ホルンの出番です347 シャイト「古い年は過ぎ去った」 | 翡翠の千夜千曲

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音楽を学びたい若者で困難や悩みを抱えている人、情報を求めている人のための資料集

SCHEIDT, Samuel – Das alte Jahr vergangen ist

Český Hornový Sbor / Czech Horn Chorus 

Radek Baborák 

Jan Doležal 

Jakub Hořejší 

Mikuláš Koska 

Jan Vobořil 

Daniela Roubíčková 

Kateřina Javůrková 

Hana Sapáková 

Kryštof Koska 

 

Kamera, režie, postprodukce: 

Jiří Vodička - Wassermann 

 

Media 

Zvuk: Václav 

 

Šafka Nahrávka byla pořízena 8. 5. 2021 v kostele sv. Anežky na Spořilově

 

 

 

 

   Das alte Jahr vergangen istとは直訳すると「旧年が過ぎた」ですから、新年を迎えるという意味になるのでしょうか。Cdジャケットの訳を見ると、「古い年は過ぎ去った」とほぼそのままです。

 サミュエル・シャイト(Samuel Scheidt、1587年11月3日 - 1654年3月24日)は、バロック時代初期に活躍したドイツの作曲家でオルガニスト、そして音楽教師です。
 シャイトはハレで生まれ、そこで幼少期を過ごした後、アムステルダムに留学し、オランダの著名な作曲家であるスウィーリンクに師事し、その作品はシャイトのスタイルに明確な影響を与えました。ハレに戻ると、シャイトは宮廷オルガニストとなり、後にブランデンブルク辺境伯のカペルマイスターとなります。

 ハインリッヒ・シュッツのような多くのドイツ人音楽家とは違い、彼は30年戦争の間もドイツに留まり、治安が回復してカペルマイスターとしてのポストに戻るまで、教師をしたり、小さな仕事を次々と引き受けたりして生き延びました。サミュエル・シャイトがヴァレンシュタインのせいで職を失うと、1628年にマーケット教会を含むハレの幾つかの教会の音楽監督に任命されました。
 シャイトは、オルガンのための最初作品は国際的に重要なドイツ人作曲家であり、主にプロテスタントの宗教改革の結果として起こった新しい北ドイツ様式の開花を象徴しています。南ドイツやヨーロッパの他のいくつかの国では、ローマの精神的および芸術的影響が強く残っていたため、ほとんどの音楽はイタリアのモデルから派生しています。ローマから切り離された新興プロテスタントの地域の音楽家は、近隣の音楽家とは大きく異なるスタイルを容易に発展させることができました。
 シャイトの音楽は2つの主要なカテゴリーに分類されます。器楽は、主にオルガンのための大量の鍵盤音楽を含み、神聖な声楽は、アカペラもあれば、通奏低音やその他の楽器の伴奏を使用するものもあります。シャイトは数多くのコラール前奏曲の中で、コラールの各フレーズが異なるリズムの動機を使用し、各変奏曲が前の変奏曲よりも精巧になり、作曲のクライマックスに達するまで「パターン化された変奏曲」の手法をしばしば使用しました。コラールの前奏曲に加えて、彼は数多くのフーガ、舞曲組曲や幻想曲を書きました。

 

※ お知らせ

○ 遠藤紗和さんのCD発売

ネットでも各社予約受付中です(ネット発売日は11月1日です)

 

○ 松枝晶子展【Special thanks】

 

 昨日は、秩父の友人とミューズパークひたすら歩き、足が張ってきて腹が空腹を訴える頃、「入船」という秩父神社近くの蕎麦屋さんに胡桃蕎麦を食べに行きました。行列ができていて8組待ち、約一時間後にようやくありつけました。大盛の蕎麦とカリカリの舞茸の天ぷら美味しく戴きました。

 

            散り始めているイチョウ並木

 

 

            入船の舞茸天ぷらと胡桃蕎麦

 

 何だか締まりのない画面構成になりました。

 

Cantiones sacrae, SSWV 1-38 (Scheidt, Samuel) IMSLP

 

4 Periods - Music for Horns

ラデク・バボラーク 、 チェコ・ホルン・コーラス

『4つの時代 ホルン合奏のための音楽』
【曲目】
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1557-1612):カンツォン・ペル・ソナール第1旋法
ザムエル・シャイト(1587-1654):古い年は過ぎ去った
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:ソ・ソ・ラ・ソ・ファ・ミ(8声)
ロッシーニ(1792-1868):狩での出会い
レオポルト・ムニェフラ(1804-1870):四重奏曲ロ短調
フリードリヒ・ディオニソス・ヴェーバー(1766-1842):
 ラ・カッチャ第1番/ラ・カッチャ第2番/マルチア・コン・フオコ
 アダージョ・ソステヌート/ラ・カッチャ第3番
ドヴォルザーク(1841-1904):
 私にかまわないで Op.82 No.1/歌が私の心に入ってくる Op.63 No.1
 毒を盛る恋人
ブラームス(1833-1897):
 ああ、哀れなこの世よ Op.110 No.2/おお、快い五月 Op.93a No.3
 秋に Op.104 No.5
ドビュッシー(1862-1918):シャルル・ドルレアンの3つの歌
ロナルド・ロ・プレスティ(1933-1985):8つのホルンのための組曲
ジャン・フランセ(1912-1997):夜想曲/ディヴェルティメント
ケリー・ターナー(1960-):赤い城との別れ
【演奏】
チェコ・ホルン・コーラス
 ラデク・バボラーク、ペトラ・チェルマーコヴァー、ペトル・ドゥダ、
 ヤクプ・ホジェイシー、ヤン・ムシル、ルカーシュ・コレツ、
 ズデニェク・ヴァシナ、ヤン・ヴォボジル、パウル・ムニョス=トレド
ラデク・バボラーク(アーティスティック・リーダー)