半年を振り返るって一番に出て来るのは、共に闘ってくれている社員への感謝でしかない | 雲ひとつない青空へ 

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しがらみや矛盾のない世界にするためには、きっとしがらみの中で闘う人が必要で。で、あるならば、世界の抱えた最後のしがらみに、私たちはなりたいのです。

こんにちは。
フットサルで両親指の爪が青いです、神原です。

炎天下、意識を朦朧とさせながら。






「7月になってしまった」




焦りが一番大きいです。

作る作ると言っていた資料は、結局まだ完成せず。

始める始めると言っていた事業は、結局まだ中途半端な案内状態。

後手後手のごったごた。

そんな2か月を送っていた感覚で。

素直にそのまま話をすれば、変革に伴う痛みに、少し身を投じていたような、そしてそれを忌み嫌うわけでもなく、心は意外と穏やかで、優しさで溢れるような、その中でハッキリと未来を見据える強い意志はますますゆるぎないものになり、ただ、そこに一縷の寂しさは伴って。

そんな感じでした。笑





想ったようにいくことと、想ったようにいかないこと。

嬉しくて、楽しいことと、悲しくて、辛いこと。

自分だけじゃない、経営者だけじゃない、どんな誰だってその繰り返しと積み重ね。

元々、さしていろいろなことに心を犯される人間ではないのですが、なんだかまた一段と、そこは強くなれたような、そんな気もしています。

少しずつ、人として成長させてもらっているのは、それこそ周りの人たちのおかげだけど、改めて、この道を選んでくれた自分に感謝できていることが嬉しいです。

一時は、自分の選択を恨む時が来ても仕方ないな、と想っていたのですが、結局そんなこともなく、同じ想いを貫けているのが、嬉しく、それは想います。

でも、ちょっと、ちょっとだけ、いろんなものの重みで少しだけ気持ちと体を休ませる時間は多めにとるようにしていました、ここ最近は。

しかし、7月からは再びフルスロットルで動きます。






まあ、そんなこんななんですが、半年振り返ってみると、いや振り返っている場合なのか、という感じもしますが笑、そんな心の声を無視して振り返ってみると、この半年は本当にメンバーに感謝することばかりだったな、と感じています、特に社員。

僕のわけのわからない決断とそのスピード、身の丈を少し超えるだろう高い要求、逆の立場だったら振り落とされないようについていくので必死になるだろうな、と想います。

そんな中で、文句少なく(全くないわけじゃないが。笑)ついてきもらっていることは本当に誇りに想うと共に、感謝の念が絶えません。

もちろん粗はまだまだたくさんありますが、この半年で組織の1人1人は本当に成長してきたと想います。

そして強くなったな、と感じています。

強くなった、というのは、自分にとって嫌な事実にもへこたれないとか、不出来に凹まないとか、そういうことではなくて、当事者意識の強い組織になってきたな、という表現が適切だと想います。





最近イチロー選手の話でも出てきましたが、昔僕も落合監督の本か何かで読んだ優先順位「心技体」ではなく「体技心」だという理論に深く共感しています。

いや、理想は、やっぱり、「心技体」だと想うのです。

心からすべては始まるとは想うのです。

うちの会社だったら、やっぱり理念なしに会社を存続させる理由はどこにもありません。

でも、どんな優れた考え方を持っていても、どんなに尊い思想を説いたとしても、野球だったらヒットが打てなければ意味がない。

イチロー選手だけでなく、やっぱりプロフェッショナルの野球選手はそのために体を磨き上げる努力をし、そして、技を磨き、それがあるから結果が出る。

ただし、それが継続するかは心に大きく関わって来るのではないかな、と想います。

最終的にはゴールもスタートも心なしには語れない、と想います。





若い時、もちろん僕自身も全然未だそうですが、本当に野球で言う「技体」がない。

そして、そのくせ、努力をしない。

自分の不出来を会社のせいにする、商品のせいにする、教育制度のせいにする。

でも、それで当然だと想うのです。笑

だって、それは「ビジネス版プロ野球選手(もしくはその卵)」を採用できていないことに原因があるはずです。

僕は会社に教育制度がないことは特に悪いことだとは想いませんが(なぜならそもそも会社にはそれぞれフェーズがあって、いずれ必要だという時点であればいいと想うから。もちろんその時点でなかったらそれはよくないと想いますが、それも経営者の判断だと。そして社員になるならそれにアグリーして入るべきだからそれでいいと想う)、そんなことより、そういうマインドが優秀な人間が採用できない会社のレベル感をどうにかすべきだと想うし、そういう人材が一握りしか育たないこの日本の暗記型教育の非生産性を嘆くべきだと想います。

