前回のYouTubeの旅のブログの最後にジェリー藤尾さんの「遠くに行きたい」がすばらしく心を打つ、といったようなことを述べました。
そこから彷徨(徘徊?)が始まって、なんと渥美清がこの歌を歌っていることに行き着き、それを聴いているといいようのない感動に包まれました。通り一遍の表現しか出来なくて我ながら不満なのですが、他に良い表現が思いつかなくて……。そうこうしていると何と寅さんの妹役である倍賞千恵子さんも歌っておられることを知って聴いてみると、さすがに兄と妹、絶品の「遠くに行きたい」でした。何であんなに心を打つのでしょうか。なぜあのように心を打つ歌い方が出来るのでしょうか。
聴いてみるとわが国にも優れた歌い手さんが多くいらっしゃるのですねえ。私が知らないだけで。
そんなことから、「死んだ兵士の残したものは」に戻りました。私が前回に杉田二郎だと述べていたのは全くの誤解で、高石友也さんでした。お許し下さい。高石さんのアップテンポでわざとに感情を殺したような歌い方がかえって心を打ちました。 この歌といえば森山良子さんなのでしょうが、それはそれで素晴らしいのですが、私には本田路津子さんの歌が最も心に刺さります。
約50年前のあのベトナム戦争、そうしてわが国で湧き上がった「反戦」のうねり。私のようなボケたノンポリでさえ「戦争」と「平和」について考えた時代でした。今の安倍総理の政治が通用するようなボケた時代とは異なり、若者達がるつぼのような迫りゆくダイナミックな格闘を自らに、そうして社会に挑みゆく時代でした。
中島みゆきさんの「世情」の歌詞の中に「シュプレヒコール」なることばが登場してきますけれど、そのことばが「日常的」であった時代でした。その時代とその時代に生きた自己を思います。どのような生き方をしていたにせよ、その時代を共に生きていたことを考えます。これらの歌が私を導いてくれるようです。
前回のブログのハリウッド映画とその挿入歌も、今回の武満徹氏、谷川俊太郎氏の名曲も私の精神を若返らせてくれました。
そのようなことで、またまた自己沈潜のブログですが、ご勘弁を。では、では…… ごきげんよう。