神戸新聞の<正平調>を読んでいたら、黒沢明監督の映画「夢」に『水車のある村』という短編があって、そのなかで笠智衆さんに語らせている言葉が紹介されていた。
その言葉が、「生きていくのはつらいというが、あれは人間の気取りでね。生きているのはいいもんだ、とても面白い」と。それと関連して、先月末に末期癌を患ってホスピスに入っておられて67歳で亡くなった兵庫県映画センター元代表の岡本健一郎さんの最後の言葉も紹介されていた。それは、「生きていることは素晴らしい。全てに勝る」と、生を謳歌し、にぎやかに逝去されたとのことであった。
ただ一回限りでリセットできないかけがえのない人生、生命ですから、全ての人々にとって、辛いときもあろうが結局は「生きていることは<よい>もので、<素晴らしい>もの」であることを願うし、そのように信じて生きていきたいものだと思う。
そういうと、10月30日の同じく神戸新聞に、「眼下に広がる雲の海」… 「竹田城でシーズン到来」の記事と『天空の城』の周りに広がる雲海の素晴らしい写真が掲載されていた。自然もまた災害など時には残酷だが、またえも言えぬほどに美しく私たち生き年生きるものを包んでもくれる。この世に生を受け、今を生きさせてもらっていることに心から感謝しよう。まあ一度、天空の城とも呼ばれる但馬・竹田城の雲海をご覧下さい。
今回は、感謝の心で……… ごきげんよう。