自分の頭で考えて動ける人に会うことが少々難しいお国で育ってきた僕らなのだから、それを前提にしていろいろなことを考えるべきで、今その大きな仕組みをどうこうデキるわけではないのであればますますそのゲームの前提になっているルールに従うべきだと想います。

とはいえ僕自身そこがすごく葛藤でして。

自分がまだまだここでいう「ビジネス版プロ野球選手」のような人間になれていないのに、そんな人間がゴロゴロ採用できるかと言われると、なかなか難しく。

なので、うちの会社にいる人間はいつもいいやつ、でもなかなかプロフェッショナルとはかけ離れている、そんな認識でした、3年半ずっと。

そして、そういう人間たちが育つスピードや伸びしろにどこかで限界も感じていました。





・・・なんて言ってしまうと大した年数もやっていないお前に何が分かる、と、先輩たちに言われてしまいそうですが(笑)、本当にその通りで。

この半年は、「人は育つ」という事実、いや真実を目の当たりにする半年でした。

メンバーには皆に感謝しているのですが、今回特筆したいのは東京本社配属の社員である高津、神崎、福田の3人(福田は日南オフィスに出向中ですが)。

少し彼らのことをナメた発言、いや、それも事実であると想うので語弊を恐れず書くと、僕がしていることというのはプロ野球、いや、おそらくまだ高校野球の地区大会予選くらいだと想いますが笑、そこに練習もほとんどしてこなければルールすらよくわかってないど素人をつれてきて、教えてくれるコーチもいないまま、「試合で勝つぞ!!」という旗印だけ掲げている状態。

そんな状態だったと想います、本当に。





なんと愚かな!!!!!





それでうまくいかないことに頭悩ませたとしても、結局それって自分のせいじゃないか、と、今はもっと心の底から想っているわけでありますが。笑

そんな中で壮大な未来だけ見せられて、やろうやろうと言われても、なす術がないですよね。

悪いことをしたと想っています。







・・・相手がうちの会社の社員じゃなかったら。

ところが彼らはうちの社員なので、やろうやろうを言わないわけにもいかない。

彼らのレベルに合わせて甲子園やその先を諦めるわけにもいかない。

おこがましいかもしれないけれど、目指しているものがあるんだ。

そのためにやるんだ。





だから手を緩めることもなく、自分のスピードと、自分の求めるクオリティを貫いてきました。

いろいろな頭おかしいのかと想われるような決断や、一見頭ごなしな怒号も飛ばしたと想います。






そして、最近想うようになりました。

「人は育つ」って。

人は、育ちました。

ただ、「育てられる」ようになるのはもう少し先のことなのだと想います。

僕は結局何もできていなくて、彼らが「目の前の壁」や「目の前のお客さん」や「自分の不出来」やらと、最終的に向き合って他責にならずに努力を貫いたから。

「できません」じゃなくて、やったから。

だから、そうなったのだろうな、と想います。

自分の意志を貫いて、もちろん何も想わずに、何もくじけずにやれたわけじゃないことも知っているつもりだけど、それでもやる人はやるんだ、って教えてもらっています。

そして、その結果として、リトルクラウドをもっと強くしてくれています。





だから、「ありがとう」、って想っています。







気苦労なんて絶えなくて、全てを投げ出したいとは想わずとも、今日はどこか遠くへ行きたいなぁ、なんて日がないわけじゃない。

でも、彼らを始め、メンバーの皆に誰より僕は支えられているのだと、おこがましい話ばかりをしながら、結局いつも、想っています。

結局いつも、助けられています。







最近ハマっている赤い公園というバンドの歌詞でこんなフレーズがありました。




「 大好きと言えなくても

  伝わるような気がしていた

  励ます言葉に付け足す

  「誰かが言ってた」と

  「素直になりなよ」と

  誰かが言ってたなぁ」





「ありがとう」も「大好き」も、なかなか照れくさいけれど。

むしろ叱責しなければならぬタイミングさえあるからバランスが難しいけれど。

やっぱり僕が一番に伝えていかなければならないのだろうなぁ、と想います。





それから、優しさも、厳しさも、全部ひっくるめて自分の想う理想の愛を、メンバーに貫いていけたらなぁと想います。

そして、その上でちゃんと仕組みのデキた、どんな奴でも、バカでも、アホでも、マヌケでも、輝けるような会社にしていきたいなぁと想います。





その方がきっと楽しいから。

日南のみんなもとっても頑張ってくれているので、そのこともまた別途書きたいと想います。

きっともっと楽しくなりますね。笑




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神 原 太 郎(Taro Kambara)

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