ホルンの出番です350 シュティーグラー「聖フ―ベルトのミサ」 | 翡翠の千夜千曲

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Japan Horn Quartet シュティーグラー/フーベルトミサより

2010年11月4日JHQ特別演奏会よりアンコール 

シュティーグラー/フーベルトミサより 

山岸 博(読売日本交響楽団) 

久永重明(読売日本交響楽団) 

西條貴人(東京都交響楽団) 

上間善之(東京交響楽団) 

勝俣 泰(NHK交響楽団)

 

 

 

 

 二日間過ごしたホテルの枕がうまく体に合わなかったせいか、帰宅して昨晩は大変によく眠れました。「狭いながらも楽しい我が家」とは歌の文句の通りです。いずれにしても久々に500kmほどを往復運転(おお千キロだ)しましたがやはり疲れます。それと同時に、速度への順応もあるようで気がつくとスピードオーバーになり、後半は自制気味に運転しました。

 さて今日の人物、「カール・シュティーグラー」をウイキペディアなどで検索すると、美人画で有名な「ヨーゼフ・カール・シュティーラー」なる人物が出てきますが、良く知らない名前なのに、「あれこの人かあ」と声が出ます。絵を見ると、良く知るところのベートーヴェン、ゲーテ、ワーグナーの絵は彼の手になるものです。こうして私たちは、無名の人物を実はよく知っていたりします。先日友人と訪れた秩父神社の彫り物も、「良く見れば東照宮の木彫像によく似ているなあ」と思いつつ掲げられている立札の「左甚五郎作」の文字を見て初めて分かることです。ちなみに左甚五郎作とされる作品は30ほどの建物に見ることができますが、中には言い伝えだけで確信の持てないものもあるそうです。つまり、有名であるか無名であるかなどと言うものは紙一重なんであります。

 今日聴くのはウィーン・フィルのホルン奏者でもあったカール・シュティーグラー( Karl Stiegler 1876-1932)による「5つのホルンのための聖フーベルト・ミサ」ですが、ホルンアンサンブルのファンなら一度は耳にしたことがあると思います。音色とハーモニーが大きな魅力の作品で、その豊かな響きを存分に堪能することができます。

 今日は、勤労感謝の日ということですが、元気で働きたい人は幾つになっても働いた方が良いです。先日、都内某所のマックのお店で、85歳くらいの女性がスタッフとして働いておられるのを見ましたが、語学が堪能で外国から見えた客に接待している様子は実に元気で明るく爽やかなものでした。指揮者のヘルベルト・ブロムシュテット氏は96歳で現役です。素晴らしく若々しい演奏を聞かせてくれるのですが、彼が棒を振ると言うことだけで若い演奏家は張り切るのだと思います。若者は、元気な年寄りから元気をもらい。元気な年寄りは若者から戴いた元気を餌にするのかもしれません。

 今日は、貴方も私ものんびり過ごしましょう。

 

※ お知らせ

○ 遠藤紗和さんのCD発売

ネットでも各社予約受付中です(ネット発売日は11月1日です)

 

○ 松枝晶子展【Special thanks】

 

 

シュティーガー/ワーグナー/R. シュトラウス:ホルン作品集(ライプツィヒ大学ホルン・マスタークラス/ハウシルト

Horn Music - STIEGLER, K. / WAGNER, R. / STRAUSS, R. (Hubertusmesse auf Schloss Hubertusburg) (Horn Masterclass of University Leipzig, Hauschild)