかい? いやいやもっともっとある。私が未だに知らない曲も多いのだろうけれど、もっともっとある。
『命の別名』・『わかれ歌』・『悪女』・『ひとり上手』・『世情』・『あした』・『誕生』・『最後の女神・『この空を飛べたら』・『ホームにて』、そうして『おもいで河』と、私でさえ次々と思い出せるタイトルがあって何時間聴き浸ったであろうか。
中島みゆきさんの曲は何と言ってもご本人が歌うのが最適である。
ユーチューブで彼女の歌を聴こうとする時、その多くは他の歌い手のカバーであることが多い。正直がっかりする。声といい歌唱力といいピッタリしないものがほとんどなのである。中島みゆきの声は美声とは言えない。時にうなり声であり、だみ声である。しかし、その声が彼女の楽曲にぴったりであり、楽曲が生命を得るのである。他の多くの歌手の場合、中島みゆきの歌詞とメロディーを伝えきれない、表現しきれないのである。雰囲気を伝えられているのはせいぜい研ナオコさんであろうか。
トータルに最も近いのは、私の聞いたところではBebeさんだ思う。Bebeさんは、初めて『世情』をストリートで座り込んでギターを弾きながら歌うのをユーチュ-ブで聴いた時鳥肌が立った。『世情』の持つ雰囲気を伝えてくれていたと思うからである。その後、何曲かBebeさんのカバーを聴いたが期待通りであった。あとはせいぜい手島葵さんの『ホームにて』くらいであろうか。
みゆきさんもついに古希のお年になろうとされているが、是非に是非にもくたばらないで歌いつづけてほしいと願う。それだけではなくて、高齢を迎えた者を後ろ向きにさせないような、味わい深い歌も作って貰いたいと願う。
このブログを打っている後ろのテレビから森山良子や平原綾香などが歌う『カルーゾ』が思いもかけず流れてきた。この歌もいいなあ。『赤い風船』や『アコーディオン弾き』もいいよねえ。聴ききれない程世界には素晴らしいメロデイーが存在している。素晴らしい曲との出合を楽しみに暮らしていけることを幸いと喜んで生きたい。喜びながら逝きたい、なんちゃって(*^_^*)。ではでは、ごきげんよう。