絶え間ない傷と優しさの秘訣 | 雲ひとつない青空へ 

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しがらみや矛盾のない世界にするためには、きっとしがらみの中で闘う人が必要で。で、あるならば、世界の抱えた最後のしがらみに、私たちはなりたいのです。

こんにちは。
仙台行きの新幹線に電源がなくて困惑しております、神原です。

仙台→山形→栃木→東京の出張ルート、上杉鷹山の治めた米沢に寄るのが楽しみ。




「感傷に浸るより、観照のその先へ、と、今は、想う、やっと」






先日、お世話になっていた先輩経営者がお亡くなりになりました。

享年34歳。





お世話になった、と言っても、お会いした回数は5,6回くらい、多分そのくらい。

共通の知人の社長さんの誕生日会でお会いし、「この社長めっちゃ儲かっているから営業市にいった方がいいよ!!笑」と他の社長さんからご紹介いただき。

後日、オフィスにお伺いさせていただき、いろいろ教えていただきながら社員さんたちをご紹介いただいたり(結局取引にはつながってはいないのですが。笑)。

いつも快くお時間をとってくださっておりました。





そんな何度かお会いする中から、「一度ご飯ご一緒させてください!」とお願いすると、「いいよ、じゃあどうせなら飲み会やろうか」と何人かずつ経営者さんをお声かけさせていただき、会をご一緒させていただきました。

その時にお繋ぎ頂いた方が、今この人の力なくしてリトルクラウドはない、と言えるような顧問の先生で。

僕にないものをリトルクラウドに補填していただいている、感謝の絶えぬ方。

多分、未熟な僕の力では堕ちていきそうだった会社組織を変革、そして再浮上できているのは、その人のおかげが大きいのですが、そのご縁をいただいたのがつまり冒頭の亡くなられた先輩経営者の方で。

返しきれぬ御恩。





もちろんその方にとっては当たり前のことを当たり前にしていただいただけで、僕がそういうことになったということをご報告差し上げた際も「よかったね、本当に心強い人だから、一緒に頑張っていこうね^^」というようなもので。

そして、身の回りの方々も、その先輩経営者からそういった御恩を受けたまま、返せぬままだ、という方がたくさんいることも今回のことの中で知りました。





聴いた時は正直動揺が隠せず、正直お通夜に参列するまでは、いや、してもよくわからず。

ただ、昨日、まさにそのご縁をいただいた顧問の先生とお話した際に、涙が溢れて。





生前、お伺いした際にいただいた言葉で、思い出す言葉があって。

「神原君は、なんか今どきの子に珍しく侍のニオイがするね」

神原「侍ですか?笑 僕、あんまり物腰とかそういう感じでもないですけどね・・・」

「いや、そういうことじゃないよ(笑) 会社とか、事業に対しての姿勢が、なんだかS社長を彷彿するような。自己資本で、自分たちで切り拓いていく奴も、そしてその上に確固たる信念がある奴も珍しいじゃない、最近はさ。いいと想うよ笑、神原太郎」

神原「ありがとうございます。笑 神原太郎、頑張ります」

なんてやりとりがあって。





今の神原太郎が侍のように在れているかは正直まだ疑問符、ここ2週間特に疑問符。

拠点間のコミュニケーションや、クライアントさんへのフォローとか、そういった自分で事業を、組織を改善できるポイントはともかく、最も信頼する人間の1人が病に伏すなんていう出来事はとてつもなくショックであったり、どうしようもできないものですし。

大抵のことは手を打てばいいだけだけど、手を打てない問題は、どうしたらいい?

なかなか平気なふりしていても、結局一人の時は食欲があまり湧かず、人といると暴食(主にラーメン。笑)する、という始末。

いかんいかん、はいはい自分を立て直そう、と想っていたところでの訃報。

俺、言われてたような侍な生き方できているかなぁ、いやできてねえよなぁ、なんて。

悲しさに悔しさとふがいなさがブレンドされた感じ。





今日はやっと落ち着いて、朝からいろいろ考えていました。

結論、神原太郎という人は「自分が、自分の信念の下貫き通している」と確信できている時に、真価を発揮する人間であって。

それがきっと侍の生き様で、今疑問符があるくらいにしかやりきれていないのだろう、と。

いろんなことは起こるけど、自分が誰より自分の生き様に胸張って生きられている世界をちゃんと創ろう、と。

余念や邪念があるのだろう、今は、それを断てばいいのだ、と。

侍で生きよう、って想いました。





今年に入って、本当に去年の自分の無知や甘さを思い知る場面が多く、また大切に想うメンバーと自分のコミュニケーションの在り方なども理想形に向かうための改善を繰り返していて。

足りぬものばかりだけど、今が確かに目指す未来に向かっていて、今をこの上なく楽しめるこんな素敵な居場所と、仲間と、ありがたい状況に、感謝すら絶え間ない。

だから、もっとよくしたいです。

だから、もっと事業も、組織も、最高にしたい。

最初から最高を目指そうとしてコケた過去と違って、今は積み上げていく考え方がデキていて、そして、積み上げていこうとする自分がいる、それを共有できるメンバーもいる。

もっとよくしたい。

もっとよくします。

結局辛いことがどれだけ降り注いできても、受け入れがたい現実があったとしても、信念に立ち返ること、それがきっと愛の保ち方で、優しさの秘訣。





「侍」

その言葉に、あの人に顔向けできる生き方をすること、再度胸に誓って。





「これからは感性の時代だ」

とか、

「人の本質は「愛」だ」

とか、

「ビジネスは愛の具現化だ」

とか、

言いたいこと、証明したいこともずっと青臭いまま変わってません。笑





それとにかくやらないとかっこわるい。

もっと近くにいた先輩たちと比べたら、悲しさも悔しさも大したものではないかもしれないけど。

ちゃんと、顔向けできるように、しっかり生きます、侍頑張ります、って伝えたい。

ご冥福をお祈りいたします。






今日は今年のリスタート。






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『頑張っている人たちが報われる社会を創る』

株式会社リトルクラウド(Little Cloud Inc.)
神 原 太 郎(Taro Kambara)

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