わが愛車「ヒラリーちゃん」は小型のクローラ運搬車である。最大積載重量が400kgのゴムのキャタピラの運搬車である。1m未満の作業道であるなら斜度30度までなら運搬してくれる。作業道がなくとも森林内を1m未満の幅で通れるところならどこでも行ってくれる。私が原木を切り出す作業道は最も狭いところなら約80cmで、きりきりセーフで何とか通れる。操作を誤ればヒラリーちゃんは荷を積んだまま谷底へ転落である。そんな危険なところも運搬してくれる。然も森林の中の狭い作業道ですから岩や石がゴロゴロあって、そこに思い荷重のヒラリーちゃんを通すわけですから、ゴムのクローラが切れはしないか外れはしないかと心配ですが、それも何とか無事に克服してくれています。今年は約600本の原木を作業場まで持って帰りました。昨日で原木の持ち帰り作業は一段落です。「ヒラリーちゃん、お疲れ様でした」。感謝です。今度は植菌した原木を5月にホダ場まで運ぶ作業でまた活躍してもらいます。
クローラ運搬車は操縦していると、車と言うよりも「舟」といった感じです。悪路をタイヤ車で運搬していると言うよりも波に揺られて舟でものを運んでいる感じです。今年は約600本の原木持ち帰りでしたから、極太の原木なら1回約10~12本、太いものなら約15~20本、中なら25~30本、細なら約40本というところですから、平均25~30本として往復25回~30回、1往復に約1.5~2時間ですから、1日4~5往復ですので、約7日間かかりました。70歳にして重い原木を抱えて運搬車に乗せたり下ろしたりで、身体じゅう筋肉痛です。来週からは、今度は原木に植菌です。原木1本に平均約30個の形成菌を植えますから、約600本に植菌するとなれば約2万個弱の形成菌をドリルで穴を開けて植えます。私の場合は零細経営なので作業は一人で行いますから、植菌もなかなか大変です。3月下旬~4月上旬までが勝負所。
ガンバンベ~。ヒラリーちゃん、5月までの約1ヶ月は骨休めしていて下さい。
そうは言うものの、私は3月末から椎茸の植菌だけにかかり切るわけにもいかないのです。3月末にはジャガイモの植え付けをしなければなりませんし、それだけではなくて春巻き野菜や草花の種まき、ポット苗づくり、畑の有機堆肥の元肥まきと耕耘など農作業も待ちかねています。あ~ぁ、忙しいのなんのって。年をとる間がありませんワ。でも、身体が何とか農作業ができる程度に動いてくれるのはありがたいことで、何やかやとボヤキながら幸せなのでしょう。感謝です。ついでみたいですがもう一つ、感謝すべきは妻の存在です。妻がいてくれずに独居なら、ここまで椎茸や野菜栽培やらと取り組む気にはなりません。「いいのが栽培できましたね」とか「お疲れ様です」とか「おいしいそう」とか、、会話できたり評価してくれたりすることが、働きがい、やりがいに繋がっていると実感します。子どもも育ち妻と二人暮らしをしながら、正直言って「<熟年離婚>する方の気持ちが解りません。年をとるにつれてお互いをより必要とし、尊重するようにもなりました。「かけがえのなさ」の実感です。のろけや色気を離れたところでの関係性の強化でしょうか。
ということで、ヒラリーちゃんの健闘と、妻の存在への感謝と、まだ肉体労働できる私の身体に感謝しながら。 ごきげんよう。